プチギフトとは?
プチギフトとは、お世話になった方に感謝の気持ちを込めて渡す小さなプレゼントのことです。日本では主に結婚式や披露宴で引き出物とは別に、新郎新婦が直接配るプレゼントのことを言いますが、外国ではクリスマスや誕生日など、さまざまなイベントで贈られている広い意味をもった言葉です。
プチギフトを渡すシーンは?
プチギフトはいったいどのような場面で渡すのでしょうか。前述したとおり、日本では結婚式や披露宴で渡す他、職場を退職する際や、ホームパーティーへ来てくれたお客さんへ渡したりと、きちんとした贈り物ではないけれど感謝やお礼の気持ちを伝えるために渡します。
どのようなプチギフトが喜ばれる?
プチギフトには何を選べば良いのでしょうか?ここからは、喜ばれるプチギフトについて例を挙げて紹介します。
・美味しいスイーツ
自分が実際に味わってみて美味しいと思ったキャンディや金平糖、クッキーなどは喜ばれやすいです。また、小さなスイーツは個包装にすることができて手軽に渡せることから、受け取る側も気負わずに受け取ることができます。
・お洒落な生活雑貨
お洒落に飾れるペン立てやフォトフレーム、小さなランプなど、お部屋に飾ることができるものも人気が高いです。箸置きや豆皿、スプーンなど、自分ではあまり買わない意外なデザインを贈ってもよいでしょう。
・実用的なグッズ
お洒落なボールペンや、かわいい付箋やメモ帳など、自宅でも職場でも使える文房具類もおすすめです。可愛らしいデザインのものも多く、役立つだけでなくデスク周りを華やかにしてくれます。
・コスメグッズ
ハンドクリームやリップクリーム、ボディクリームなど、コスメの消耗品も喜ばれます。コスメグッズはパッケージが華やかな物も多く、プチギフトにぴったりです。
いずれにせよ、手渡しできて持ち帰るのにかさばらない小さい物を選ぶようにしましょう。
喜ばれるラッピングの方法
渡すものをじっくり吟味して選んだら、ラッピングにもこだわりたいところです。ここからは、プチギフトにぴったりなラッピング方法やちょっとした小物の組み合わせ方を紹介します。
・シールを貼る
シンプルなラッピングにお洒落なシールを貼り付けるだけで完成する手軽な包装です。お洒落なイラストが描かれたシールは市販でもたくさんあり、百均や文房具店でも手に入るので、プチギフトをたくさん用意する場合に便利です。
・二つ折りのタグで挟みホチキスで留める
プチギフトを入れた袋の上部を、紙でできたタグを二つ折りにして挟んでホチキスで留めるラッピングです。タグのデザインや紙質を変えることで、さまざまなプレゼントの雰囲気に合わせることができます。
・造花やハトメをアクセントに使う
布や紙に開けた穴が破れないよう、補強に使うハトメ。ハトメには丸形以外にも星型やハート型などの可愛い形がたくさんあります。カラフルなハトメや小さな造花をアクセントに取り付けるだけで、お洒落で可愛いラッピングの完成です。
・ワイヤーリボンで留める
袋の口をワイヤーリボンで留めるのも、シンプルながらお洒落な印象を与えます。シンプルなだけにタグやカードを添えたり、アレンジの応用の幅が広いのも嬉しいですね。
・クラフト紙と麻紐を組み合わせる
クラフト紙と麻紐の組み合わせは、素朴でナチュラルな印象を与えます。紙や紐のカラーを変えればイメージも変わり、組み合わせはかなりのパターンが作れます。
プチギフトの金額相場はいくら?シーン別に紹介
プチギフトを渡すにあたって、気になるのは金額相場ですよね。ここからは、プチギフトの金額相場をシーン別に見ていきましょう。
・結婚式や披露宴で渡す場合
結婚式や披露宴で用意するプチギフトは、一人あたり500円未満の物が多いです。地域によっても差はありますが、400円以内で用意するカップルが8割以上を占めています。
結婚式のプチギフトはゲスト全員分を用意しなければならないので、一つの値段は抑えめにする方もいらっしゃいます。
・退職などで大勢に渡す場合
退職するときのご挨拶で渡すプチギフトの予算は、3,000円~5,000円が相場だと言われています。所属している職場の人数にもよりますが、一人あたりに換算すると500円前後が相場になります。
・退職などで個人的なお礼を渡す場合
特にお世話になった上司や先輩、仲が良かった同僚に個人的に渡す場合は、大勢に渡すものより少し高価な物を用意する傾向にあります。とはいえあくまでプチギフトですから、一人あたり800円~1,000円程度が相場です。
・自宅に招待された時に手土産を持っていく場合
自宅に招待された場合、「手ぶらで来てください」と言われても、何も持たずに行くのも気が引けます。そのような時は、手土産としてプチギフトを持っていくと良いです。
お呼ばれした時のプチギフトは、1,000円~1,500円程度の、お菓子の詰め合わせやお茶のセットなどがおすすめです。
プチギフトはいつ渡せばいい?
ラッピングにもこだわったプチギフト、いざ渡そうと思ってもタイミングがわからないことがあるかもしれません。そのような時のために、あらかじめいつお渡しするのかある程度の目安を知っておきましょう。
・結婚式の場合
結婚式でプチギフトを渡すのは、ゲストのお見送りをするときが一般的です。新郎新婦が一人一人にご挨拶をする際、一緒に渡しましょう。
他にもお色直しの入場時やキャンドルサービス、テーブルラウンドなど、ゲストと個々に接するときが適しています。
・退職の場合
退職をするときのプチギフトは、最終出勤日の午後から終業後にかけて渡すのが一般的です。お世話になったご挨拶と共に、一人一人に直接手渡ししましょう。
送別会を開いていただけるのなら、送別会でのご挨拶のときに渡すのも良いです。
・その他、お礼で渡す場合
自宅へ招かれたお礼や、ホームパーティーの参加者へ渡す場合は、お礼のご挨拶をする時に手渡しするのが一般的です。