綿屋(わたや)の概要
綿屋(わたや)は、宮城県栗原市の金の井酒造株式会社が製造する日本酒。「綿屋」の由来は、酒造業を始めた三浦家が養蚕業をしていたときの屋号でした。
綿屋(わたや)は、宮城県栗原市の金の井酒造株式会社が製造する日本酒。「綿屋」の由来は、酒造業を始めた三浦家が養蚕業をしていたときの屋号でした。
「綿屋」の代表的な銘柄のひとつである「純米大吟醸 阿波山田錦」は、整粒歩合が80%以上で品質が良い特等米が使用されています。香り高い山田錦を味わえるだけでなく、旨味や酸味も感じられる上品な日本酒に仕上がっています。この他にも、純米酒、特別純米酒、純米吟醸も多数製造されているので、純米をしっかり味わいたい人もすっきりとした日本酒が好きな人も楽しめるでしょう。
金の井酒造株式会社では、さまざまな酒米を使用。全国各地に契約栽培農家を抱えながらも、宮城県内の農家とも協力して米作りを行っています。徹底的に調査・研究を重ね、「蔵元と米農家は一心同体」という考えのもと、米作りをする農家との関係づくりを重視。米農家の名前をそのまま銘柄名にした商品も販売されているほどです。
金の井酒造株式会社の前身である綿屋酒造店は、大正4年(1915年)に三浦順吉氏によって創業されました。銘柄である「綿屋」が全国展開されたのは平成8年(1996年)ですが、平成10年(1998年)に使用していた井戸水が枯れてしまいます。そこで、金の井酒造株式会社は仕込み用の水として小僧山水を確保。
平成23年(2011年)には東日本大震災に被災。幸い醸造設備は被害が少なく、社会貢献として3月に発売予定だった日本酒を復興酒として発売し、義捐金を寄付しました。平成25年(2013年)には宮城県内の農業高校や農業法人と協力しながら、新たな日本酒を醸造。平成27年(2015年)には酒の成分の詳細な分析ができる自動分析機器を導入し、香り高い日本酒造りを行っています。
綿屋は、冷蔵庫で時間をかけて醸造する独自の製法。他の酒造と同様に米や麹にこだわっていますが、綿屋の特徴は精米された米を、銘水をふんだんに使って洗うことです。洗米から銘水を使用している酒蔵は、日本中を探しても滅多にありません。
また、綿屋が使う小僧山水は中軟水というのもポイント。日本の銘水の多くは軟水からできています。軟水はゆっくり発酵が進む特徴がありますが、中軟水は旺盛に発酵が進むため濃潤な日本酒を味わえます。
究極の食中酒(食仲酒)を目指して酒造りをしているのが、「綿屋」です。酒蔵の近くの畜産家が、14種類の漢方草を飼料に混ぜて育てた牛の有機肥料を使って栽培した宮城県栗原産ひとめぼれ米を使用して醸したお酒が「綿屋 特別純米・幸之助院殿」です。
香りは透明感のあるさわやかな柑橘感、口に含むと和梨のような優しいフルーティーさがありますが、後から米の旨みがひろがりすぐにすーっと消えていく上品な仕上がりです。温度は冷やして、パセリなどの香り高い野菜を使ったポトフに、マスタードを添えると、お酒も料理も引き立ちます。
楽天市場でこの銘柄を購入したユーザーの声をお届け
20代 / 男性
宮城にいたときに好きだったので購入。 相変わらずおいしい。 これだけで飲める。
2021-02-21
60代 / 男性
宮城の濃口の日本酒ナンバーワンだと思っておいしく飲ませて頂いています
2020-10-23
50代 / 女性
仙台でもなかなか手に入らないお酒 東京では池袋のデパートのみの為大変貴重です。日本酒大好きなお友だちにお送りしました
2020-07-24
30代 / 男性
綿屋は切れ味が特徴のお酒ですが、酒界覇王は品評会用に仕込んだお酒を瓶詰めしたものであり、通常ラインと味と香りの方向性が異なります。 数量が非常に限られる希少品で、華やかな香りと旨みのバランスが良く、最終的には余韻を残して消える美しさが特徴。 特別な時に飲みたい、特別な良いお酒です。
2018-02-27
全国の日本酒の中でも特に人気の銘柄をご紹介!