天上夢幻(てんじょうむげん)

天上夢幻(てんじょうむげん)の紹介

天上夢幻(てんじょうむげん)の概要

天上夢幻(てんじょうむげん)の概要

宮城県・中勇酒造店の日本酒「天上夢幻」。昭和50年(1975年)頃、登山に「鳴瀬川原酒」を持参し、同行した登山家が「天の上で夢か幻を見ているかのような味わいだ」と言ったことから名付けられました。

天上夢幻(てんじょうむげん)の特徴

天上夢幻(てんじょうむげん)の特徴

中勇酒造店が造る日本酒の約90%は特定名称酒。ラインナップのほとんどが「天上夢幻」です。

山田錦を40%まで磨き上げた華やかな香りの純米大吟醸酒や、地元宮城県加美町産・蔵の華を使用し食中酒に向いた特別純米酒など、その味わいはさまざま。なかでも、看板商品である「天上夢幻 吟醸原酒 超辛口」はキレの良い芳醇な味わいが特徴で、ロックで飲むのもおすすめとされています。

天上夢幻(てんじょうむげん)の方針

天上夢幻(てんじょうむげん)の方針

「地元に愛され、誇れる地酒」をモットーに酒造りを続ける中勇酒造店。現在は生産量の約90%が県内で消費されています。一方で輸出にも力を入れており、シンガポールと香港では高く評価されています。

今後は、完全手造り少量仕込みの製法を維持したまま、日本酒の正しい文化を世界へ発信すべく酒造りに取り組みます。

天上夢幻(てんじょうむげん)の歴史

天上夢幻(てんじょうむげん)の歴史

中勇酒造店の創業は明治39年(1906年)。二代目・中島勇治氏が合資会社中勇商店を設立したのちの昭和16年(1941年)頃、第二次世界大戦に突入いていたことや二代目の逝去や米不足から、一時酒造業を廃業することに。その後、当時16歳だった三代目当主・中島信一郎氏が家督を継ぎ、昭和32年(1957年)に念願の酒造りをゼロから復活させます。

2人の弟と共に苦労の末「鳴瀬川」の銘柄で営業を再開。紆余曲折を経て、昭和50年(1975年)頃、以後30年におよぶベストセラーとなる「天上夢幻」が誕生します。現在は四代目が当主を務め、酒造りのこだわりを受け継いでいます。

天上夢幻(てんじょうむげん)の製造の特徴

天上夢幻(てんじょうむげん)の特徴

中勇酒造店の製法の最大の特徴は蒸米にあります。スチームを使用して蒸米をおこなう蔵が多いなか、「直火和窯蒸し」という和釜を使用した手間のかかる方法で、酒米の蒸し具合の良さを優先しています。窯で湯を沸かすのには時間がかかりますが、冷めにくい特徴を生かし、蒸米作業後の湯は醸造用の洗浄にも利用。

奥羽山系の伏流水を無駄なく使用し、「天上夢幻」の味にも大きく影響をもたらしています。

専門家による天上夢幻(てんじょうむげん)の解説

専門家による天上夢幻(てんじょうむげん)の解説

「天上夢幻 純米吟醸 蔵の華」は、宮城県北西部にある加美郡加美町にて、小仕込みで丁寧に丹精込めて造られた渾身の酒。酒米も宮城県のみで使用される「蔵の華」で造られています。純米吟醸といっても華やかすぎず程よく落ち着いたフルーティーな香り。口に含むと、柔らかい酒質でなめらかに喉を流れます。余韻も、上品な米の旨味が程よく伸びて、冷やしても人肌程度に温めてもこの酒の価値を引き出すことができるでしょう。

和食にも洋食にも合わせやすく、全体的にバランスよく香りと味わいがしっかりとまとまっています。

      

購入者レビュー

楽天市場でこの銘柄を購入したユーザーの声をお届け

うまし!!

30代 / 女性

宮城の日本酒は、なかなか飲む機会がなく、今回チーズやクラッカーもついているというので購入してみました。 日本酒は旨いですね〜 好き嫌いあるかと思いますが、わりとスッキリ甘め透き通った感じです。 さすがコメどころですね。 クラッカーにはクリームチーズとナッツ、レーズンにトマトをトッピング。 クリームチーズが甘いですが、クラッカーの塩気が絶妙で、カナッペに日本酒って意外と合うんだな〜と感心しました。 機会があれば、次は別々に買って、色々他のを試してみたいですね。 いいセットでした!!

2022-02-20

はまりました!

30代 / 女性

とーっても美味しい日本酒です! 一緒に届いたチーズケーキ、すごく日本酒に合います!!! 日本酒初心者ですが、はまりました!

2022-02-06

繊細な味わいの良酒

40代 / 男性

少し繊細過ぎる感じが、たまたま個人的な好みとは合わないですが、間違いなく良酒と呼べる逸品です。パンチを求める方には向きませんが、日本酒好きな方には迷わずお勧めします。

2018-11-28

美味い原酒です!

60代 / 男性

このお酒は地方のショップで見かけないので、仕方なくインターネットで購入しています。もう30年以上前に初めて飲んだと思うのですが、あまりの美味さに感激したことを覚えています。山岳渓流での魚釣りが趣味だったこともあり、この原酒の名前の由来もなかなか気にいっています。原酒なのに非常にうまい!華やかなテイストが気に入っています。

2018-07-23