全てのジャンル

mama's note

楽天のママ向けお買い物キュレーションメディア

2021/1/13更新

妊婦さんが食べてはいけないもの一覧!チョコはOK?管理栄養士が解説

お腹の中の赤ちゃんは、ママが口にした食事から栄養をもらって成長します。しかし、赤ちゃんの身体の機能は未熟で大人と同じようにはいきません。ですから、お腹の赤ちゃんのために、妊婦さんにはお食事のときに「食べた方がいいのか?控えた方がいいのか?」ということを意識して考えてほしいと思います。この記事では、妊娠中に食べてはいけないもの、食べるときに注意が必要なものについて解説します。

妊婦さんには「食べてはいけないもの」が!赤ちゃんのためにチェック♪

妊娠をきっかけに食事の内容や栄養バランスを見直すママもいらっしゃると思います。ママが食べたものから栄養をもらい、お腹の赤ちゃんは成長するので、妊婦さんのお食事はとても大切です。もちろん、基本はバランスのよい食事から栄養を摂ることです。
ただし、気をつけたいのが「妊娠中に食べてはいけないもの」と「妊娠中の食事で注意が必要なもの」があるということ。お腹の赤ちゃんの成長段階に合わせて気をつけたい食品も少しずつ変わります。それぞれの食品をチェックしてみましょう。

妊婦さんが食べではいけないもの一覧!NG食材とは?

妊娠中は、以下のような食べ物を摂るのは控えた方がよいとされています。

<妊娠中食べてはいけない食べ物>

食べてはいけないもの 具体的な食品の例 備考
生もの ナチュラルチーズ
肉や魚のパテ
生ハム
スモークサーモン
アルコール類 お酒、ビール
アルコールを含む洋菓子等
ノンアルコール飲料もなるべく避け
飲む場合には楽しむ程度に

実際にそれぞれの食品についてくわしくみていきましょう。

■食べではいけないもの1 生ハム・ナチュラルチーズなどの「生もの」

妊娠中は健康な人の20倍、「リステリア菌」という食中毒菌に感染しやすいといわれています。健康な人は感染してもほとんどが病気にはなりません。しかし妊娠中に感染すると、流産・早産・死産や、赤ちゃんの命に関わる病気を引き起こす可能性が高まります。リステリア食中毒の原因となる食品は加熱していないナチュラルチーズ、肉や魚のパテ、生ハム、スモークサーモンなどです。また、事前に準備されたコールスローサラダなどの生野菜から「リステリア菌」食中毒に感染した事例もあります。

同じ生ものであるお刺身や生卵について心配する人もいるかもしれません。お刺身や生卵を妊娠中に食べることは禁止されてはいませんが、食中毒のリスクが高い食品のため、避けるのがベター。もし食べるときは新鮮なもの、調理されて間もないものを選ぶようにして、外出先では食べないのが無難です。

■食べてはいけないもの2 お酒、アルコール飲料

一般に、妊娠中に習慣的にお酒を飲み続けると、障害をもった赤ちゃんが生まれる可能性が高まることが知られています。アルコールの処理能力は個人差が大きく、アルコールを少し摂るだけでも影響を受ける可能性があるため、妊娠中にアルコールはNGです。

では、「アルコール0.00%」「ノンアルコール」と表示されたお酒風味の飲料はどうなのでしょう。こういった製品は、アルコールなしでも美味しく飲めるよう添加物を多く使っていたりするものも多く、積極的にはおすすめできません。「どうしてもお酒が飲みたい!」と思ったときには、ノンアルコール飲料の場合でも楽しむ程度に留めておきましょう。炭酸水を利用するのも1つの方法ですよ。

また、お酒以外に食品では、洋菓子にアルコールを使用したものがあります。原材料表示を自分で確認したり、お店の人にアルコールの使用の有無を確認したりしましょう 。家庭で料理に使う料理酒は、しっかりと加熱することでアルコール分は蒸発しますので心配はありません。

妊婦さんが「大量に」食べではいけないもの一覧!注意するポイントは?

