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「楽天ベストコスメ2021」から見る
ビューティートレンドと最新人気コスメ

21/11/16 5min read

「楽天ベストコスメ」は、楽天市場のコスメ・ビューティージャンルで販売される商品を、売り上げなどから総合的に評価しランキング形式で選出するアワードです。今年の年間ランキングが発表になりました。
日本最大級*ECサイトだからこそ、リアルにわかるビューティートレンドをひもとき、今年”売れた”話題のアイテムをご紹介します。

*自社調べ

2021年のビューティートレンドを象徴するキーワードと関連商品

テイホームによってノーメイク、ノーファンデが増えたことは昨年以来、メイク事情に大きな変化をもたらしました。マスクつきにくく顔色調整やカバー力もある多機能下地の人気、リップよりもアイメイク重視の傾向などは今も続いています。

さらに今年は、日常化したマスク着用で、摩擦などによる肌のゆらぎ、繰り返すトラブルも多く聞かれるようになり、スキンケアにも影響が現れています。
自分の素肌によりじっくり深く向き合う中で、以前ならベースメイクでカバーしていた肌悩みも、根本から見直して本来あるべき健やかな肌をめざすスキンケアにさらに注力するようになったのではないでしょうか。
そうした傾向から、2021年のビューティートレンドのキーワードを探りました。

KEYWORD 1. 毛穴ケア(スキンケア)

マスクの日常が素肌美への関心をさらに高めた!?

“スッピンでもキレイ“な肌に、毛穴は大敵! 1日中マスクをしていると、肌がムレて鼻まわりや頬の毛穴にたちまち角栓ができるという嘆きの声も。皮脂分泌が盛んな若い世代は、毛穴の黒ずみや詰まりをどうにかしたい。大人世代は、たるんだり開きがちな毛穴を改善したい。男女や年齢を問わず幅広く普遍的なニーズといえます。
毛穴ケアとは、毛穴の奥の余分な角質や皮脂をきちんと落とす、同時に充分に保湿して、キメの整ったなめらかな肌に整える、つまり最も基本のお手入れに他なりません。
総合1位に輝いたSK-Ⅱのフェイシャル トリートメント エッセンスは、透明感のあるクリアな肌へ導く化粧水。実際、レビューなどから毛穴悩みを意識して選ぶ人も多いことが伺えます。

フェイシャル トリートメント エンッセンス/SK-Ⅱ

★総合大賞1位 & スキンケア部門 化粧水・ローション1位

洗顔とクレンジングでは、高い洗浄力で毛穴の汚れや余分な角質もオフする、パウダーやオイルタイプの人気が高いことが顕著な特徴です。「さっぱり落とす」と、「洗い上がりはしっとりうるおう」を両立した優秀アイテムは、リピーターも多いのが特徴です。特にクレンジングオイルは2製品が総合大賞を受賞しました。
こうした傾向はトレンドであると同時に、日々の丁寧な”王道スキンケア”が大切にされている証といえます。

マイルドクレンジング オイル/FANCL

★総合大賞4位 & スキンケア部門 クレンジング1位

アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイル/shu uemura

★総合大賞10位 & スキンケア部門 クレンジング2位

ディープクリア洗顔パウダー/FANCL

★スキンケア部門 洗顔料1位

KEYWORD 2. アイカラーパレット(メイクアップ)

メイクが目もとに集中傾向、気分もアゲる多色パレットの人気

マスクの日常の中で、メイクはアイメイクの比重がとても高くなりました。2020年までの単色アイシャドウ人気に替わり、ひとつのパレットで、色、質感、シャドウ&ハイライトまでが完成するアイテムの人気がぐっと上がりました。
さらに韓国コスメから火がついた8色、10色など多色パレットが、国内外多くのブランドからも登場。キレイな色やキラキラのテクスチャーが詰まったパレットに見ているだけでも気分が上がる、SNS映えも上々で、シーンやその日の気分で、様々なニュアンスのアイメイクを楽しめるといった魅力が多くの支持を得ていると考えられます。
アイシャドウ部門では、1〜3位すべてがパレット。ベスト1のCLIOの10色パレットは、捨て色なし、レイヤードや組み合わせもテクいらずで自由自在に叶うのが高い支持を得ました。

クリオ プロアイパレット/CLIO

★メイク部門 アイシャドウ1位

アイカラーレーション07/ルナソル

★メイク部門 アイシャドウ2位

KEYWORD 3. スカルプケア(ヘアケア)

