東日本大震災を風化させない。震災遺構から命を守る教訓を伝え続ける。

震災や災害からの復興
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2021/03/05(金)10:002021/06/04(金)09:59
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プロジェクトについて

世界三大漁場“金華山沖”を誇る 港町「石巻市」

現在の石巻市 ~日和山から見下ろした中瀬・内海橋・石ノ森萬画館~
現在の石巻市 ~日和山から見下ろした中瀬・内海橋・石ノ森萬画館~

石巻市は北上川の河口に位置し、伊達藩の統治下では、水運交通の拠点「奥州最大の米の集積港」として、全国的に知られた交易都市でした。明治時代からは、金華山沖漁場を背景に漁業のまちとして栄え、現在も、金華山沖は世界三大漁場の一つに数えられ、かつお・いわし・さばなどの水産資源の宝庫となっています。また、昭和39年に新産業都市の指定を受けてからは、石巻工業港が開港するなど、工業都市としても発展を遂げてきました。さらに、平成元年に石巻専修大学が開学するとともに、三陸自動車道の延伸、石巻港の整備、平成13年には、本市が進めるマンガランド構想の中核施設となる「石ノ森萬画館」が完成しました。

東日本大震災では、国内観測史上最大となるマグニチュード9.0を観測。震度6強の激しい揺れと、沿岸域全域に襲来した巨大津波は、防潮堤を破壊し、多くの人命を奪い、住まいや働く場、道路や港湾、漁港など多くの財産が失われました。未曾有の大災害となり、深い傷跡と悲しみの記憶を残すこととなった大震災ですが、全国の方々から多くの心温まるご支援をいただき、今日まで復興へと歩みを進めることができました。

 

「最大の被災地」だからこそ伝えていく責任がある

震災当時の石巻市
震災当時の石巻市

東日本大震災は未曽有の大規模自然災害であり、東北地方の太平洋沿岸を中心に広い範囲で甚大な被害をもたらしましたが、中でも本市は「最大の被災地」と言われています。

死者3,187名、行方不明者415名という信じ難いほど多くの方が犠牲になり、市内平野部の約30%に当たる約73平方キロメートルが浸水、住家の76.6%に当たる56,708棟が被災しました。

わたしたちは、先人たちの教訓があったにもかかわらず、東日本大震災でたくさんの大切なものを失い、それまでの日常からの大きな転換を余儀なくされました。あれから時が経ち、震災の記憶が徐々に風化していると言われていますが、同じ過ちを繰り返さぬためにも、わたしたちはあのとき何を感じ、考え、どのように行動したのか、この事実をしっかりと伝えていく必要があります。

 

「震災遺構」だからこそ伝えられること

震災遺構「門脇小学校」
震災遺構「門脇小学校」

石巻市では、「東日本大震災の最大の被災地である石巻市は、かけがえのない大切な命を守るため、震災の事実と教訓、復旧・復興への思いを、世代を超えて、地域を越えて、すべての人々へ伝え続けます」を基本理念に掲げ、未来まで震災を伝えていく取組を展開しています。そのうちの一つに震災遺構の整備・運営があり、「門脇小学校」及び「大川小学校」を震災遺構として保存し、震災の経験、教訓、思いを発信していきます。

津波を起因とした津波火災による被災状況を唯一残した施設である「門脇小学校」は、震災伝承の拠点として本市全体の被災状況や命を守るための平時からの訓練の大切さ等、震災からの学びや教訓を伝えていくことを目的とし、津波により児童・教職員84名が犠牲となった「大川小学校」は、慰霊・追悼の場とするとともに、震災被害の事実や、学校における事前防災と避難の重要性などを伝えていくことを目的としています。

多くの人が自分自身と大切な人の命を守るための行動へとつながるように

震災遺構「大川小学校」
震災遺構「大川小学校」

東日本大震災はこの地に大きな被害をもたらしましたが、この経験を活かし、災害時の具体的な行動へとつなげるためには、被害(各地の被害の状況、津波火災、河川遡上津波など)だけではなく、震災前のこと(過去の災害、本市の地勢、震災前の暮らし、災害への備えなど)や発災後の対応(発災時の行動、災害救助、災害医療など)、復旧・復興への取組(避難所生活、世界中からの支援、震災後の防災の取組など)など、様々な事柄について、しっかりと伝えていくことが大切です。

