入学祝いのお返しにおすすめのギフト11選

子供が小学校、中学校、高校などに入学したとき、両親や親族などから入学祝いをいただくことがあると思います。入学祝いと一口に言っても、子供の年齢やお付き合いの程度によって、いただく品物や金額には幅があります。
いただいたお祝いに対してお礼の気持ちをお返ししたいと思っても、入学祝いのお返しには何を贈れば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、入学祝いのお返しについての基礎知識や、お返しにおすすめの商品を紹介します。
入学祝いとは?お返しは必要?

そもそも、入学祝いとはいったいどういうものなのか詳しくご存知でしょうか?入学祝いは一般的には身内で行うお祝いで、入学予定のある親族の子供に贈るお祝いのことです。
会社の同僚や友人の子供などは、親しくお付き合いがない限りは贈らなくても失礼にはあたりません。ただし、親密なお付き合いをしていたり、以前に入学祝いをいただいたことがあったりする場合は、親族でなくても入学祝いを贈ることがあります。
入学内祝いとは?
入学祝いのお返しのことを「入学内祝い」とも呼びます。昔は入学祝いのお返しにお赤飯を炊き、「慶事のおすそ分け」として親族やご近所に配っていました。
しかし、現代では核家族化が進み、ご近所付き合いも希薄になりつつあるので、気軽におすそ分けをしなくなり、内祝いを贈る習慣はなくなってきています。
現在では「内祝い」という言葉は、お祝いをいただいたお返しという意味で使われています。昔のようなおすそ分けの代わりに、いただいた入学祝いのお返しに「入学内祝い」を贈り、関係を深めるのが新しい習慣になってきています。
入学祝いを貰ったらお返しは必要?
入学祝いは子供の成長を祝う意味で祖父母や親族から贈られるものであり、贈られる子供にはお返しを贈る経済力がないため、入学祝いのお返しは基本的には必要ないとされています。
しかし、お祝いや内祝いのマナーは住んでいる地域によって差が大きいので、入学祝いのお返しが必要な地域もあります。必ずしも不要であるとは言えないので、地方の風習に合わせて対応しましょう。
また、相手に同じ年頃の子供がいる場合、やりとりが複雑になってしまうので、入学祝いのやり取りのみにするケースもあり、お祝いをいただいたお礼の気持ちは電話やお礼状にとどめておくこともあるでしょう。
いずれにせよ、地域の風習や相手の環境によって入学内祝いを贈るべきかどうかは、よく検討する必要があります。
入学祝いのお返しを贈る際のマナー

入学祝いのお返しを贈るとき、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?ここからは、入学祝いのお返しを贈る際のマナーについて紹介していきます。
入学祝いのお返しを贈る場合の適切な時期は?
いただいたお祝いのお返しですから、すぐに贈らなければと考える方もいるかもしれませんが、入学祝いに関してはそうではありません。
入学内祝いは無事入学できたことを知らせる意味合いもあるため、入学式が済んでから1ヶ月以内に贈るのが基本とされています。
これはお正月の親戚の集まりなど、早い時期にいただいた場合でも同様です。ただし、郵送など直接手渡し以外でいただきその場でお礼が言えない場合は、すぐにお礼の電話をかけることが望ましいです。
その時は贈られた子供本人からも、必ずお礼の言葉を伝えるようにしましょう。お礼状を送るのも良いです。
熨斗について
入学内祝いはお祝い事なので、贈り物には熨斗(のし)が必要です。入学内祝いの熨斗の選び方のポイントを見ていきましょう。
贈り物に熨斗紙を掛ける場合、2通りの掛け方があります。商品に直接熨斗紙を掛けてから包装紙で包む「内熨斗」と、包装紙で包んでから熨斗紙を掛ける「外熨斗」です。
入学内祝いのような内祝いは、ひと目見ただけでお祝いの品とはわからず控えめな印象な「内熨斗」にする地域が多いです。直接手渡せず宅配で送る場合も、内熨斗だと熨斗が破損しにくいのでおすすめです。
水引は慶事に使われる「紅白」のものから、「蝶結び」の形を選びましょう。入学は何度あっても良いおめでたいお祝い事ですから、結び直しができて何度あっても良いという意味合いを持つ「蝶結び」がふさわしいです。
▼紅白 蝶結び

