医師監修|妊婦はノンアルコール飲料を飲んでもいい?選び方はある?
2024/4/12
ノンアルコール飲料は基本的にアルコール度数0%ですが、商品によっては微量のアルコールを含むため妊娠中は注意が必要です。妊娠中にノンアルコール飲料を飲む場合の商品の選び方や注意点を解説します。
妊娠前からお酒が好きだと、お酒に代わるノンアルコール飲料が飲みたくなりますよね。ただ「ノンアルコール飲料は赤ちゃんに影響はないの?」「どれを飲めば大丈夫なの?」と疑問に思う方もいるでしょう。今回は安全にノンアルコール飲料を飲むために、基本的な知識や注意点を医師監修のもと紹介します。
この記事の監修者
コロンビア大学病院 一般産婦人科医
常盤真琴先生
山形大学医学部卒業、日本医師免許取得。ニューヨーク大学メディカルセンターにて産婦人科研修を修了。米国医師免許取得。現在コロンビア大学病院にて一般産婦人科医として勤務。
目次
ノンアルコール飲料は妊婦が飲んでも大丈夫?
結論から言うと、ノンアルコール飲料は妊婦が飲んでも大丈夫です。最近ではノンアルコール飲料のバリエーションも増えているため、お酒が好きだった方にとってうれしい情報ではないでしょうか。ただしいくつか注意点があるので、以下で紹介します。
アルコール度数「0.00%」なら大丈夫
ノンアルコール飲料を飲むのであれば、アルコール値0.00%と表記のあるものを選びましょう。
のちほど詳しく解説しますが、微量のアルコールを含むノンアルコール飲料があります。厚生労働省によると、基本的にアルコールは妊婦・胎児ともに悪影響を与えるため、妊娠中は控えるべきだとされています。
アルコール以外にも妊娠中は控えるべき食べ物があるので、詳しく知りたい方は「妊婦が食べてはいけないもの一覧!摂取量&注意点も│管理栄養士監修」をご覧ください。
ノンアルコールでもアルコールを含んでいる場合があるので要注意
前述のとおり、分類上はノンアルコール飲料でも、微量のアルコールを含む商品もあります。飲む前に必ずパッケージの成分表示を見て、アルコール度数を確認すると安心です。繰り返しになりますが、「ノンアルコール」ではなく「0.00%」表記のものを選んでくださいね。
ノンアルコールの定義とは?
ノンアルコール飲料は、アルコール飲料と同じ場所で取り扱いがあるため「どれがノンアルコール飲料なのか分かりづらい」と感じる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、そもそもどれがノンアルコール飲料に分類されるのか、ノンアルコールであっても注意すべき点をお伝えします。
アルコール度数0.99%以下の飲料を指す
酒税法によると、アルコール度数1%以上のものが酒類とされるため、0.99%以下の飲料は規約上ノンアルコール飲料に分類されます。0.05~1%のものは低アルコールまたは微アルコール飲料と呼ばれることもあります。
ノンアルコール表記があるからと言って、アルコール度数が0.00%と決めつけるのではなく、必ずパッケージの表示を確認しましょう。
「空酔い」を引き起こす点に注意
ノンアルコール飲料を飲んだのにふわふわと酔ったような気分になる、空酔いになることもあります。これは脳の錯覚で、酔ったときのような反応が出てしまう現象です。
元々お酒と相性がよくない人はこの現象が起こりやすいと言われているので、自分の適正量を見つけて飲む量を決めておきましょう。
アルコールが赤ちゃんに及ぼす影響
そもそもなぜ妊娠中のアルコール摂取が危険と言われているのか、医学的根拠を基に説明します。
胎児性アルコール・スペクトラム障害
胎児性アルコール症候群とは、妊娠中に飲酒をすることで赤ちゃんにさまざまな悪影響を及ぼすことを言います。特徴的な顔つき・発達の遅れ・中枢神経系の障害など幅広い症状を含むのが特徴です。
顔つきや低体重は成長過程で目立たなくなりますが、知的障害やADHD、うつ病などの精神的な問題は変わりません。
胎児性アルコール・スペクトラム障害の唯一の対処法は、妊娠中にアルコールを飲まないことです。どの程度の飲酒量であれば発症しないか、境界線は分かっていないため、妊娠が分かったらすぐにアルコールをやめましょう。
流産や早産の危険性
妊娠中も習慣的に飲酒をしていると、流産や早産の危険性が高まります。飲酒量と早産のリスクは比例していると言われているため、赤ちゃんのためにも飲酒はやめましょう。
赤ちゃんに影響がないノンアルコール飲料の選び方
ここでは赤ちゃんに影響がない、ノンアルコール飲料の選び方を紹介します。
国内メーカーの飲料を選ぶ
妊娠中は国内メーカーが販売しているノンアルコール飲料を選びましょう。国内製造のノンアルコール飲料は日本人の体質に合わせて作られており、アルコール分などの表記も確かなので妊婦でも安心です。
なお、海外のノンアルコール飲料はアルコールが少量含まれている可能性があります。パッケージの記載内容と実際の成分の相違があっても分からないので、妊娠中は国産のノンアルコール飲料がおすすめです。
低糖質・低カロリーを選ぶ
ノンアルコール飲料は低糖質・低カロリーの商品を選びましょう。
ノンアルコール飲料は嗜好品です。妊娠中は1日の摂取カロリーが決められているため、嗜好品で多くのカロリーを摂取するのは好ましくありません。また低糖質・低カロリーであっても飲み過ぎには注意し、適量を嗜むようにしましょう。
最近ではカロリー・糖質ゼロのノンアルコール飲料も増えています。機能性表示食品の商品も増えているため、そのような商品を選ぶのもよいでしょう。
無添加のものを選ぶ
ノンアルコール飲料はできるだけ無添加のものを選ぶのがおすすめです。
ノンアルコール飲料には食品添加物が含まれることもあります。中には発がん性物質や遺伝子組み換えのものが使われていることもあるようです。着色料などの添加物が妊娠中の人体にどのような影響を与えるか定かではないため、できるだけ避けたほうがよいでしょう。
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妊娠中はアルコール分0.00%のノンアルコール飲料を選びましょう。アルコール分の表示も確認しないと、微量のアルコールを含む可能性があるからです。
また外国産のものではなく、国内メーカーのものを選ぶとさらに安心です。低カロリー・低糖質のものも増えていますが、だからと言って飲み過ぎには注意してください。ノンアルコール飲料もほどほどにし、バランスのよい食事を心がけましょう。
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