お正月に食べるおせち。食文化が多様化している近年では、手作りせずに飲食店やネット通販で購入する家庭も増えているようです。しかし、どのようにおせちを選べばいいのか悩んでいる方も多いことでしょう。そこで本記事では、おせち選びのポイントをご紹介します。
初めてのおせち選びで迷うのがサイズ。
1段のおせちや重段のおせち、大きいものから小さいものまでお店によってもサイズは様々。足りなくても余りすぎても困りますよね。うちの家族にはどのサイズを用意したらちょうどいいのか迷ったら、ここから探してみましょう。
◇1~2人で食べる場合
食べる人数によっておせちを選ぶ際は、どれぐらいの量が適切なのかを考えなければなりません。1人か2人の少人数で食べる際は、小さめの一段重で十分でしょう。
たくさんあって余らせてしまい、傷むのはもったいないです。食べられる量に見合ったサイズのおせちを選ぶことが大切です。
◇2~3人で食べる場合
夫婦2人と小さな子どもが1人など、人数の少ない2~3人の家族でおせちを食べる場合は、6~6.5寸(約18~20cm)程度の二段重が適量でしょう。二段あれば、一段より品数も多く、飽きずに食べられるのではないでしょうか。
◇3~4人で食べる場合
3~4人でおせち料理を囲む家庭では、6.5寸(約20cm)の三段重ぐらいの量を目安にしましょう。
三段のおせちになると、お酒のつまみになる口取りや、魚やエビといった海の幸の焼き物のほか、紅白なますなどの酢の物も入り、種類豊富で食べごたえがあります。
◇4~5人で食べる場合
両親と食べ盛りの子ども2~3人など、合計4~5人でおせち料理を食べる場合は、7寸(約21cm)の三段重ぐらいの量がおすすめです。ファミリー向けの量なので、40~45品ぐらいと品数が多くなり、たくさん食べたい子どもたちも満足できるのではないでしょうか。
量が増えてくると中身も色とりどりで見栄えがよく、食欲をそそります。家族みんなでワイワイと団らんの時間を楽しみながらおせちを囲んでみてください。
◇5~6人で食べる場合
夫婦2人と子ども3人など、5~6人の家庭でおせち料理を食べる場合は、8.5寸(約26cm)の三段重ぐらいがおすすめです。重箱のサイズが大きくなると、中身も当然多くなります。
定番(和風)おせちでは、このサイズになると、里芋やれんこんといった根菜類の煮物や、筑前煮などが入っているのが一般的。やさしい甘さのあるお煮しめは、小さな子どもや高齢の方でも食べやすいですね。
◇6人以上で食べる場合
7~8人ほどの大人数でおせちを囲むなら、6.5寸(約20cm)の六段重ぐらいの量が必要でしょう。六段重のおせちでなかなかいいものが見つからない場合は、二段重を3種類、もしくは三段重を2種類など、複数のおせちを組み合わせてもいいでしょう。
複数選ぶときは、和風、洋風、中華からそれぞれ選んでも良さそうですね。食べる人数が多いと、おせちを選ぶ楽しみも増えます。
おせちと言えば伝統的な和食のイメージですが、近年では洋風おせちや子供に喜ばれるキャラクターおせちなど、伝統的なおせち料理が苦手な方にも楽しんでもらえるおせちがあるのはご存知でしょうか。
一緒に食べる家族のことを考えて、小さめの伝統的なおせちに、プラスで添えるのもいいですね。
◇子供に人気なキャラクターおせち
子どもと大人では食の好みが違います。子どもが多い家庭なら、子どもでも食べやすいおせちを用意することも検討しましょう。
最近では、ハンバーグやミニグラタン、卵焼きなど、子どもが好きなメニューが入ったおせちも多く販売されています。また、キャラクターもののおせちも、子どもの目を引いておすすめです。
◇大人に人気な洋風・中華おせち
大人向けのおせちといえば、一般的な定番(和風)おせちのほかに、洋風や中華などのテイストのものがあります。
おしゃれに盛り付けられたもの、一流シェフが作ったもの、高級食材を使ったもの、ピリ辛や酸味が強いなど味つけが大人向けのもの等、さまざまです。
おせちを大人だけで囲む家庭なら、たまには趣向を変えたおせちを楽しんでみてもいいのではないでしょうか。
◇女性が好むおせち料理は?
女性は男性よりも甘党の方が多いイメージですよね。ある調査では、好きなおせちの具の第1位が栗きんとんという結果も出ています。
その他、黒豆や伊達巻き、エビ・肉料理・海鮮も人気です。そのため、甘いものとお肉・海の幸がバランスよく入ったおせちが喜ばれるのではないでしょうか。
女性家族でおせちを食べる予定なら、ぜひこの結果を参考にしてみてください。
◇男性が好むおせち料理は?
