令和5年度国産乳製品等競争力強化対策事業(国産チーズ競争力強化支援対策事業)
北海道はその寒冷な気候と美しい自然環境のおかげで、
健康で高品質な乳牛の育成に適しています。
中でも十勝の牛乳生産量はダントツ。
広大な十勝平野でストレスなく育てられた牛のミルクには、
自然の恵みが詰まっているのです。そんな好条件もあり、
国産ナチュラルチーズのおよそ7割が十勝で生産されています。
理想的な環境で育まれた新鮮なミルクをもとに、
地元の工房で作られたチーズたちはどれも個性的。
深みの感じられる伝統的な味わいと、
日本人好みの食べやすさが同居する逸品たちなのです。
自然豊かな北海道 十勝中札内村に工房をかまえるチーズ工房。
地元の素材にこだわったチーズが並ぶお店では、新鮮なミルクや自家製チーズを使ったジェラートも大人気。
代表を務める赤部さんに、国産チーズの魅力をたっぷりと聞いてきました。
- 住所
- 北海道河西郡中札内村西2条南7丁目2番地
- 電話番号
- 0155-63-5070
- 営業時間
- 10:00~17:00
日本におけるナチュラルチーズ大国とも言える北海道の十勝。地元の名産品としてチーズを作っている工房が数多く知られていますが、その先駆けとも言える老舗が「十勝野フロマージュ」です。
現会長・赤部紀夫氏が、街の特産品としてのチーズ作りに注目したのは、今を遡ること20年ほど前。
当時、すでに乳製品を扱うプロだった紀夫氏は、フランスへも幾度となく足を運んだといいます。そして、本場で学んだカマンベールを作るために選んだのが十勝の中札内村でした。
赤部順哉社長によると、「中札内に流れる札内川は、日本の名水に選ばれるほど良質な水質。日高山脈の伏流水を飲んだ牛のミルクは、チーズ作りに最適なのです」とのこと。
以来、十勝野フロマージュでは、地元十勝で作られた原材料だけを使った乳製品作りにこだわり続けています。
十勝野フロマージュで作られたチーズは、数多くの賞を受賞しており、国内外でその品質が認められています。
「おいしいカマンベール」を皮切りに、「ブリ・ド・トカチ」や「クリームチーズ」、バターのような濃厚な味わいが楽しめる「Banba」などの数多くの名作が、高い評価を獲得してきました。
私たち取材班が訪れたちょうど前日(2023年10月28日)には、世界でも珍しい泉質とされる地元のモール温泉水でウォッシュしたラクレット「十勝ラクレット・モールウォッシュ」が、世界40カ国が競う世界最大級のコンテスト『 World Cheese Awards 2023 』で銀賞を受賞!
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで世界中をおどろかせているチーズ工房なのです。
日本国内において、ラクレットチーズの生産を牽引する北海道・十勝地方では、十勝産のチーズを世界へ発信すべく2015年に「十勝品質事業協同組合」を発足。
十勝内の複数のチーズ工房が連携し、ラクレットの統一ブランド「十勝ラクレットモールウォッシュ」を開発。十勝野フロマージュも連携工房のひとつとして参画をしています。
各チーズ工房が切磋琢磨しながらも一丸となって、十勝地方のチーズブランドの魅力を伝えていくたゆまぬ努力と活動がある。
今後も十勝のチーズ作りは進化を続けていくことでしょう。
十勝野フロマージュでは現在、フレッシュチーズにあんこをのせる試みも。じつは、中札内は枝豆の名産地でもあり、地産の小豆ならでは柔らかな甘味とチーズの塩味が程よくマッチしたスイーツを開発している最中のようです。
日本人の舌にも馴染むチーズ作りを行ってきた十勝野フロマージュならではの、あんことチーズのマリアージュに大きな期待が寄せられています。
その他にも、現在は一旦休止しているブルーチーズも開始予定。青カビは、白カビとの共存が難しいため、別の工場を用意して、満を持しての製造再開です。今後も新たなチーズに目が離せません。
フレッシュな味わいから、熟成を重ねた濃厚なチーズまで、
幅広く楽しめる十勝野フロマージュのチーズ。
その代表的な人気作をご紹介しましょう。
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記事の中でもご紹介した十勝野フロマージュイチオシのチーズ。ゴハンのお供やおにぎりの具としても楽しめる逸品。
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2008年の洞爺湖サミットでも振る舞われた逸品。りんごなどの酸味があるジャムやナッツとの食べ合わせがおすすめ。
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ほどよいクリーミーさが魅力。わっぱに包まれた可愛らしい包装も楽しむことができ、ちょっとした贈りものにもおすすめ。
キャンペーン主催者
- 情報提供企業元
- 楽天グループ株式会社
- 後援
- 独立行政法人農畜産業振興機構