プロジェクトについて
全国でも珍しい露地花栽培が有名な観光都市である「南房総市」
南房総市は南側から東側を太平洋、西側を東京湾に囲まれた房総半島の南端にあります。
黒潮の影響で冬でも暖かく、無霜地域の特性を活かした露地花栽培は昭和40年代から始まり、1月から3月には61万人の観光客が露地花摘みに訪れます。
露地花摘みとは、現地でお渡しするはさみを持ち、指定された園地に咲いている花を収穫し、その花を買い持ち帰ることができるという収穫体験です。
まちが誇る「花」を起点に、再度盛り上がりたい!
長年地元の人にも観光客にも愛された露地花栽培は、令和元年台風による被害、令和2年のコロナウィルス感染拡大予防のための緊急事態宣言等によって、観光客が減少。それと同時にこの花畑に近い道の駅ちくら潮風王国でも平成18年の49.3万人をピークに入込数が減少しています。
観光客の減少、作付面積の縮小の負のスパイラルが起こっており、コロナ禍の終息のあとも、潮風王国や花摘み観光の入込数が上昇するとも考えにくく、花摘み観光という特徴的な産業が衰退し、人が集まらなくなるのも時間の問題です。寂れてゆく千倉地区を何とかしたいという気持ちは、すべての市民共通の思いです。
平成17年ごろの様子。色鮮やかな多種類の花が観光客の皆様をお待ちしていました。
魅力ある花畑を復活させ、たくさんの人にお越しいただき地域経済を盛上げたい!
ふるさと納税を軸とした生産者の直売を強化し、おうち時間が増加している皆さんの家でもお花を楽しんでもらえる花の生産拠点、およびに販売拠点を拡充します。
南房総市の特徴である温暖な気候により1月から3月の寒冷期に花栽培のピークを迎えるため、全国的に花の流通量が低い時期にお届けできる強みがあります。東京ドーム1個分の敷地面積を誇る花畑があるものの、甚大な被害をもたらした一昨年2回の台風と、昨今の外出規制によりそれは荒れ地と化し、道の駅ちくら潮風王国、周辺で花摘み観光用の花を植えていた農家、近隣宿泊施設運営者は壊滅的なダメージを受け、平成30年度の観光収入と比較すると売上高はマイナス40パーセントの状態です。
一部の事業者が花を生産する形態には限界があり、地域をあげて「花の生産量強化、販売促進、花畑の復興、観光客再誘致の資源づくり」の達成が喫緊の課題であります。
広大な面積を誇る花畑を再生し、観光地としての復興を行います
- 道の駅ちくら潮風王国、周辺で花摘み観光用の花を植えていた農家だけでなく、地域シルバー人材を活用して「地域ぐるみの花畑復興」を実現します。
- 太平洋をバックに花畑で写真を撮ったり、子どもがお花摘み体験ができる場を提供したり、高齢者に憩いの機会を提供できるような花畑を整備します。
- SNS上で継続的に「花畑フォトコンテスト」の開催を実施することや、観光に提供力を持つインフルエンサーと提携し、地域住民が気づけない「新たな魅力」の発見と発信を行います。
- 南房総市にはアワビやサザエ、伊勢えびなどの豊富な海産物が水揚げされ、代々続く干物などの水産加工販売業者も多くあります。花の販売に加えて、水産加工品などを取り扱う事業者も多いため、道の駅「ちくら潮風王国」にバイヤーを招き、花が咲き乱れる季節に商談会を行います。
- 観光ポータルサイトと連携し、宿泊クーポン等、お客様がリーズナブルに宿泊することが出来る環境を作ります。
市内に複数ある花畑の平成16年頃の様子
市内外に「南房総の花畑ファン」を増やしたい
今回のクラウドファンディングで皆さまからいただいた寄付は、「花畑を拠点とし観光地としての復興」という目的を実現させるため、下記の事業に充当させていただきます。
◆耕作放棄地の耕作・再生を行います。
道の駅ちくら潮風王国、潮風王国テナント会等が主体となり、耕作放棄地を借り受け農地を再整備し花畑を再生させます。
