第二次世界大戦時の戦争遺跡を活用し、平和の尊さ、命の大切さを子どもたちや未来へ伝えていく地域・加西市を作り上げたい!

現在の寄付額
-
目標金額
100,000,000
さらに 募集中
達成!
寄付者
-
残り
-受付終了
募集期間
2021/07/21(水)10:002021/10/22(金)09:59
返礼品を選んで寄付する

プロジェクトについて

加西市について

気球の飛ぶまち「加西」
気球の飛ぶまち「加西」

加西市は、1300年前に編纂された日本最古の地誌「播磨国風土記」にも記され、古くから人が住み、多くの文化を育んできた歴史あるまちです。

また、兵庫県南部、播州平野のほぼ中央に位置する加西市は、古くから温暖な気候で自然災害が少なく、肥沃な土地として知られており、その立地条件を生かして水稲をはじめ果樹、野菜、花き、酪農などの多種多様な農業生産を展開しています。

そして、加西市の温暖な気候がもたらす穏やかな風は飛行に適しており、かつ広くなだらかな土地が広がっていたことから、第二次世界大戦中に旧日本海軍の飛行場「鶉野飛行場」が建設されました。

「無言の語り部」ともいわれる戦争遺跡の経年劣化が進んでいる

鶉野飛行場滑走路跡
鶉野飛行場滑走路跡

加西市の南東部にある鶉野(うずらの)台地には、第二次世界大戦が激化しはじめた頃に、旧日本海軍の飛行場が建設されました。1,200メートルの長いコンクリート滑走路跡は、全国でも珍しくほぼ当時のまま残っており、さらに飛行場周辺の多くの防空壕や機銃座などの戦争遺跡と併せて、一つの場所に多くの戦争遺跡が残っている全国でも珍しい貴重な歴史遺産群を形成しており、鶉野飛行場と呼ばれています。

しかしながら、戦時中の状況を今に伝え、「無言の語り部」ともいわれる戦争遺跡の経年劣化が他地域同様加西市でも進んでおり、何もしなければ鶉野のこのような貴重な戦争遺跡が失われていくだけではなく、多くの先人の犠牲により今の平和な日本がある事も風化していく危機にあると考えます。

加西市では、戦争の記憶を風化させず、平和の尊さを子どもたちや未来に伝えていくことが非常に大切であり、そのためには鶉野の戦争遺跡を保存するだけでなく、新しい学びの場・交流の場として活用し、後世に残すことが重要であると考え、鶉野飛行場跡地周辺一体を生きる“フィールドミュージアム”としてとらえ、滑走路跡地及び周辺の戦争遺跡の保存・活用を進めています。

 

戦争遺跡を生けるミュージアムに!

地域活性化拠点施設「soraかさい」
地域活性化拠点施設「soraかさい」

戦後75年余りの年月を経て戦争体験者が減少し、「ヒト」から「モノ」へ戦争の記憶や記録が移行していく中、戦争の記憶を風化させず、平和の尊さを子どもたちや未来に伝えていくためには、鶉野の戦争遺跡を保存・活用し地域の貴重な財産として後世に残していくことが重要であります。

加西市では、2019年度に巨大防空壕跡の内部を活用したシアターを整備し、プロジェクションマッピングにより当時鶉野から特攻で飛び立った若者の遺書を物語風に紹介。この取組はコロナ禍で広島・長崎など遠方での平和学習が難しい中、関西圏の多くの学校から修学旅行先の希望依頼が入るなど好評を得ており、今後関西圏の学校等に対し受入れ先としてPRを行うなど、取組を一層強化・継続していきます。

さらに、川西航空機姫路製作所鶉野工場で組み立てられていた戦闘機「紫電改」の実物大の模型などをメイン展示とし、来年4月のオープンを目指して整備中の地域活性化拠点施設「soraかさい」を中心に、巨大防空壕同様に爆弾庫跡を生けるミュージアムとして活用したり、その他周辺施設を整備したりすることにより、鶉野フィールドミュージアム全体を後世に伝えるべく施設としていきます。

 

過去から未来へ「空がつなぐ」平和への願い

空がつなぐ過去と未来
空がつなぐ過去と未来

全国でも珍しくほぼ当時のまま残っている1,200メートルの長いコンクリート滑走路跡をはじめ、多くの防空壕や機銃座などの戦争遺跡が一つの場所に多く残っている全国でも珍しい貴重な歴史遺産群で形成される“鶉野フィールドミュージアム”活用の目的は、これら戦争遺跡の保存・活用による平和の尊さや命の大切さを子どもたちや未来に伝えていくことです。

