澤乃井（さわのい）の紹介

澤乃井（さわのい）の概要

創業300年の酒蔵が醸造する銘酒「澤乃井」。水が豊かな東京の奥多摩に位置し、スッキリした味からキレのある辛口まで豊富なラインナップで楽しめます。

澤乃井（さわのい）の特徴

東京の都心部からわずか90分という、まさに「東京の地酒」というべき酒蔵で造られた「澤乃井」。奥多摩の豊かな水だけをふんだんに使用した酒は、華やかな香りで軽やかな味わいから、穏やかな香りの濃厚さまで幅広い品種を揃えています。

木桶仕込みや江戸時代の造りを再現した90%精米の生もと造りなど、歴史あるお酒を堪能できます。

澤乃井（さわのい）の方針

令和元年（2019年）に23代目があとを継いだ小澤酒造は、先代までと変わらず「精進潔斎して努むべし」を家訓に約300年の伝統を重んじながら、伝統を踏まえた酒造技術をもとに新しいことにチャレンジする姿勢を持ち続けています。

また、奥多摩の豊かな名水をもとに酒造するとともに、酒造の背景と文化をともに伝えるため「清流ガーデン澤乃井園」を運営。お客様に多摩川沿いの美しい風景を楽しみながら食事や利き酒、酒蔵見学まで楽しめる場所を提供しています。

澤乃井（さわのい）の歴史

創業は元禄15年（1702年）に、小澤家が武州沢井村で元禄の間に酒造りを営んだのが始まりといわれています。当時の地名から日本酒の銘柄も「澤乃井」と名付けられました。

創業当時から守られている土蔵を現在も拡張しながら酒造に使用するなど、伝統的な酒造りを自社の軸として重んじながらも、「澤乃井を取り巻く自然と酒造りに対する基本姿勢を訴える」という独自指針に則り、昭和42年（1967年）からは「澤乃井園」を開設。観光酒造としての経営展開を始め、酒にあう豆腐・湯葉料理の提供をおこなうかたわらで、特選酒として高付加価値酒の拡販強化や積極的なイベントへの出店などもすすんで参加しています。平成元年（1988年）には「中小企業合理化モデル工場」に指定されました。

澤乃井（さわのい）の製造の特徴

伝統的な製法にこだわり、現在も創業から使用する土蔵を酒造の一部で使用しています。本社敷地内にある秩父古生層の岩盤を掘り進んだ洞窟から湧き出す中硬水と、約4km離れた山奥の井戸から汲み出す軟水を仕込み水として使っており、酒造りに適したミネラル分の豊かな水が澤乃井の味を支えています。その仕込みは3回にわけておこなう“三段仕込”となっており、その後お酒をしぼって酵母などをろ過していきます。

日本酒造りの原点である生もと造りで仕込んだ東京蔵人は、伝統的技法ならではのきれいな酸が立ち、上品なバランスの中で華やかさと酸味のある力強さが両立しています。他に木桶仕込みや熟成古酒もあり、伝統の中で現代にとって「新しい」味を送り出しています。

専門家による澤乃井（さわのい）の解説

東京・奥多摩の豊かな水で醸される澤乃井は、その清らかな水のような透明感、ほどよい酸がのった味わいが特徴。大きな話題となったフランスの日本酒品評会「Kura Master 2021」における「澤乃井純米大吟醸」の最高位のプレジデント賞受賞などは、300年超の歴史の上にもさらなる切磋琢磨を続ける酒造りの姿勢の証。東京地酒らしい名称の、純米吟醸「東京蔵人」は、生酛造りらしいほどよい酸と旨味調和した上品なコクを味わえる一本。

冷やしてキリっと、あるいはぬる燗にして旨味をより引き立たせて、など幅広く楽しめるのも魅力です。

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