出産祝いの金額相場は?
年代、関係によって異なる相場について解説
出産祝いを贈ることになり、「出産祝いを贈るときの金額相場はいくらだろう?」「どのようなプレゼントを贈れば良い?」と疑問を抱える方も多いのではないでしょうか。
この記事では出産祝いの金額相場に関して、相手別・年代別に解説します。おすすめのプレゼントも紹介していきますので、出産祝いを贈る際の参考にしてください。
出産祝いの金額相場~親の場合~
まずは、親(産まれてきた赤ちゃんの祖父母にあたる関係)から、子ども(赤ちゃんのパパ・ママ)に出産祝いを贈る場合の金額相場と、おすすめの出産祝いプレゼントについて紹介します。
出産祝いの金額相場
親(祖父母)から子ども(パパ・ママ)へ贈る出産祝いの金額相場は、30,000円~50,000円程度とされています。ただし、内孫か外孫か、同居か別居かなど状況に応じて金額が変動することもあります。
また、産まれた赤ちゃんが初孫の場合、うれしくて金額相場を超える高額な出産祝いを贈る人もいるようです。
おすすめの出産祝いプレゼント
親(祖父母)から子ども(パパ・ママ)へ贈る出産祝いは、高価で実用的なプレゼントが喜ばれます。
・お食い初め食器
赤ちゃんが生まれてから100日後におこなう「お食い初め」で使用します。お食い初め食器を選ぶ際は、男の子の赤ちゃんなら全面が朱塗り、女の子の赤ちゃんなら内側は朱塗り、外側は黒塗りのものを選びましょう。
・ベビーカー
赤ちゃんのパパ・ママの中には「産まれたばかりでしばらくは抱っこになるから、ベビーカーは後で購入しよう」という方も多くいるようです。まだ用意していないものを親(祖父母)からプレゼントされれば、子ども(パパ・ママ)も喜ぶでしょう。
ベビーカーも、チャイルドシートと同様に赤ちゃんの命を守るものなので、機能性や安全性はもちろんのこと、赤ちゃんの大きさに合ったサイズや持ち運びのことも考え重量を意識して選びましょう。
・ベビー布団
ベビー布団は赤ちゃんが快適に眠るための布団です。掛け布団・掛けカバー・枕・枕カバー・フィッティングシーツ・キルトパッド・防水シート・敷布団などが必要になります。
まだ骨や筋肉が出来上がっていない赤ちゃんを支えるものなので、敷布団はしっかりしたものを選んであげましょう。
出産祝いの金額相場~兄弟・姉妹の場合~
次に兄弟・姉妹にあたる人に対して出産祝いを贈る場合の金額相場と、おすすめの出産祝いプレゼントを紹介します。
出産祝いの金額相場
兄弟・姉妹に贈る出産祝いの金額相場は、5,000円~30,000円程度です。ただし、この場合には贈り主の立場や年齢によっても相場感が異なります。
贈り主が20代~30代の若い年代や独身の場合には5,000円~10,000円程度、既婚者なら10,000円~30,000円程度が相場となります。また、赤ちゃんのパパ・ママが弟や妹にあたる場合には、少し金額を上げて贈ることもあるようです。
おすすめの出産祝いプレゼント
兄弟・姉妹に贈る出産祝いのプレゼントは、「自分では買わないけど、もらったらうれしいもの」を意識して選ぶと喜ばれます。
・抱っこひも
抱っこひもは、赤ちゃんを長時間抱っこするママにとっては重宝するプレゼントです。抱っこひもは2種類あり「ベビーキャリア型」と「スリング型」に分かれます。機能性が異なるため、直接ママに聞いて持っていないほうの抱っこひもをプレゼントすると喜ばれるでしょう。
・ベッドメリー
ベッドメリーとは、ベビーベッドの上に付けて、赤ちゃんの頭上へぶら下げるおもちゃです。子育てをしていると、赤ちゃんがどうしても泣き止まないことも少なくはありません。赤ちゃんが泣き止まない場合でもベッドメリーがあれば、赤ちゃんをあやす際に役立ってくれるでしょう。
・バウンサー
バウンサーは、手動や自動でゆりかごのように揺らして赤ちゃんをあやすベビー用品です。軽量でコンパクトなタイプも多く登場しているため、屋外に持ち運び使用できるものもあります。
出産祝いの金額相場~親戚(孫・いとこ・姪・甥)の場合~
続いて、孫・いとこ・姪・甥などの親戚に出産祝いを贈る場合の金額相場とおすすめの出産祝いプレゼントをご説明します。