ここでは適量なら食べていいけれど、大量に摂るとお腹の赤ちゃんや妊婦さんの身体への悪影響が考えられる食品をチェックしていきます。

具体的には以下のような食べ物があたります。

<妊娠中大量に食べることを控える食べ物>

大量に食べてはいけないもの 具体的な食品の例 食べても良い量の目安
カフェインを含むもの コーヒー
紅茶
お茶
エナジードリンク
ハイカカオのチョコレート等
コーヒー(1~2杯程度/日)
紅茶(1~2杯程度/日)
お茶(1~2杯程度/日)
エナジードリンク※
ハイカカオチョコレート※
※商品により様々。避けるかノンカフェインが◎
自然に水銀が含むもの キンメダイ
メカジキ
メバチマグロ等
キンメダイ(1切れ80g/週)
メカジキ(1切れ80g/週)
メバチマグロ(1切れ80g/週)
ヨウ素を多く含むもの 昆布等 昆布(頻繁に食べている場合は、頻度を減らす)
ヒ素を多く含むもの ひじき等 ひじき(小鉢1つ程度/日)
動物性ビタミンA多く含むもの レバー
うなぎ等
レバー(焼き鳥1本程度/週)
うなぎ(1回程度/週)
脂っこいもの
辛いもの
フライドポテト
激辛のラーメン等
個人差があるため、体調に応じて摂取量を調整する
塩辛いもの、糖分の多いもの 麺類の汁
漬物
スナック菓子
ケーキ等
個人差があるため、体調に応じて摂取量を調整する


実際に、大量に食べることは控える食材を詳しく紹介していきます。

■注意が必要な食べ物1 カフェインを含むコーヒー、紅茶、お茶類

妊娠中はカフェインが身体から排出されづらくなり、大量に摂ると赤ちゃんの発育が遅くなったり、低体重、早産、死産になったりする可能性が高まるといわれています。

欧米諸国では妊娠中にコーヒーを飲む目安を2~3杯としている国が多いようです。これは紅茶4~6杯、煎茶6~9杯、エナジードリンク1~2本のカフェインに相当します。健康に悪影響があるカフェイン量は個人により差が大きいことから、日本では明確な目安量は設定されていませんが、コーヒーなどカフェインを含むものを飲む場合には、1日1~2杯程度に留めておくのが無難です。カフェインを摂ると夜、眠りづらい…など妊娠前からカフェインが弱いようであれば、デカフェのコーヒーや麦茶などノンカフェインの飲み物を選べるといいですね。

チョコレートにもカフェインが含まれているのでは?と心配する方もいますよね。種類によって違いますが、だいたいミルクチョコレート1枚でコーヒーの1/6程度のカフェインが含まれています。チョコレートの原料であるカカオにカフェインが多く含まれているので、ハイカカオのチョコレートはカフェインが多く、ホワイトチョコレートはカフェインがほぼ含まれていない、ということになります。

■注意が必要な食べ物2 自然に水銀が含まれる魚

魚は良質なタンパク質源であり、妊娠中に積極的に食べたい食品の1つです。しかし、中には水銀を体内に溜め込みやすく、一度に大量に食べると お腹の赤ちゃんに影響を与える可能性を懸念する報告がなされている魚もあります。

1回に食べる量を1切れ=80gとした場合、食べる頻度の目安は次の通りです。

<1週間に2回食べても大丈夫な魚>
キダイ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ(インドマグロ)、ヨシキリザメ、イシイルカ、クロムツ

<1週間に1回食べても大丈夫な魚>
キンメダイ、ツチクジラ、メカジキ、クロマグロ(本マグロ)、メバチマグロ、エッチュウバイガイ、マッコウクジラ

ちなみに、キハダマグロ、ビンナガマグロ、メジマグロ、ツナ缶、サケ、アジ、サバ、イワシ、サンマ、タイ、ブリ、カツオなどは特に注意は必要がありません。積極的に食べてもよいでしょう。

■注意が必要な食べ物3 ヨウ素を多く含む昆布などの海藻類

ヨウ素を多く摂りすぎたことが原因で、赤ちゃんに甲状腺の機能低下が生じることが知られています。ヨウ素を多く含む食品は海藻類で、特に昆布には多く含まれています。ただし、昆布チップ1袋を1カ月以上食べ続けるなど、かなり特殊な状況になければ日本人がヨウ素を摂りすぎる心配はないようです。

また、大豆にはヨウ素の吸収を穏やかにする作用があるので、納豆や豆腐などの大豆製品を献立に取り入れるのもいいですね。

■注意が必要な食べ物4 ヒ素を含む「ひじき」

海外ではほかの食品に比べてヒ素を多く含むひじきの発がん性リスクが高いと指摘をされたことがありました。日本では水洗い、水戻し、茹でなどの調理を行ったうえで食べられることがほとんどで、その過程でヒ素の38~96%が流れ出るとの報告もあります。