近い将来にも大規模災害の発生が予想されており、誰もが、いつどこで大きな自然災害に直面するか分からない世の中だからこそ、災害を自分に関わりのあることとして考え、いつかまた大きな災害が起こったとき、一人でも多くの人が自分自身と大切な人の命を守るために行動できるよう、すべての人々へ発信し続けたいと考えます。

震災遺構門脇小学校と震災遺構大川小学校の運営費として活用します

震災からの復興情報発信
震災からの復興情報発信

今回のクラウドファンディングで皆様からいただいた寄付金は、震災遺構を訪れた方が安全・安心して見学できるよう施設の維持管理や、震災の事実や教訓を将来に渡り伝え継ぐための展示コンテンツ等の更新など、震災遺構の運営費に充当させていただきます。

● 震災遺構「門脇小学校」の運営費
● 震災遺構「大川小学校」の運営費

 

 

 

 

楽天ふるさと納税ドキュメンタリー公開中!
水産加工業 復興への希望 ~宮城県石巻市~

 

寄付額を選ぶ

以下の返礼品一覧より、ご希望の寄付額の返礼品をお選びいただき、返礼品ページへお進みください。通常のふるさと納税と同様に「寄付を申込む」ボタンをクリックして手続きすれば寄付が完了いたします。

魚・牡蠣・たらこ・蒲鉾・米・肉など、石巻市の味を楽しめる多種多様な返礼品のほか、東日本大震災の教訓から生まれた返礼品をご用意いたしました。東日本大震災では壊滅的な被害を受けましたが、全国に皆様からの温かいご支援により、ここまで復興することができました。心からの感謝の気持ちを込めるとともに、石巻市の復興を、返礼品を通して感じていただけますと幸いです。

活動報告

皆様からのあたたかいご支援ありがとうございました!(2021年6月16日更新)

この度は、宮城県石巻市の楽天クラウドファンディング「東日本大震災を風化させない。震災遺構から命を守る教訓を伝え続ける。」にご支援いただき、誠にありがとうございました。

クラウドファンディング実施期間中におきましても、整備工事中にもかかわらず多くの方々に足を運んでいただいており、ご不便をおかけしておりましたが、震災遺構大川小学校につきましては7月中にオープンする運びとなりました。

震災遺構を通じて、慰霊や追悼とともに震災被害の事実や学校における事前防災と避難の重要性をより多くの方々に伝えていきたいと思います。

今後も、多くの人が自分自身と大切な人の命を守るために行動できるよう、すべての人々へ発信し続けてまいりますので、引き続き石巻市をご支援賜りますようお願い申し上げます。

 

全国の皆様に支えられ、石巻市震災遺構は一般公開しています。どうぞ足をお運びください!(2022年6月21日更新)

石巻市は、令和3年7月に震災遺構大川小学校を一般公開しておりますが、この度、令和4年4月3日に震災遺構門脇小学校が一般公開を迎えました。

門脇小学校は、東日本大震災で発生した津波火災の痕跡を残す全国で唯一の震災遺構です。津波から命を守るとき、垂直避難だけでは難しい一面があることを伝えるとともに、平時における訓練の重要性や地域を知ることの大切さを学ぶ場として公開しています。

当施設は、遺構(本校舎)と展示館(屋内運動場・特別教室)があります。遺構の内部は、外通路から見学することができ、展示館では、実物資料をはじめ体験者の証言や映像、石巻平野に繰り返し津波が襲っていた事実を示す大地の記録などを展示しています。

災害から自分や大切な人の命を守るためにはどうしたらいいのか、そして、自然との共生・生命・生きるとは何かを改めて考えていただきたいと願い、様々な視点で問いかける施設となっています。

石巻市へお越しいただくことが何よりの支えとなりますので、ぜひ震災遺構へ足をお運びいただき、ご自身の目で見て学び考えていただけたら幸いです。皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。

 

震災遺構門脇小学校



遺構(本校舎)

 


展示館(屋内運動場)

 

 展示館(特別教室)

 

  • 楽天ふるさと納税クラウドファンディング
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  • 北海道別海町のプロジェクト
  • 新潟県長岡市のプロジェクト
  • 目標金額到達の如何を問わず、返礼品は受け取ることができます。
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