ひとり暮らし単身女性の引越し業者の選び方とは?
★ この記事は10,504回読まれています
ひとり暮らしの単身女性の引越しは、荷物が多く男性よりも引越し費用が高くなりがちです。
引越し料金の相場を理解して、安い引越し業者を探しましょう。
単身女性の引越し作業のポイントや引越し業者のレディースパックの特徴、引越し後に気を付けたい防犯のポイントをご紹介します。
単身女性の引越し費用、相場はいくら?
単身女性の引越しは、5万円未満の費用の人が多いようです。
楽天ポイントギャラリーで実施したアンケートを基に、近距離・長距離の引越し費用の例を見てみましょう。
アンケート調査によると、50キロ未満(同一都道府県内)の引越しにかかった費用は、半数以上の人が5万円以内です。
単身男性の引越し
は7割以上の人が5万円以内でしたので、女性の方が費用のかかることが多いことが分かります。
単身女性の引越し作業6つのポイント
荷物が多いので、スケジュールには余裕をもつ
引越し準備は、荷造りだけでなく、不用品処分や役所の手続きなどやらなければならないことがたくさんあります。
特に女性は、男性と比べて荷物が多く、荷造りや不用品の処分に時間がかかりがちです。
また女性の荷物はデリケートなものも多く、一つ一つ丁寧に梱包していると、ダンボール数も増え予想以上に時間がかかります。
服やバッグなどの衣服類やインテリア関係、小物類など、取り扱いがデリケートなものは早めに作業に取り掛かり、余裕のあるスケジュールを組みましょう。
アンケート調査では、女性の方が男性よりも早めに引越し業者を決定していることが分かります。
引越しの1ヶ月以上前に決めた女性は約5割なのに対し、男性は約4割。
さらに1週間前に決めた女性は1割未満です。
男性の3割弱と比較し、女性の方が早めに手配を済ませていることが分かります。
さらに、引越し作業で時間のかかった項目は「荷造り・梱包」が最多でした。
荷物が多い人は、早めに業者を決め、荷物の整理を始めた方がよさそうですね。
荷物の詰めすぎに注意
引越しの荷造りをする際に、ダンボールに荷物を詰め込み過ぎるのは危険です。
女性一人でも運べる程度の重さに収めましょう。
特に、本には注意が必要です。
本だけを1つの段ボールに詰めてしまうと重くなりがち。
本と日用品を1つの段ボールに半分ずつ詰めるなど重くなりすぎないよう工夫すると、荷ほどきの時に困りません。
荷物の中身は見えないように工夫を
女性の引越しでは、引越し業者のスタッフや近隣住人に見られたくないデリケートなものもありますよね。
見られたくないものは、外から見えないようにしっかりとダンボールに詰め、
「取り扱い注意」
「開封不要」
と大きく書きましょう。
通常、衣類などは引き出しごとにダンボールに梱包して運びますが、タンスを丸ごと梱包して運んでくれる引越し業者もあります。
見積もりの時に確認してみることをおすすめします。
ただ、荷解きの時に自分が分からなくならないよう、ラベルをつけるなどの工夫が必要です。
アンケートにも、引越し後に後悔したことに「分かりやすく区分・メモすべきだった」「箱に分かるように記載すべきだった」という回答もありました。
自分では区別できるよう、シールを貼るなどの対応をするのがよさそうです。
不用品はリサイクルして荷物を減らす
捨てるのはもったいないとクローゼットにしまってあるブランド物のバッグや服、アクセサリーは、引越しに合わせて処分することも考えましょう。
オークションサイトに出品すると、意外と高い価格で売れることもあります。
オークションサイトで販売する手間をかけたくない場合は、1つにまとめて古着屋や中古貴金属買取り業者に送付して買い取ってもらう方法もあります。
ブランド品が高く売れれば、引越しにかかる費用の足しになりますよ。
なかなかものを捨てられない時には、
ミニマリストな生活
を参考に、持ち物を見直しましょう。
いま必要なものだけを残し、きちんと使えないものや昔大切にしていたものなどは、引越しを機に処分すると、荷物が減らせます。
使いやすい収納は、2割の余白が必要だともいわれています。
新居の収納は、余裕を持って使えるよう荷物の量を考えましょう。
引越当日は、男性に立ち合ってもらうと安心
トラックを使っての引っ越し作業は、引越し業者のスタッフだけでなく近隣住民や通りがかりの人の目に触れます。
一人暮らしの女性の引越しだと知られてしまうと、引っ越し後の防犯面が気がかりです。
引越し当日のスタッフとのトラブルも全くないわけではありません。
家族や友達など男性に立ち合ってもらうと、防犯面でもトラブル対策としても安心できるでしょう。
男性スタッフに抵抗があれば女性スタッフに依頼する
自分の部屋に知らない男性スタッフが立入るのには抵抗がある…荷ほどきもお願いしたいので女性スタッフの方が安心…という場合には、女性スタッフにお願いできる引っ越し業者を選びましょう。
単身女性向けのプラン“レディースパック”を提供している引越し業者であれば、確実に女性スタッフに対応してもらえます。
レディースパックがない引越し業者でも、女性スタッフに依頼できる場合もありますので確認してみてください。
困ったことや男性に相談しにくいことでも気軽に話せるので、男性のスタッフの中に一人でも女性がいるだけで安心感が違います。
見積もりの段階で、女性スタッフにお願いできるか聞いてみましょう。
女性向け引越しプラン、レディースパックについては、次章で詳しくご紹介します。
単身女性は“レディースパック”が安心!業者の選び方
引越し業者のスタッフは、男性が多いですよね。
しかし単身女性の引越しには、女性スタッフが一人いてくれると安心できることもあるでしょう。
楽天ポイントギャラリーのアンケート調査でも、引越し業者を決めるにあたり「女性スタッフの有無を気にした」と回答した単身女性は16%いました。
少数派ではあるものの、女性スタッフの有無を気にする女性もいることが分かります。
引越し業者ごとに、女性スタッフの有無や対応範囲は様々です。
女性スタッフが対応してくれる「レディースパック」についてみてみましょう。
レディースパックとは?