出産祝いの金額相場
まず、孫にあたる人に贈る出産祝いの金額相場は、30,000円~50,000円程度が相場です。ただし、パパ・ママの親から贈る出産祝いよりも、少し控えめの金額に設定しましょう。
また、いとこや姪・甥に贈る場合は10,000円~20,000円程度が相場となります。
おすすめの出産祝いプレゼント
親戚から贈る出産祝いのプレゼントも、やはり実用的なものが喜ばれます。
・おくるみ
おくるみは、赤ちゃんを包み込む布のことで抱っこや寝かしつけの際に重宝します。「スワドル」や「アフガン」とも呼ばれ、ガーゼ生地やオーガニックコットン生地など種類が豊富です。おくるみがあると、首の座っていない新生児を抱っこするのが楽になり、赤ちゃんもママのお腹の中にいるような心地よさで眠れるため大変喜ばれるプレゼントです。
・ベビー服
ベビー服は、出産祝いのプレゼントとして人気です。赤ちゃんはよく汗をかくため、何枚洋服があっても助かるでしょう。また、パパ・ママがあまり買わないような、ブランドものの洋服なども喜ばれます。
・フード付きバスタオル
赤ちゃんのお風呂上がりにあると便利なフード付きバスタオルは「ポンチョタイプ」「ベストタイプ」「ガウンタイプ」などがあります。体全体を包み込む作りになっているので、フード付きバスタオル1枚で全身を拭くことができて便利です。
出産祝いの金額相場~友人・知人の場合~
友人や知人に出産祝いを贈る場合の金額相場と、おすすめの出産祝いプレゼントを紹介します。
出産祝いの金額相場
友人・知人に贈る出産祝いの金額相場は3,000円~10,000円程度ですが、赤ちゃんのパパ・ママとの関係性によって金額相場が変わります。例えば、普段あまり付き合いのない友人や、近所に住んでいる知人などの場合には3,000円程度、幼なじみや親しくしている友人の場合には10,000円程度が相場となります。
また、複数の友人同士が連名で贈る場合には1人あたり2,000円~3,000円、全員で15,000~50,000円程度が相場です。
おすすめの出産祝いプレゼント
友人や知人に贈る出産祝いのプレゼントは、次のようなものがおすすめです。
・おむつケーキ
おむつケーキは、赤ちゃん用のおむつをメインにタオルやスタイなど、育児に必要なものがまとめられています。見た目がデコレーションケーキのように可愛らしいので、実用性がありながらも、インパクトのある飾りとしても活用できるプレゼントです。
・ベビースキンケア
ベビースキンケアは、デリケートな赤ちゃんのお肌を優しくケアしてくれます。喜ばれるスキンケアグッズは、赤ちゃんでも使える低刺激タイプのものや、時短になるようなオールインワンクリームなどです。また、蓋をその都度開けるタイプよりもポンプタイプが使いやすいでしょう。
・お食事エプロン
お食事エプロンは、赤ちゃんが離乳食を食べるようになる頃から活躍するプレゼントです。赤ちゃんの食べこぼしを受け止めてくれるため、洋服や床が汚れるのを防いでくれます。食事で毎日のように汚れるものなので、何枚もらってもうれしいプレゼントでしょう。
出産祝いの金額相場~職場(上司・部下・同僚)の場合~
最後に、職場関連の人へ出産祝いを贈る場合の金額相場とおすすめの出産祝いプレゼントを紹介します。
出産祝いの金額相場
贈る相手が上司や先輩など目上の人の場合、出産祝いの金額相場は5,000円~10,000円程度となります。反対に、部下や後輩など目下の人や同僚の場合には3,000円~5,000円が一般的です。
また、職場の人への出産祝いは連名で贈る場合も多く、この場合は1人あたり1,000円~5,000円となります。
おすすめの出産祝いプレゼント
職場の人への出産祝いのプレゼントは、次のようなものがおすすめです。
・スタイ
スタイとは、よだれかけのことです。新生児の頃はあまりよだれが垂れませんが、乳幼児期に入るとよだれが垂れてきます。値段も手頃で贈る相手に気を遣わせないところがプレゼントとして人気の理由だといえるでしょう。
・布絵本
