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令和6年度国産乳製品等競争力強化対策事業(国産チーズ競争力強化支援対策事業)
日本国内約300軒を超える工房で、こだわりと職人の技が光る美味しいチーズが作られています。
今回は、香川でチーズ工房を探しました。
風光明媚な瀬戸内海に面した香川県は、1年を通して日照時間が長く、降水量が少ない瀬戸内特有のおだやかな気候で、牛がのびのび育つ土地です。
「ロイヤルファームアカマツ」が提唱する「環境からつくるチーズ」を体感するため、高松空港から車で5分のところにあるチーズやジェラートが楽しめる店舗、工房、牧場を訪ねました。
取材:2024年10月
温暖な香川県高松市で代々農業を営んできた赤松さん。酪農をはじめたのは1973年(昭和48年)のこと。ずっと生乳を生産してきたファームでしたが「自分達が大事に育てた牛から得られる牛乳の価値を高めたい」と思うように。
まずはジェラートをつくったところ牛乳の美味しさも相まって評判に。そしてご両親とともに牧場を切り盛りしていた赤松龍さんがチーズづくりに着手します。
どんなチーズをつくろう?と考えたとき、自慢の牛乳の味を活かせるようフレッシュチーズであるモッツァレラを選びます。長年、牛と向き合ってきた赤松さんのモッツァレラは「JAPAN
CHEESE AWARD’22」で銀賞を受賞。
今では全国各地のピザ屋やイタリアンのお店から注文が入り、プロも認めるチーズ工房になりました。
熟成期間が短く、牛乳本来の味や風味がよりはっきり出るモッツァレラチーズはなにより素材である牛乳が大切です。
牧場がすぐとなりにあるので毎朝しぼりたての牛乳でチーズづくりができる環境で、モッチモチのぷりんぷりんのモッツァレラが店頭にすぐ並びます。ぜひ店頭で出来立てホヤホヤのモッツァレラを手に入れたいですね。
元来、モッツァレラは調理に向いているチーズですが、ロイヤルファームアカマツのモッツァレラは、まず一切れそのまま口に含み、噛み締めてみてください。
牛乳を飲むよりも、牛乳の甘みや旨味を奥深く楽しむことができるチーズであることがわかります。
牛舎はハイブリッド式トンネル換気を採用。酪農先進国・アメリカから視察にくるほど最先端の技術を活かした設備で乳牛は皆のびのび育つのだとか。
「牛に優しく、人に美味しいチーズ」は牛思いの牛舎から生まれます。「ぜひ工房やお店へ遊びに来てください」と赤松さん。
くせがなく、ジューシーでミルキーなフレッシュチーズ。そのままカットして野菜やフルーツに合わせたり、トーストやピザ、お味噌汁(!)に入れて、伸びを楽しむのも◎。
生乳の濃厚さとヨーグルトのような酸味があり、さっぱり食べられるチーズ。ジャムを乗せてスイーツに、ハーブやオリーブオイルを添えて前菜に、おすすめです。