FEATURE Eye blow Makeup

林由香里さんが提案!
すぐ真似したい3つの”今っぽ眉”

21/06/10 5min read

エフォートレスでも旬眉に仕上がる基本の描き方。ちょっとワザありのおしゃれ眉。今おさえておきたい眉メイクを、大人気ヘアメイクアップアーティストの林由香里さんが提案! 使い勝手のよいおすすめアイテムもご紹介します。

林由香里さんが考える”今を感じる眉“とは?

人顔、可愛い系、クール、若見え……眉は、顔印象の決め手になる重要パーツ。今どき感やおしゃれっぽさも眉メイクに仕込んで、なりたいイメージに近づけたいもの。
形や色、質感はもちろん、ヘアカラーやアイメイクとの似合わせなど、実は考えるべき要素が多い眉メイク。自眉の補正も、となるとなかなかに難しい部分でもあります。
「withマスクで目元にポイントを置いたメイクが主流だから、眉は当然とても重要ですが、作り込み過ぎ、主張しすぎの眉は今っぽくないと思います。アイメイクとバランスがとれて、目元になじむナチュラルさやヌケ感が大切」と林由香里さん。
少し前に流行ったナチュふわと呼ばれた太眉や直線眉とも違う「ふわっと柔らかさはあるけど、どこか凛とした強さも感じさせる眉が、時代にもマッチして素敵だと感じます」
メイクテクニックのみならず、センスや感性が多くの支持を得ている林さんに、シンプルなプロセスでおしゃれ眉が叶う3パターンの眉メイクを教えてもらいました。
モデルを務めてくれたのは、大塚まゆかさんです。

パウダーパレットでつくる
ナチュラルグラデ眉

“ナチュラルなブラウン眉には少し個性的なカーキ系アイカラーを合わせて”

まずは、アイブロウパウダーを使ったごく基本の描き方で、自然で洗練された仕上がりになる眉メイクから。
「パレットにセットされたカラーをミックスして、眉頭は薄めに眉尻に向かって濃くなるグラデーションに仕上げます。眉尻をペンシルでシャープに整えることで、ふんわり感とキリっと感がさりげなく両立します。「長さ、太さ、濃さもあえてほどほどに、特にどこかを際立たせないでいい」と林さん。「どんなアイメイクにも似合いますが、ナチュラルだからこそ少し凝ったアイメイクや遊びのある色のアイシャドウも引き立ちます」

HOW TO DO

1. パレットのAとBを混ぜ、付属のブラシで毛流れに沿って眉全体になじませてから、次にCとDを混ぜ、眉の中間から眉尻にかけて色を足すように眉尻を描く。眉の下側はラインをつくるイメージで、眉毛の足りない部分に色を足す。

2. ペンシルで眉尻のキワをスッと毛を描くようにシャープに描く。色抜けや眉が薄い部分があれば同様に描き足す。このワンテクでほどよいキリッと感が生まれます。

POINT

ナチュラルな王道眉なのでインパクトのあるカラーのアイメイクも映えます。今回はオレンジイエローのシャドウに色味が沈まないメタリック感のあるカーキをアイラインにポイント使い。

●この眉メイクに使用したアイテム

<パウダーアイブロウ>ベージュからブラウンまで5色のグラデーションで、自在に色の調整ができるパウダーパレット。アイラインやアイシャドウ、ハイライトにも使えて、このパレットひとつで目元メイクが完成。

<アイブロウペンシル>細いペン先で繊細な毛のラインを描けて、発色よくにじみにくいペンシル。クリームパウダークッションとのデュアルブロウ。

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なぎなた状の芯がユニークなロングセラーペンシル。ちょうどいい硬さでエッジを効かせたり眉1本1本を描いたり下眉を描き足したりも自在。

フラットな面で毛流れに沿って眉の隙間を埋めるのにぴったり。肌にしっかり密着して自然な仕上がりを長時間キープ。汗や湿気にも強いので夏の眉メイクに特におすすめ。

眉マスカラで立体感も演出
明るく優しげなピンクブラウン眉

“眉マスカラでつくるカラー眉は、目元とリップも優しげなモーヴ系でまとめて”

眉マスカラは、今ドキ眉のマストハブ。「様々なカラーやトーンが出ていますが、色を楽しめて違和感なく肌になじむ、ピンクブラウンやバーガンディー系はおすすめです。今回は若々しくフレッシュなイメージにしたいので、短めに仕上げます」と林さん。
人気のハイトーンカラーのヘアに合わせるのはもちろん、黒髪の人でも抜け感やアクセントが生まれてぐんとおしゃれっぽくなるそう。
「眉マスカラのみで仕上げるには自眉がちゃんとないと難しい。まずパウダーでベース作っておいて眉マスカラで色と質感をのせれば、初心者さんやまばら眉の人でも上手くいきます」

HOW TO DO

1.眉頭から眉山にかけて、パレットのAとBを混ぜた色を付属のブラシでなじませる。眉山から眉尻はCのカラーをのせる。次に何もついていないブラシで全体をなぞりパウダーをなじませる。

