株式市場というと、私たちの生活とは別世界のもののように考えている方も多いかもしれません。しかし実は、株価や株式市場の動向と私たちの生活は密接に関係しています。今回は、私たちの生活と株の関わりについて、簡単にご説明します。
私たちと株価の関係を考える上で欠かせないのが、「会社」という存在です。
日常生活の中で私たちが何か商品を買ったりサービスを受ける際、それが私たちの手に至るまでに実に多くの会社がかかわっています。
世の中に存在する会社の多くは、「株式会社」という形態をとっています。株式会社はまず、「株式」を発行して投資家から資金の提供を受けます(未上場企業の場合、最初に投資家になるのは創業者の関係者など、限られた人たちであることが多いです)。この投資家を「株主」と呼びます。
株式会社は提供された資金をもとにして事業を行い、それが成功すると利益を得ます。この利益の中から、株主に「配当」を支払います。さらに会社の中にも利益を蓄積し、これを元手にビジネスを拡大させていきます。
会社の規模が大きくなり、さらに証券取引所が定めた一定の基準をクリアできた場合、その企業の株式は「上場」すること(証券取引所で売買される株式になること)ができます。株式が証券取引所に上場されると、広く投資家に株を買ってもらえるようになるので、企業はより資金集めがしやすくなります。
株式市場から得た資金をもとに企業が事業を行って、さらに成功したとします。そうなると、その会社の株式を購入したいという人がますます増えるので、取引所で売買される値段も高くなります。
会社と株価、私たちの生活の関係はわかったけれど、直接株取引をしているわけではないし、やっぱりあまり関係ない…と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、例えば、
これらに1つでも当てはまるポイントはありませんか?
銀行は預金者から集めた預金を、貸し付けのほかに、株式の運用や国債の購入に充てています。また、生命保険会社は資金運用の一環として株式を運用していますし、年金も財源のひとつとして株式を運用しています。
このように、直接株を取引していなくても、私たちは日常生活を送る上で、間接的に株取引に関わっているのです。
私たちは株式を通して日本の経済を支えています。そしてまた、その恩恵を受けるのもまた私たち自身なのです。
参考URL:
http://www.aprosis.com/life-stocks/pdf/life-stocks.pdf
http://allabout.co.jp/gm/gc/293485/
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