コントゥアリングとは、シェーディングやハイライトによって光を繰り、骨格や輪郭を整えるメイクテクニック。 人気ヘアメイクアップアーティスト、森川誠さんに、シンプル&ベーシックなテクニックを教えてもらったPART1に続いて、 今回はさらにおしゃれでモードなコントゥアリングメイクを教えてもらいます。 「とはいえ、シェーディングやハイライトを強く濃くするわけではなく、仕上がりはあくまでやっていることが気づかれないくらい自然なことが大切。 ちょっとひと技効かせるだけで、顔立ちもメイクの完成度も格段にアップするので、ハードルが高いと思わずにやってみてくださいね」

3色を使ってシャープな顔立ちと美しい陰影をつくる

「シェーディングとハイライトを目元や鼻にもプラスして、より立体的で彫りの深い顔立ちを演出します」（森川さん） シェーディング（ブロンザー）とハイライター（イエロー系とチークにも使えるピンク）がセットされたパレットを使用。 「パウダーながらクリームのような質感で色のトーンも日本人の肌になじみやすく僕の推しです」と森川さん。

How to contour

＜使用したアイテムはこちら＞

ソレイユ コントゥーリング コンパクト／トム フォード ビューティ

●シェーディングの入れ方

Aのブロンザーで、基本のシェーディング。LOOK1よりしっかりめに色をのせて、よりシャープで立体的に仕上げます。

まぶたにも影をのせていきます。アイホールの丸みに矢印のようにブラシを動かしてなじませます。

眉下に眉毛の中まで入れ込むように影を仕込みます。

鼻筋の両脇にノーズシャドウを入れます。「上の3箇所は入れすぎに注意。色を感じさせない程度で十分に効果を発揮します」（森川さん）

●ハイライトの入れ方

Cのハイライトを、額、鼻、あごの３か所に。鼻は額から鼻先までつながるように入れます。ノーズシャドウとのコントラストで、鼻筋がシュッと通り、中高な印象に。

眉下のシェーディングにつながるように、Cで眉尻下にも光をプラス。

Bのピンクで目頭下からこめかみまでをハイライティング。きゅっと引き上がった切れ長な目元を演出。

Before（左）・After（右）はこんなに違います！

深みのある色に輝きを添えたポイントメイク、抜け感も重要

How to make up
●アイメイク

「立体感を仕込んだまぶたに、さらに深みのある色と華やかな輝きも添えて、おしゃれで表情豊かな目元に仕上げます」（森川さん）

＜使用したアイテムはこちら＞

①リュクス アイシャドウ（メルティングポイント）／ボビイ ブラウン
②コネクト イン カラー アイシャドウ パレット×6（03 ブロンズ インフルエンス）／M・A・C
③ブロー シェイパー（01 シェイピング トープ ）／クリニーク
④イドル ライナー ウォータープルーフ（グロッシーブラック）／ランコム

②のグレイッシュブラウンAを、二重幅よりやや広めに横方向にブラシを滑らせるようにのせ、赤みのブラウンBを目の際にやや切れ長になるよう入れます。

下まぶたには、Aを際の目尻側1/３に入れてから、①を目頭は外してBにつなげます。「この細くさりげない”キラリ”でモード感と可愛さも爆上がりです！」（森川さん）

極細ラインの描ける④でまつ毛の間を埋めるようにアイラインを入れます。

眉はブラウンのパウダーアイブロウ③で柔らかく自然に描いて。「決め過ぎ眉より、抜け感があるほうがおしゃれっぽく見えると思います」（森川さん）

●チーク&リップ

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⑤M・A・C ミネラライズ ブラッシュ（10 ウォームソウル）／M・A・C
⑥ラスターガラス リップスティック（34 オビアスリー）／M・A・C

チークは、オレンジベージュ⑤。耳の付け根から内側に向かってブラシを動かし、頬骨の上で折り返し、頬骨下にもふわっと色をのせます。

リップは、チークとマッチし深みのある赤みベージュ⑥。輪郭は取らず内側を濃いめに塗り、唇の上下を合わせてなじませます。

完成！ 「コントゥアリングが効いているとそれだけで完成度が高く垢抜けた仕上がりになるので、 メイクではラインを強調せず抜け感もつくって、こなれ感あるおしゃれ顔になりました」（森川さん）

使用したアイテムを紹介！

自然な奥行きと美しい色彩を肌に与えるラグジュアリーパクト

鮮やかに発色し目もとに温もりと光を宿す６色パレット

ゴージャスな輝きと発色のベストセラーアイシャドウ

0.1㎜の筆先が繊細なラインを実現するリキッドアイライナー

髪や瞳に合わせやすいカラーを揃えたパウダーアイブロウ

肌に溶け込むような血色とヘルシーな輝きを与えるチーク

シアーなツヤ発色が続くドレスアップリップの新色