2023/8/28更新
【編集部のお買いもの日記】vol.96 〈PLYWOOD laboratory〉のペーパーウェイト
〈PLYWOOD laboratory〉
各4,290円(税込)
北海道産の間伐材とクリエイターのデザインが融合した、ペーパーウェイト
有機的な形とストライプの色合いが目を引くこちらのアイテム、なんと合板で出来ているんです。合板とは複数の薄い板を張り合わせたもので、建材や家具でよく目にする素材。どちらかと言うとコストを安く抑えるために使用するイメージがあったので「合板ってこんなにキレイなの!?」とびっくり。美しい合板をパッチワークのように繋ぎ合わせた、小石のような形状のペーパーウェイトです。
カラフルな断面が美しく、Good Design Awardも受賞
PLYWOOD laboratory(プライウッド・ラボラトリ)は、北海道の老舗合板メーカー、滝澤ベニヤ株式会社による、合板プロダクトのファクトリーブランド。北海道産の木材にこだわり、日本有数の産地である旭川にて、職人による高い木工技術で丁寧に製造されています。Koishiに使われている「Paper-Wood」は、色再生紙を木単板の間にはさみこんで生まれた新しい技術。北海道産の間伐材や小径材も有効活用しています。従来にはないカラフルで美しいこの合板は、著名なデザイナーや建築家により数々の建築・インテリアに使用され、2010年にはGood Design Award も受賞しています。
合板メーカーとして日本初の「再エネ100宣言」に参加
80年以上の歴史を持つ滝澤ベニヤは「多品種少量生産による、高品質で高精度な製品づくりと一歩先を見据えた、無駄のない資源の有効活用」を企業理念に掲げ、国産材の有効活用や理解の醸成、業界の発展をより一層加速させるため、「再エネ100宣言 RE Action」に参加し、2030年までに国内の拠点の再エネ率100%を目指しているんだとか。
小石という素朴な外見からは想像できない、高い技術と国産材への想いが詰まったペーパーウェイト。文房具としてだけではなく、アートとしても楽しめるので、棚やサイドボードに飾ったりと、インテリアとしても重宝するアイテムです。
「編集部のお買いもの日記」では、EARTH MALL編集部が実際に使ってみてよかったサステナブルなもの、気になるものをご紹介していきます。
Photo by:Satoshi Yamaguchi