「かめおか霧の芸術祭」をプラットフォームにアートの力を活かした地方創生を実現したい

プロジェクトについて

京都府亀岡市について

「霧のテラス」から見える亀岡のまちなみ

亀岡市は美しい山々に囲まれた盆地で、秋から冬には幻想的な霧に包まれます。

京都府内で唯一「おいしい水」に選ばれた水道水（厚労省選定）があり、昔ながらの古民家が点在し、京都府内有数の肥沃で広大な農地が広がり、美味しい採れたて野菜を安価に買うことが出来ます。明智光秀が築城した丹波亀山城跡や温泉街などもあり、そういった多様な魅力を活かした個性的なお店もたくさんあります。

京都市や大阪市に近接し、都市圏の利便性（トカイ）を有しながら、一方で田舎（イナカ）の良いところも兼ね備えた「トカイナカ」です。

亀岡市には何も無い？

錦秋の保津渓谷

しかし、国内有数の観光地「嵐山」からトロッコ列車で亀岡市へ訪れる年間100万人の観光客のほとんどは、「亀岡には何も無い」と思ってJRで京都市へUターンしています。亀岡市に住んでいる住民も「亀岡には何も無い」と思い、遠方から人々が見に来る霧は洗濯物が乾かない原因だと嫌っている人もいます。

JRで嵯峨嵐山駅から亀岡駅まで快速電車でわずか7分で着きますが、その間には急峻な保津渓谷があるため、京都市民は亀岡市を「何も無い僻地」だと思って、これまでは移住候補地になりにくいこともありました。

かめおか霧の芸術祭を開催

子どもたちがアーティストと一緒にワークショップを楽しむ

こういった「何も無い」と思っている人々に亀岡市の魅力に気づいてもらうには、これまでどおりの発想では実現できないと考え、亀岡市が注目したのがアートの力。

トカイナカである亀岡市には、魅力を感じてアトリエを構えている多くの優れたアーティストがいます。そういったアーティストと「かめおか霧の芸術祭」という名のプロジェクトを開催します。
芸術祭といっても一過性のイベントをするのではなく、年間を通じて亀岡の豊かな自然・歴史を実感・再発見するため、亀岡らしい風景が残る千歳町毘沙門周辺の美しい田園や丹波亀山城跡も会場に、亀岡ゆかりの芸術家の展覧会を開催します。
アートの視点から「循環」をテーマにマルシェを開催し、環境や資源というキーワードを軸に多くの人々が出会い、つながる機会を作ります。
様々な分野で活躍する多くのアーティストと参加者が一緒にものづくりなどを行うワークショップを開催します。
かめおか霧の芸術祭をプラットフォームに、あらゆる分野の人々が協働できる取組み「かめおか霧の芸術祭×Ｘ」を推進します。

子どもたちがアーティストと一緒にワークショップを楽しむ

アーティストが地域資源をリサーチして紙芝居で子どもたちに伝える

・古民家の魅力を体現したカフェを拠点に、ワークショップ、マルシェなど様々な事業を実施し、流通高1千万円の実現と雇用を促進します。

・かめおか霧の芸術祭の各種取組に年間15,000人の参加を実現し、「亀岡ファンクラブ」の構築を通じて、事務局（亀岡市役所）がコミュニケ―ション可能な関係人口を2025年までに1万人獲得します。

・ファン層に対して、アート作品の購入やイベントへの継続的な参加を促し、アートファンの集まるまち「亀岡市」を実現します。

・亀岡市の農業や環境、商工、観光などあらゆる分野の地域課題をアートの力を活かして解決を進めるため、かめおか霧の芸術祭をプラットフォームに行政とアーティストなどが協働してまちづくりを進めます。

寄付金の使い道

アートの視点で亀岡の魅力を発掘・発信するマルシェ

・マルシェ
・展覧会
・各種ワークショップ
・地域課題の解決を推進するためのプロジェクト費

寄付額を選ぶ

こだわりをもって大切に育まれた、亀岡市を代表する特産品を中心に、選りすぐりの返礼品をご用意いたしました。

活動報告

かめおか霧の芸術祭プロジェクトへご支援いただきありがとうございました。（2023年5月9日更新）

この度は「かめおか霧の芸術祭プロジェクト」に全国の皆様から多くのご支援をいただき、ありがとうございました。

皆様からいただいたご寄付は、「かめおか霧の芸術祭」の各プロジェクトの実施に活用させていただきます。亀岡市に眠るたくさんの魅力を発掘し、多くの人に知っていただくため亀岡市では、"アート"の力を活かし、アートから生まれる新しい人と人、人とまち、人と文化をつなげる機会を創出します。そして、地域が抱える様々な課題をアートの力を活かし解決につなげていきます。

令和5年度は、丹波亀山城跡を舞台にした「城跡芸術展」、多彩な技術を持った方から技を学べる「KIRI²芸術大学」、市役所地下を会場に多彩な作品展示を行う「開かれたアトリエ展覧会」など多彩な企画を開催する予定ですので、『文化の薫るまち亀岡』にぜひお越しください！

野菜を使ったアートイベントの様子。令和５年度も様々な取組を進めます。