また、熨斗紙は水引で上下に分かれていますが、表書きの下の部分には入学祝いをいただいた子供の名前を書きます。小学校の入学祝いなら下の名前だけを書く方も多いですが、フルネームで書くとよりかしこまった印象になります。
お返しの金額相場はどのくらい?
お返しの品を選ぶとき、一番気になるのは相場ではないでしょうか?入学内祝いの品は、他のお返しの品の相場と同じくいただいた物の半分程度が目安となります。
いただいたものより高価な品を贈るのは、かえって失礼にあたるので注意しましょう。
プレゼントに手紙を添えてお礼の気持ちを伝えて

なかなか会いに行けない遠方の方からいただいたお祝いにお返しをする時は、お返しの品に手紙を添えてお礼の気持ちを伝えましょう。子供の写真やメッセージカードも、お礼の気持ちを直接伝えることができるので喜ばれます。
また、電話で近況報告をするのも、直接お礼を述べることができるのでおすすめです。
入学祝いのお返しの定番ギフト

ここからは、入学祝いのお返しに定番のギフトをご紹介していきます。
・お菓子
焼き菓子などのスイーツの詰め合わせは、消費しやすく贈られる側も気軽に受け取ることができます。子供から大人までご家族皆さんで楽しんでもらえることでしょう。
・紅茶
紅茶は賞味期限が長くすぐに使い切る心配がいらず、来客用のストックとしても重宝するため、世代を問わずに贈ることができます。フレーバー展開も幅広く、相手の好みに合わせて選びましょう。
・商品券やギフト券
商品券やギフト券は、贈られる側の用途が制限されず、かさばらないため喜ばれやすいです。ただし、相手の住んでいる地域で使用することができるか、事前に確認しておきましょう。
・カタログギフト
カタログギフトは、贈る相手が好きなものを選ぶことができるので人気のギフトです。今までは「そっけない」と考える人もいましたが、失敗をしないギフトとして定着してきています。
・グルメギフト
おうち時間が増えた昨今、自宅で楽しめるグルメギフトもおすすめです。調味料やお米など、消費期限が長く日常的に使うもので、普段は買わないブランド物やワンランク上のものを贈ると喜ばれることでしょう。
祖父母への入学祝いのお返しにおすすめのギフト

・和菓子
和菓子は年配の方に人気のある定番のギフトで、縁起を担いだ物が多く、落ち着いた雰囲気でご年配の方にぴったりです。
・調味料セット
調味料は毎日使う実用的なもの。複数の種類の詰め合わせはお得感や満足感があります。無添加のものなどは祖父母の体を気にかけているという気持ちも伝わり、喜んでもらえることでしょう。
・入浴剤
バスタイムを特別な時間にしてくれる入浴剤。香りや効能もさまざまで相手によって選ぶことができ、予算に合わせて組み合わせることもできるので内祝いにおすすめです。
親戚への入学祝いのお返しにおすすめのギフト

・コーヒー
コーヒーもギフトは入学祝いのお返しに定番です。消費期限が長めなので、相手の好きなタイミングで味わってもらえます。普段はなかなか買わないような、本格的な少し良いものを贈れば喜ばれるでしょう。
・タオルセット
高級なタオルは長く使うことができ、意外と自分では購入しないので喜ばれやすいです。また、タオルは消耗品で、たくさんあっても困らないためお返しの定番です。
入学祝いのお返しはお礼の気持ちが伝わるものを選びましょう

入学祝いのお返しは、入学のお祝いをいただいた方にお礼の気持ちを込めて贈ります。せっかくのお礼ですから、失礼がないようにマナーに注意し、お返しの選び方のポイントも押さえておきましょう。
お返しは、いただいたお祝いによって贈るべき金額が変わり、高価すぎても却って失礼になってしまいます。
お祝いをいただいた方に喜んでもらえる贈り物を選べると良いですね。
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