男性が好むおせちのタイプとは、ズバリ肉料理。最近では、ローストビーフやチャーシュー、野菜をチキンで巻いたものなど肉を使用した洋風・中華おせちメニューもしばしば見られます。
男性は女性に比べてガッツリ食べたい派の方が多いので、男性が多い家庭の場合は肉をたっぷり使用したボリューム満点のおせちを選んでみてはいかがでしょうか。
また、ある調査によれば、定番(和風)おせちのメニューでも数の子や伊達巻き、栗きんとんなどは男性からも支持されているようです。
おせち料理は縁起物!リーズナブルなおせちから、豪華絢爛なおせちまで様々な種類のおせちがあります。ご予算に応じて、選んでみましょう。
◇10,000円未満のおせち
おせちを食べる人が1~2人など少人数の場合で、食べる量が少ない場合は、10,000円未満でも十分な内容のおせちを購入できます。
10,000円未満で探してみても、定番の和風おせちやホテル・料理店監修のもの、中華など、店舗ごとにさまざまな種類のおせちが用意されています。お好みのタイプを選んでみてください。
◇10,000~15,000円のおせち
10,000~15,000円のおせちは、10,000円未満のおせちに比べると、量や内容がグレードアップします。おせちの予算に対するアンケート調査の結果でも、これぐらいの予算を考えている家庭が多いようです。
価格・量・内容のバランスを見て、気に入るものを選んでみてください。選ぶ際は、見た目の雰囲気や口コミもぜひ参考にしましょう。
◇15,000~20,000円のおせち
大人数になると、量も必要になるので、15,000円を超えるおせちを購入する方も多いでしょう。たとえば5~6人で食べる場合、1人あたり3,000~4,000円ぐらいの予算と考えれば、15,000~20,000円のおせちは適当な値段なのではないでしょうか。
20,000円近いおせちになると、蟹や伊勢エビのような高級食材も入っていることが多いです。
◇20,000円以上のおせち
20,000円以上のおせちとなると、高級の部類に入ります。料亭や一流料理人が作ったような、本格派のおせちを召し上がることができるでしょう。
食材も豪華で量も多く、美味しいおせちのおかげで、めでたいお正月を良い気分で過ごせるのではないでしょうか。
人数が多いと、おせちを手作りするのも手間がかかります。予算が取れるのであれば、お取り寄せに頼るのもいいですね。
どこのショップなら失敗しないの?
届いてみるまでわからない通販だからこそ、どのショップで買うか悩んでしまいますよね。
そんなときは実績のあるショップから探してみましょう。有名店のおせちやレビュー高評価、楽天ランキング入賞のおせちが気軽に選べるのも通販の魅力です。
通販で売られているおせちは、大きく分けて「冷蔵おせち」と「冷凍おせち」の2種類。「冷蔵おせち」は、解凍不要ですぐ食べられるタイプ、「冷凍おせち」は、解凍が必要ですが、長期保存ができるタイプです。忙しい年末に受け取ることが難しい場合は、冷凍タイプを早めに受け取って自宅で保管するのもいいですね。
新鮮な状態のおせちを食べたいなら、冷蔵で届く生おせちがオススメです。お正月の日に合わせて注文しましょう。
生おせちなら届いてすぐに食べることができ、風味が損なわれていない作りたての味わいを楽しめます。真空パックのタイプなら、自宅で好きなように盛り付けできるのもポイント。
ただし、賞味期限は短めで、3~4日程度の場合が多いです。きちんと賞味期限をチェックし、三が日以内などなるべく早めに食べ切りましょう。
冷凍おせちとは、できたてを急速冷凍したおせちのことです。すでに容器に美しく盛り付けられた状態で届くので、盛り付けの手間が省けます。冷凍なので傷みにくく、1~2ヶ月間の長期保存ができるのもメリット。
ただし、解凍するのに時間がかかってしまいます。また、食材によっては、作りたての生おせちに比べて風味や食感が落ちることもあるでしょう。
今年は自分で用意してみよう!おせち料理には何が入っているかご存知ですか?
豊作や家内安全、子孫繁栄を願う意味が込められたおせち料理には、1つ1つそれぞれに意味をもっています。ガイドページでそれぞれの意味を調べながら準備しましょう。
定番(和風)おせち以外にも洋風や中華と、様々な種類のおせちがあることには驚きでしたね。
毎年年末が近づいてくると、さまざまなメーカーから、数多くの種類のおせちが発売されています。選ぶのは楽しいけど目移りして迷っちゃう、という方は、ぜひ今回の内容やランキングを参考に自分に合ったおせちを見つけてみてください。
一年の始まりであるお正月を、おせち料理を囲みながら家族みんなでワイワイと楽しく過ごし、新しい年も多くの幸が訪れるよう願いましょう。
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