◆子ども達に地域の産業を伝え、「花摘み観光」を未来に繋ぎます。
地域の小学生を対象として花の植栽から摘み取りまでの体験を行い、花摘み観光への見聞を深め担い手育成のきっかけを作ります。
◆市内外から人々が集う花畑をつくります。
花が咲く期間中ライブカメラを設置したり、写真撮影用のスポットを作るなど、多くの人々が訪れ、また訪れたくなる観光地としての復興を目指します。
寄付額を選ぶ
南房総市の魅力を味わえる海の幸をご用意しました。道の駅のテナントに入っている事業者が提供する品も多くあります。このプロジェクトと共に、プロジェクトを支える事業者を応援してください。
活動報告
沢山の皆さまからのプロジェクトの応援ありがとうございました。(2021年11月12日更新)
【道の駅ちくら潮風王国支配人 宇畑 延輝】
この度は、千葉県南房総市の楽天クラウドファンディング「「花摘み観光」を途絶えさせたくない!花であふれる魅力ある南房総市を復興させたい!にたくさんの方から応援いただきありがとうございました。今回の期間で目標額を達成することはできませんでしたが、多くの方からご支援いただいたことで、令和元年台風15号による被害を乗り越えつつあったタイミングでコロナ禍となりお客様が激減し気分が滅入っていた道の駅スタッフ、テナントの皆さん、花畑農家の皆さんのモチベーション向上のための大きな勇気となりました。引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。
【道の駅ちくら潮風王国内レストラン せん政水産オーナー 大川 浩司】
たくさんの皆さまからのご支援、本当にありがとうございました。当店にお越しいただいた方から「クラウドファンディング頑張って!」とお声がけいただくこともありました。本当にたくさんの方に見ていただき、ご支援いただき感謝いたします。現在の花畑はやっと花の芽がでてきたところです。皆様からのご支援に応えられるよう、花畑の復活に向け進んでいきたいと思います。早春の暖かな南房総でお花畑で皆様にお会いできることをお待ちしております!
(右)宇畑 延輝さんと(左)大川 浩司さん
多大なるご支援、心温まる応援メッセージありがとうございました!(2023年2月14日更新)
この度は千葉県南房総市クラウドファンディングにご支援いただき、ありがとうございます。いただいた寄付金は、休耕地となっていた畑の除草整地作業や苗の購入費用に活用させていただきます。
2022年8月より除草整地作業、9月から苗の植え付け作業を行い、12月から見ごろを迎えられるよう地元花農家や高校生と連携し花畑復活に向け、一丸となり取り組みを進めております。
今後においては、写真撮影用のスポットの造設や「花畑フォトコンテスト」開催も視野に入れ検討を進めてまいります。
引き続き、南房総市をご支援賜りますようお願い申し上げます。
これから花の見ごろを迎えます。(2023年2月14日更新)
まだまだ寒い日が続いておりますが、千葉県南房総市ではこれから路地花の見ごろを迎えます。
令和元年の房総半島台風に始まり、新型コロナウィルス感染症の流行により観光客が減少し、衰退していた花畑でしたが、昨年度皆様からの温かいご支援により一歩ずつではありますが再生に向け盛り上がりをみせています。
今年度は、休耕地となっていた畑3,000㎡超にきんせんか、ストック、菜の花などを植栽し、2月中旬から4月上旬が見ごろとなっています。現地では花摘みの体験もできます。
また、道の駅ちくら潮風王国では、花畑が賑わう2月10日(金)~3月26日(日)まで『ちくらの花畑インスタフォトコンテスト』を開催します。優秀賞10名様に素敵なプレゼントも当たりますので、是非千葉県南房総市にお越しいただき、花畑を満喫していただきたいです。