レディースパックは、デリケートな荷物の取り扱いが多い、女性の引越しのためのプランです。
女性のスタッフに対応してもらえる点が最大の特徴です。
引越し料金は通常よりも割高ですが、女性の引越しには嬉しい特典がいくつかあります。
レディースパックの特徴
レディースパックと通常の単身パックの違いは下記の通りです。
- 女性スタッフが対応
- デリケートな荷物への配慮
- 整理収納などのアドバイス
- 大型家具の梱包やセッティング
レディースパックは、女性スタッフに対応してもらえるため、学生など初めての引越しには特におすすめです。
プランにより、全員女性スタッフという場合や、1人は女性スタッフが入るという場合など様々ですので、事前に確認しましょう。
収納やハウスキーピングの資格を持った女性スタッフが在籍する引越し業者もあります。
有資格者に依頼できれば、新居での整理収納や部屋作りのアドバイスをもらうこともできるでしょう。
また、家電の取付けやテレビやPC、レコーダーなどの配線セッティングは任せたい…という女性向けに、家電の取付けまでお任せできるプランもあります。
レディースパックの引越し料金は、通常の単身パックよりも割高になりますが、安心して引っ越し作業を任せられます。
引越しプランを決める際には、単身パックとレディースパックの両方で見積もりをとり、料金を比較してみてください。
引っ越し後に注意したい!女性のひとり暮らしのポイント
女性のひとり暮らしで気を付けたいのが「防犯面」です。
引越し直後は、まだ周辺環境も分からないことが多いので、特に注意が必要です。
ひとり暮らし女性の防犯のポイントをまとめました。
防犯のポイント
- 洗濯物を干したままの外出は避ける
- 表札は苗字のみにする
- 引越の挨拶回りは家族で行く
- 両隣の部屋の住人と交流を持つ
- 防犯ブザーを持つ
- 部屋に帰る時「ただいま」を言う
- アポイントの無い訪問にはドアを開けない
- 部屋の鍵は常にかける
特に気を付けたい、3つのポイントを見てみましょう。
- 洗濯物や表札に注意
女性のひとり暮らしでは、通りから見て女性が一人で暮らしていると知られないことが重要です。
女性が好むかわいい柄のカーテンや、出窓にぬいぐるみを飾るのは、女性が住んでいると外にさらしているようなものです。
洗濯物も、ベランダの柵より下に干す、部屋干しするなど、外から見えないように工夫しましょう。
普段から防犯に気にかけた生活をすることで、犯罪に巻き込まれる確率を減らせます。 - 引越しの挨拶回りは最小限に
女性ひとりで暮らしていることは、防犯面を考えるとあまり多くの人には知られたくはないですよね。
引越しの挨拶回りをするならば、左右両隣と大家さんくらいの範囲にしておきましょう。
アンケート調査では、引越しの挨拶回りをした単身女性は約4割です。
挨拶をしていない人も半数以上いることが分かります。
必ずしなければならないというものではありませんので、住環境などにより判断してもよいでしょう。
初めてのひとり暮らしの場合は、挨拶をするのであれば両親や友人と一緒に訪問すると安心かもしれませんね。 - 防犯ブザー
女性のひとり暮らしには、犯罪者の撃退に効果的な「防犯ブザー」を2つ用意しておきましょう。
携帯用に1つ、玄関にも1つ置きます。
大きな音が出る防犯ブザーは、不審者が押し込んできた場合にも高い効果を発揮します。
引越し祝いにおねだりしてみてはいかがでしょうか。
アンケートをみると、引越し祝いをもらったという人も少数ながらいます。
高額なものが頼みづらい相手であれば、防犯ブザーはちょうどよいかもしれませんよ。
まとめ
ひとり暮らし女性の引越しの多くは、5万円以内の費用です。
ただ引越しの時期や荷物の量で、費用は大きく差が出ます。
引越しの時期は11月?!安いのはいつ?見積もりはいつとる?
でご紹介の通り、高い時期と安い時期では費用が倍以上かかることもあるようです。
早めに見積もりをとり、安い日取りを押さえましょう。
女性は荷物の量がかさみがちです。
引越しを機に、必要なものだけを残し不要なものを処分すると、荷物の量を減らせます。
引越し費用も安くなるので、引越しが決まったら早めに荷物を見直してみてくださいね。
また、新居での防犯対策も忘れずに。
挨拶回りは最小限にし、防犯ブザーなどを常備しておきましょう。