大番(おおばん)

大番(おおばん)の紹介

大番(おおばん)の概要

大番(おおばん)の概要

愛媛県宇和島市、西本酒造の「大番」。愛媛県産の酒米を、精米比率にこだわりていねいに醸した日本酒です。

大番(おおばん)の特徴

大番(おおばん)の特徴

西本酒造の日本酒は、すべて糖類を加えない本醸造酒。

一般酒でも精米比率58%以下となっており、吟醸酒の要件(精米比率60%以下)を満たしているのが特徴です。「大番」のラインナップは、辛口や甘口とさまざまな味わいがありますが、吟醸酒に関してはすべて愛媛県産の酒米を使用しており、原材料へのこだわりが感じられます。

大番(おおばん)の方針

大番(おおばん)の方針

宇和島市三間町に蔵を構える西本酒造は、「札所のお接待が育んだ暖かい『三間の心』」としてこの地域に誇りを持っています。200年以上前に百姓一揆の振る舞い酒として造り上げた酒を、酒を愛する人がいる限り、守り続けていく姿勢です。

大番(おおばん)の歴史

大番(おおばん)の歴史

西本酒造の創業は寛政5年(1793年)。吉田領在郷町宮野下にて、上酒屋「桑名屋」として創業しました。

当時、一揆を起こした農民たちの労をねぎらうため、当主桑名屋半兵衛が振る舞ったのが清酒「虎の尾」。現在でも造り続けています。西本酒造株式会社に改名したのは昭和16年(1941年)。経営者交代により、虎の尾醸造株式会社より改名されました。

専門家による大番(おおばん)の解説

専門家による大番(おおばん)の解説

「大番」で知られる西本酒造は、愛媛県宇和島市で長きにわたって実直にお酒造りを続けてきた酒蔵です。中でも「純米吟醸 大番 しずく媛」は、200年ものあいだ受け継がれてきた伝統と、進歩を続ける技術が詰まったお酒。ほのかに黄色い花を思わせるようなフルーティーな香りがして、口に含むと軟らかくてホッと和むような、柔らかな甘みが広がります。優しく落ち着いた吟醸香とクセのないほのかな旨味でとても飲みやすい酒質です。

冷たくひやして、白身魚のお刺身にいよかんなどの柑橘を搾ったカルパッチョによく合います。