布絵本は軽くて柔らかいのが特徴です。赤ちゃんが誤って布絵本を落としてしまっても怪我をしません。また汚れたら洗えるのもうれしいポイントです。
・タオル
新生児の頃は、ミルクをあげた後に吐いてしまうことも少なくありません。吐いてしまったミルクなどを拭くときに活躍するのがタオルです。赤ちゃんの顔を直接拭くため、肌に優しいガーゼ素材のものを選びましょう。
贈る側の年代によって金額に違いがある
贈る側の年齢や立場によって出産祝いの金額相場が異なることを簡単に説明してきましたが、ここでは具体的な例を挙げて説明します。
・20代の場合
20代の方の場合は、学生や新社会人など経済面に余裕がない人も多いため、相場を下回る金額を贈ってもかまいません。
・30代の場合
30代の方の場合は、責任ある立場にいることもあり、後輩や部下をお祝いする際には、やや高めの金額を贈るようにしましょう。
・40代の場合
40代の方の場合では、出産祝いを贈る相手が年下である場合も多くなるでしょう。そのため、人生の先輩として、やや高めの金額を贈るのが一般的です。
このように、自分の年齢や立場を考慮して出産祝いの金額を決めていきましょう。
金額別のおすすめ出産祝いプレゼント
ここからは、金額別の出産祝いプレゼントを紹介します。何を贈ろうか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
30,000円以上のプレゼントでは、ベビーチェアがおすすめです。ベビーチェアには高さが調節できるものや、ハーネスがついたものなどがあります。座った時の安定感やベビーチェアの素材、またインテリアとしても優れているかなどを確認しながら選びましょう。
20,000円~30,000円でプレゼントを贈りたいのなら、カタログギフトをご検討ください。カタログギフトは、贈った相手が数ある品物のなかから自分の好きなものや必要なものを選べるのが特徴です。特定のプレゼントを贈るよりも満足度が高いといえるでしょう。
10,000円~20,000円の予算なら、ベビーモニターをおすすめします。ベビーモニターはママと赤ちゃんが別の部屋にいる状態で、モニター越しに赤ちゃんの様子を確認できる機器です。赤ちゃんを寝かしつけた後などに活用して、ママはモニターを見ながら安心して自分の時間を楽しめます。
10,000円以下のプレゼントを探すなら、ブランケットがおすすめです。おくるみと同じような役割があるブランケットは、赤ちゃんが大きくなってもママの膝掛けとして使えるものを選ぶと喜ばれます。
コンテックスは生地にこだわったブランドで、厳選されたオーガニックコットンを贅沢に使用して作られています。男の子の赤ちゃんへ贈るプレゼントとして、フード付きバスタオルが人気ですが、ぬいぐるみや靴下なども優しい肌触りで人気を集めています。
出産祝いを贈るときに気を付けたいポイント
ここでは、出産祝いを贈る際に気を付けたいポイントを紹介します。
出産祝いを贈る時期
出産祝いを贈る時期は、生後1週間~1ヵ月以内が目安とされています。ママや赤ちゃんの体調も考慮して、退院してからすぐのタイミングは避けましょう。ママや赤ちゃんが落ち着いたタイミングで出産祝いを贈るのがおすすめです。
また、「近いうちに出産祝いを贈りたいのだけど、都合の良い日はある?」と直接様子を伺っても問題ありません。
現金を贈る場合
現金を包む際には「出産祝い用のご祝儀袋」と「新札」を用意して贈るのがマナーです。
ご祝儀袋を間違えてしまったり、折り目のついたお札を用意したりすると、相手に不快な思いをさせてしまうこともあるため注意しましょう。
プレゼントの相場を意識して出産祝いを贈ろう
出産祝いの金額相場は、基本的に贈る相手との関係性によって変動します。
親や祖父母、兄弟姉妹のように親しい間柄の場合には高額になり、普段あまり付き合いのない知人などの場合には少額になるのが一般的です。
ご自分と贈る相手との関係性を見極めて金額を決めてみてください。そして、相手別や金額別で紹介したプレゼントを参考に、喜ばれる出産祝いを贈りましょう。
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