クセのないやさしい味わいのものから、長期熟成の旨みがぎゅっと詰まったものまで味わいの幅が広いゴーダ。
その中でも共通して”やさしいミルク感”を感じることができるチーズです。
そんなゴーダには、樽熟成由来のバニラやカラメル、コーヒーなどの香りのあるワインがお互いの風味をより増してくれるのでぴったりです。
やさしい味わいのものには樽熟成の白ワイン、力強い味わいのものには樽熟成の赤ワイン、といったようにチーズの味わいに比例するようにワインを選ぶのがポイントです。

国産ならではのフレッシュなモッツアレラは、定番のトマトや季節のフルーツなどと合わせると美味しい。
これには、フルーティで辛口のデラウェアのワインやキリッとした甲州のワインがおすすめですが、
基本的にモッツアレラはやさしい味わいで、どんなワインとも合わせやすいため、合わせる食材や料理に合わせて選ぶワインを変えてみると味わいの幅が広がります。

醤油や味噌、それを使った料理や食材などを合わせると日本酒のアテにぴったり。
クリームチーズは発酵食品との相性が抜群なのです。
例えば、クリームチーズの味噌漬け。塩辛や酒盗と一緒に食べたり、味噌漬けの焼き魚に添えたり、醤油煎にぬるなどさまざまな組み合わせの可能性があります。
単体ではワインと合わない食材も、クリームチーズを合わせると不思議と美味しい組み合わせになることもあります。

日本のカマンベールはやさしい味(熟成の若いもの)が多いので、
フレッシュな日本のシードルが好相性です。青森、長野、北海道にはシードル専門の醸造所も誕生していて、こういったシードルは特におすすめです。
カマンベールの故郷(フランス ノルマンディ)では、シードルとの組み合わせが長く愛されています。
また、熟成が進んで力強くクセのあるカマンベールにはビールがおすすめ。チーズの味が強くなるほど、琥珀・黒など濃いビールがマッチします。