2.眉マスカラは、眉にまんべんなくつけるためにまずは毛流れに逆らって塗る。その後、毛流れに沿ってとかすようにつける。

POINT

パウダーは輪郭をとるのはなく毛先部分を避けて眉の内側になじませ、下地的に使うのが眉マスカラを生かすコツ。また眉毛の下側に沿ってAのハイライトカラーをのせると、立体感が出て眉のラインもきれいに見えます。

●この眉メイクに使用したアイテム

<アイブロウパレット>マットでナチュラルな2色のカラーとクリーミーなハイライターで自然な眉を演出。付属のブラシも形状違いの3種を備えた、コンパクト&高機能なアイブロウパレット。

<眉マスカラ>絶妙な角度のマイクロブラシが毛流れにフィットし根本から毛先までムラなくカラーリング。肌や髪色に合わせて選べるカラバリも豊富。Pバーガンディーはキラリと繊細なパール感でより印象的な眉を演出。

MORE●こんな眉アイテムもおすすめ!

マイクロファイバー配合、ウォータープルーフの眉マスカラ。ふんわりボリューミーな立体感と、洗練されたニュアンスカラーの眉を演出。

より自然に髪や肌になじむ色を望むならこちら! 高密度のツリー型ブラシで、根本から均一にカラーリング。汗や水、皮脂に強く美しい仕上がりをキープ。

1本1本ペンシルで描いて
毛流れが際立つモード感高め眉

“毛流れをたたせたくすみカラー眉には、目元やチークをイエロー系にして、モードっぽく”

眉頭の毛の立ち上がりや、毛流れがしっかり見える外人風眉は、気になるトレンドのひとつ。
「眉全体をぼかさず毛流れを強調してパワフルにも見える眉は、抜け感重視のヌーディーなアイメイクにばっちり合います。自眉や髪色に合わせたダークめのペンシルをチョイスして、眉毛を一本一本足すように描きましょう。 仕上げに透明の眉マスカラでツヤをプラスしてさらに眉が立ち上がったように仕上げるのがコツです」

HOW TO DO

1.スクリューブラシを使って眉全体をとかし、毛流れを丁寧に整える。このひと手間でボサボサ眉を回避、ペンシルで描き足すのが描きやすくなります。

2.ペンシルで眉の輪郭を描くのではなく、下から上に向かって自分の眉の流れに合わせて、1本1本描くイメージで。描き足すのは眉下と自分の眉が薄い部分。眉頭は縦方向に毛を立たせるように描く。

3.最後にクリアな眉マスカラを、下から上に向かって毛を立ち上がらせるように塗って仕上げる。

POINT

この眉には、カーキやグレージュなど暗めのくすみカラーのペンシルもおしゃれっぽくておすすめ。目頭は毛の隙間を埋めてしまわないよう自然な抜け感も残して。毛先まで自然に描けるように、芯が細く力を入れないでも発色のよいペンシルを選んで。

●この眉メイクに使用したアイテム

<アイブロウパレット>スクリューブラシと斜めにカットされた平型ブラシが両端について毛流れを整えたりパウダーをなじませるのに最適。ブラシの肌あたりが優しいのも◎。

<アイブロウペンシル>なめらかな描き心地で正確な眉ラインが描ける極細芯ペンシル。8色のカラーラインナップで自眉や髪になじむ色が見つかります。

<透明アイブロウマスカラ>眉を梳かすように塗るだけで毛流れを自然に美しく整えるクリアなジェル状眉マスカラ。どんな眉メイクでも仕上げにオールマイティ使え、素早く乾いて崩れにくい。

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絶妙な角度にカットされた薄めの芯で、毛流れに沿って描くだけで自然に仕上がりに。

100パーセントヴィーガン成分のクリアマスカラ。豆エキスとヒアルロン酸が眉毛にツヤとボリュームを与え、形や毛並みを整えて固定。今っぽ眉に要チェックの韓国コスメ!

おわりに

「今どきの眉は、アーチや眉山を作る、作らないとか、自眉を無理に補正するとかより、あまり作り過ぎずさりげなくナチュラルなほうがチャーミング。むしろ眉の色や質感、毛流れにこだわってみたりして、パウダー、マスカラ、ペンシルといったそれぞれの眉コスメでできるメイクを、もっと自由度高くいろいろ楽しんで欲しいですね」と林さんは言います。
少ないアイテムとシンプルなテクニックでも、めざす顔印象や、メイクやヘアカラーとのマッチングも叶えて、さりげないけどおしゃれっぽい。何より、眉メイクをもっと自由に楽しめそう。そんな林さんの眉メイク。今すぐトライしてみて」

林由香里さんプロフィール

トレンドを取り入れたメイクが好評で、その発想力や美容知識には定評がある。ファッション誌や広告をはじめ様々な分野で活躍中。
instagram@yukarihayashi

モデル/大塚まゆか
instagram@mayuka_otsuka

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