ひじきは食物繊維が豊富でミネラルも多く含みます。完全に食卓からなくすのではなく、極端に多く食べることを避け、バランスを考えながら食べるとよいでしょう。1日1回ひじきの煮物を小鉢で食べるぐらいであれば心配はありませんし、昼にひじきの煮物、夜にひじきのサラダと続いたら翌日は他のものにするなどバランスを考えながら食べてみてください。

■注意が必要な食べ物5 ビタミンAを多く含むレバーやうなぎ

ビタミンAはお腹の中の赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素です。しかし、妊婦さんが摂り過ぎると赤ちゃんの成長の害になる可能性があることが知られています。特に妊娠3ヶ月以内の妊娠初期は、ビタミンAを多く含む食品やサプリメントを続けてたくさんは 摂取しないようにしましょう。

ビタミンAを多く含む食品で特に気をつけたいのが、レバーとうなぎ。レバーであれば焼き鳥1串程度、うなぎであれば蒲焼一人前程度を1週間に1回食べるくらいに抑えましょう。

■注意が必要な食べ物6 脂っこいもの、辛いもの

妊娠中はホルモンのバランスが大きく変化し、その影響でさまざまな体調不良を感じる妊婦さんも多くいます。中でも食欲不振や胸やけ、下痢や便秘など胃腸に関するトラブルは辛いですよね。そんなトラブルを起こさないためにも、胃腸の負担になるものは控えた方がよいでしょう。
具体的には脂っこいや辛いものです。揚げ物やフライドポテト、激辛のラーメンやカレーなどが挙げられます。ただしこれは人によって、また日によっても変わってきます。そのときの自分の体調と相談しながら食べるものを選んでみて、あとで体調が悪くなるようなら今度から控える、というような調整ができるといいですね。

■注意が必要な食べ物7 塩辛いもの、糖分の多いもの

妊娠中は妊娠性の高血圧症候群や糖尿病を発症するリスクが高まります。妊娠中の食塩目標量は、非妊娠時と同じ6.5g/日です。日頃から味付けが濃くなりがちな方は、「いつもより少し薄味」を心がけましょう。麺類の汁物は残す、漬物は避ける、といった工夫もいいですね。だしの風味や、レモンなどの酸味を上手に利用すると減塩でも美味しく食べられます。

糖分の摂りすぎは、体重増加につながります。スナック菓子やケーキ類は食べ過ぎに注意しましょう。食事で不足しがちなビタミンやカルシウムを補える果物やヨーグルトなどの乳製品を使ったおやつがおすすめです。


妊娠するとお腹の中の赤ちゃんのことまで考えて食事をしなければいけなくなり、少し大変かもしれません。でもそんなに難しく考えなくて大丈夫。普段のお食事をバランスよく食べることをベースに、今までより少しだけ口にするものに意識を向けるようにしてみてくださいね。

<この記事の監修者>

管理栄養士・フードコーディネーター/株式会社Sunny and代表取締役
北嶋佳奈さん

大学卒業後、飲食店勤務や料理家アシスタントを経験し独立。「こころもからだもよろこぶごはん」をテーマに美容・ダイエット・健康に関する料理本の出版、雑誌でのレシピ開発やコラム執筆、ラジオ・テレビ・イベントへの出演などで活動。オーダーメイド食事サポートサービスや企業向け健康セミナーも展開中。近著に「遅夜ごはん 疲れていても、これなら作れる」(宝島社)など

子どもとママ専門の管理栄養士
淵江公美子さん

保育園給食や子育て家庭への作り置き、食育などに携わる。子ども向けレシピ開発やコラム執筆、離乳食相談なども行っており、子どもの食の分野で幅広く活動中。

出典
厚生労働省検疫所FORTH「リステリア症」
厚生労働省「たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう」
厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A」
厚生労働省「妊婦への魚介類の摂取と水銀に関する注意事項」
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)各論 ミネラル(微量ミネラル)」
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)妊娠・授乳婦」
農林水産省「食品中のヒ素に関するQ&A」
独立行政法人国民生活センター「高カカオをうたったチョコレート(結果報告)」

関連キーワード

カテゴリ一覧

注目のキーワード

Mama's Lifeとは

  • Mama's Lifeとは
  • 「Mama's Life」は楽天市場が運営する、楽天ママ・パパ発信のWebマガジンです。ママやパパの生活をもっと楽に、もっと楽しくするためのアイデアを、楽天で働く先輩ママやパパが一消費者の目線でお役立ち情報をお届けします。

クーポンやポイントUPなどお得な情報満載!
ママ割」をフォローしよう

  • Facebook
社会的責任[CSR]