髪は頭皮からケアするという新常識

頭皮ケアは、特別なニーズがある人たちのための育毛剤などのイメージ・・・というのはもう時代遅れといえそうです。美髪は、頭皮から育むという認識が広まり、毎日のシャンプーでは、髪よりむしろ頭皮をしっかり洗うというのが新常識になりつつあります。
実際、数多のヘアケアアイテムの中でも特に「売れた」製品が、頭皮ケア系シャンプーというのは顕著な特徴。若い世代、女性でも薄毛や抜け毛に悩む人が増えている傾向もあり、スカルプケアは、ストレスの多い現代を映し出しているのかも知れません。

スカルプD 薬用スカルプシャンプー/スカルプD

★総合大賞3位 & ヘアケア部門 シャンプー1位

kurokamiスカルプ/haru

★総合大賞7位 & ヘアケア部門 シャンプー3位

KEYWORD 4. おうちエステ(美容家電)

サロン級のお手入れを自宅で叶える美容家電人気が急加速

在宅時間が増えてスキンケアに時間がかけられるようになったこと、エステサロンに行くこともままならなくなったことで、美容家電の売上げが急上昇。「おうちエステ」、「おこもり美容」、「おうち美容」、はまさに美容界のトレンドワードとなりました。
美容家電の進化はめざましく、おうちにいながらにして、サロンレベルの手応えを得られるようになりました。
肌をこすったりすることなくディープクレンジングや保湿ができるスチーマー、EMSやLEDライトなどプロ仕様のハイテク機能を搭載し、顔や頭皮のマッサージやリフトケア*、ムダ毛ケア、顔だけでなくボディケアまであらゆるニーズに対応し、かつ1台で多機能というのも特徴。
総合大賞にも入ったヤーマンのメディリフト プラスは 、ウェアラブルという新発想でPC作業や料理中でも表情筋を刺激するケアを実現するというアイデアも勝因といえそう。
ムダ毛ケア機器(または光美容器)やリフトケア*系は男性の購入者が多いのも今年の特徴です。

*機器を上に動かすこと。

メディリフト プラス/YA-MAN

★総合大賞6位 & 美容家電部門 美容家電1位

フォトスチーマー/YA-MAN

★美容家電部門 美容家電2位

スキンケアのみならず、今までサロンでやっていたジェルネイルもセルフで、という人も増加。新人賞を受賞した韓国発ohoraランプフリーセットは、柔らかなネイルステッカーを付属のランプで硬化させることで、失敗知らずでセルフジェルネイルを叶えられ、大注目を浴びました。

ランプフリーセット:SET-001/ohora

★新人賞1位

LUXURY BEAUTYブランドも多数ランクイン!

前述の総合1位受賞(化粧水・ローション部門)をはじめ、乳液、フェイスクリームにも上位ランクインのSK-Ⅱ。美容液部門1位のランコムのジェニフィック アドバンストNは、日本専用フォーミュラで溺愛ファンも多いロングセラーの名品。シュウ ウエムラのこだわりを極めたクレンジングオイル。そしてパリ生まれのヘアケアのプロフェッショナル、 ケラスターゼのアウトバストリートメントやジョー マローン ロンドンのフレグランスなどなど。LUXURY BEAUTYブランドも「楽天ベストコスメ」に多数ランクイン。
ラグジュアリーブランドならではの、長い時間をかけて開発され、さらに進化し続ける技術や独自成分を誇り、また高いリピート率は、その信頼感、使用実感の確かさを示しているといえます。

スキンパワー エアリー/SK-Ⅱ

★スキンケア部門 乳液・ミルク1位

ジェニフィック アドバンストN/ LANCÔME

★スキンケア部門 美容液1位

イングリッシュ ペアー & フリージア コロン/ジョー マローン ロンドン

★香水・フレグランス部門 香水・フレグランス2位

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おわりに

ステイホームでコスメが売れなくなった!? 実は全くそんなことはありません。
マスクの日常の中で、本当に欲しい、使いたいコスメ選びやお手入れにむしろ時間もお金もかけるようになった人が多いのではないでしょうか。
性別や年齢に関わらず、日々じっくりスキンケアやメイクに向き合う人が増えて、日本の美の偏差値はますます上昇傾向にあります。
今年の楽天ベストコスメから読み解けるトレンドや人気アイテムを参考に、ぜひコスメ情報をアップデートして、皆さんも、あなた自身のベストコスメと出会ってくださいね!