一方、加西市では、数年前から鶉野飛行場跡を主な会場として気球のイベントを秋から春にかけて開催しており、「気球の飛ぶまち」として年間延べ数万人が訪れる程、その認知は進んでいます。そして、これらイベントは単なるイベントではなく、かつて特攻隊が飛び立った同じ空を現在は平和の象徴として気球が未来に向けて飛び、過去から未来へ「空がつなぐ」平和への願いがその背景に込められています。

加西市では、このクラウドファンディングを活用し、戦争遺跡の保存・活用だけでなく、この“空がつなぐ物語”を市の財産として未来へと引き継ぎ、鶉野フィールドミュージアムを新たな人々の交流、学びの場として活用し、さらに加西市を平和と命の大切さを発信し続けるまちにしたいと考えています。

 

平和を願う「気球の飛ぶまち加西」

鶉野飛行場跡から飛び立つ気球
鶉野飛行場跡から飛び立つ気球

今回のクラウドファンディングでみなさまからいただいた寄付金は、鶉野の戦争遺跡を保存・活用し、地域の貴重な財産として後世に伝える目的を実現するため、鶉野フィールドミュージアムの入り口にある爆弾庫跡を保存・活用や関連施設の整備事業に充当させていただきます。

併せて「気球の飛ぶまち加西」の象徴である気球と連携した取組みを継続的に実施することにより、鶉野周辺を過去と未来を「空」でつなぐフィールドミュージアムとした事業展開を進めていきます。

 

 

 

楽天ふるさと納税ドキュメンタリーにて、動画公開中!(2021年10月8日リリース)

どのような背景で今回のクラウドファンディングを開始したのかをご紹介しています。ぜひご覧ください。
[ふるさと納税ドキュメンタリー]「空がつなぐ」平和への願い ~兵庫県加西市~

 

寄付額を選ぶ

以下の返礼品一覧より、ご希望の寄付額の返礼品をお選びいただき、返礼品ページへお進みください。通常のふるさと納税と同様に「寄付を申込む」ボタンをクリックして手続きすれば寄付が完了いたします。

鶉野フィールドミュージアムの体験ツアーを返礼品に加え、寄付者に戦争遺産群を直接肌で感じていただく機会をご提供します。

活動報告

沢山の皆さまからのプロジェクトの応援ありがとうございました。(2021年11月2日更新)

この度は、兵庫県加西市の楽天クラウドファンディング「第二次世界大戦時の戦争遺跡を活用し、平和の尊さ、命の大切さを子どもたちや未来へ伝えていく地域・加西市を作り上げたい!」をご支援いただき、誠にありがとうございました。

多くの皆さまのご支援、ご協力によりいただいた目標金額を大きく上回るご寄付により、今後鶉野ミュージアムの入り口にある爆弾庫跡の保存・活用や関連施設の整備を行い、鶉野の戦争遺跡を地域の貴重な財産として後世に伝えていきたいと考えています。

今回ご寄付いただいた方をはじめ、多くの方々に加西市を訪れていただき、過去から未来へ「空がつなぐ」平和への願いを感じていただければと思います。

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

 

  • 楽天ふるさと納税クラウドファンディング
  • 福岡県福智町のプロジェクト
  • 岐阜県下呂市のプロジェクト
  • 北海道別海町のプロジェクト
  • 新潟県長岡市のプロジェクト
  • 目標金額到達の如何を問わず、返礼品は受け取ることができます。
  • 目標金額到達の如何を問わず、寄付の返金はございません。
  • 目標寄付額に到達しなかった場合、自治体内で頂いた寄付の使い道を検討し、別の事業に活用する場合がございます。
  • 目標寄付額を超えた寄付額分についても、自治体内で頂いた寄付の使い道を検討し、別の事業に活用する場合がございます。
  • プロジェクト開催中であっても、返礼品の内容が変更になる場合がございます。詳細は自治体ページにてご確認ください。
  • 受付期間終了または目標到達前に、自治体または楽天の判断で寄付受付を停止する場合がございます。
  • サイト上の寄付合計額、寄付人数などの実績は、即時反映ではありません。