幼稚園の入園式はいつ? 式典の流れ・マナー・服装を解説
2024/2/21
幼稚園の入園式に初めて・久しぶりに参加するご家族に向けて、入園式が行われる時期や式典の流れ、所要時間、マナーなどの基本的な情報に加え、当日の服装や持ち物、おすすめの写真撮影スポットを詳しくご紹介します。
この春、子どもが幼稚園に入園するご家庭もいるかと思います。はじめての入園式は楽しみ半分、「何を準備すればいいの?」「親や子どもの服装は?」と、わからないことも多くドキドキしますよね。
そこでこの記事では、幼稚園の入園式の時期や流れ、服装やマナーを詳しくご紹介します。
目次
幼稚園の入園式はいつ頃行われる?
幼稚園の入園式は、一般的に4月上旬、第1週の5~10日ごろに行われることが多いです。
きょうだいの入学式と被らないようにとの配慮で、小学校や中学校の入学式よりも少しあとの日取りになるよう設定している幼稚園が多くなっています。
入園式が行われる曜日は、共働きの家庭が増えていることから、土日に開催する幼稚園が増えています。
春の季節ですが、地域によってはまだ肌寒く、気候に合わせた服装選びが大切です。
入園式の流れ
次に、入園式当日の一般的な流れをご紹介します。
式典は30分~1時間ほどで終了
幼稚園の入園式典では、一般的に以下の内容が行われます。
【幼稚園の入園式の流れ】
1.園児入場
2.開式の言葉
3.園長・理事長のあいさつ
4.来賓の祝辞・祝電披露
5.幼稚園の職員紹介
6.在園児からの贈り物(歌やお遊戯の披露など)
7.閉式の言葉
8.クラスごとなどで集合写真撮影
幼稚園の入園式は、スタートは9時ごろから、式自体は30分から1時間ほどで終わることが多いです。写真撮影や説明会などもあわせると、かかる時間は2~3時間で、12時前に終わるケースがほとんどです。
式典中は一般的に、先生に子どもを預け、保護者は後方の保護者席から式の様子を見守ります。
式典終了後は写真撮影や教室に移動
式典終了後は、写真撮影、保護者への説明会、教室で先生からのあいさつなどが行われます。
流れは園によって異なり、主に以下の2パターンがあるようです。
・一度解散して写真撮影をしたのち、再集合して教室に移動・説明などが行われるパターン
・先に教室に移動・説明を行ってから解散して各自写真撮影の時間などを行うパターン
各クラスの教室に移動した際は、担任・副担任の先生からあいさつや、クラスでの席や棚の位置の確認、保護者向けに今後の説明等が行われます。
写真撮影は、ママ・パパと子ども、担任の先生などでクラス写真を撮ることが多いですが、そのほかにも親子で写真を撮れる場所を設けている園もあります。
写真撮影のコツは「入園式の記念写真はいつどこで撮るのがいい?」の章で詳しく紹介しますので、ぜひそちらも参考にしてください。
入園式の当日に必要な持ち物
次に、入園式の当日に必要な持ち物をご紹介します。
幼稚園から事前に指定されることが多い持ち物
幼稚園の入園式当日は、持ち物が指定されている場合もあります。幼稚園側から事前に指示されることが多い持ち物は、以下の4つです。
【幼稚園から指定されることが多い持ち物】
・子どもの上靴
・大人用のスリッパ
・外靴を入れる袋
・筆記用具
保護者の履物などは事前に指定がある場合が多いため、忘れないようにしておきましょう。
持っておくと安心な持ち物
子どもと一緒に参加する入園式は、持っておくと安心な持ち物もいくつかあります。
あると安心な持ち物としては、以下が挙げられます。
【持っておくと安心な持ち物】
・カメラ、ビデオカメラ(予備バッテリー)
・配布物を入れるファイルやサブバック
・ハンカチ
・ティッシュ
・ウェットシート
・ビニール袋
幼稚園の入園式では、式典後に書類やお便りを配布されることもあるため、配布物を入れられるファイルやカバンを用意しておくと安心です。
また、子どもと一緒の入園式では、想定外のことが起こるケースもあるため、ハンカチやティッシュのほか、ウエットティッシュや汚れものを入れるビニール袋も持っておくといいでしょう。
そのほか、お子さんによってトレーニングパンツや着替えなど、普段のお出かけで持っていく荷物を持っておくと、いざというときにも安心です。
当日の持ち物は園によって異なるので事前の案内を要確認
当日の持ち物は、園によって異なります。事前に必ず案内を確認しておきましょう。
子どもの服装は制服、持ち物は上靴だけの園も多いですが、入園式までに通園バッグや帽子にも記名をしておきましょう。
入園準備での名付けの方法については、「入園準備に!持ち物への名前付けの方法をアイテム別に解説」の記事も参考にしてみてください。
【女性の保護者】幼稚園の入園式に適した服装・コーデは?
次に、女性の保護者向けに、幼稚園の入園式の服装・コーデのポイントをご紹介します。
入園式に向けてスーツ等を新調する際は、2月以降に探すといいでしょう。一般的に式向けの衣服は、2月ごろから店頭に多く並ぶようになるためです。
入園式では明るいカラーの服装を選ぶ方が多いですが、卒園式と同様、黒や紺のスーツで参加する方も多いです。悩みたくない方は無地×暗めカラーのスーツを持っておくと安心でしょう。ブローチやアクセサリーなどを付ければ、暗めカラーのスーツでも華やかになります。
女性保護者が入園式で着用する服装の種類としては、以下3つが挙げられます。
・セレモニースーツ
・ワンピース
・着物
それぞれの選び方や服装のポイントを、以下にご紹介していきます。
セレモニースーツ
入園式での服装の定番は、ジャケット+シャツ+スカートorパンツのスーツスタイル。
暗めのスーツを選ぶ場合、中のブラウスやシャツを少し華やかにするとバランスが取れ入園式らしい服装になります。
服装選びに悩んでしまう方は、定番のセレモニースーツを選ぶといいでしょう。
セレモニースーツ
6タイプから選べるジャケット&パンツのセットです。ジャケットとパンツのデザインやシルエットが選べるので、自分の好み・体型に合ったスーツで参列できます。
セットアップ
セットアップはコーデを組みやすく、トップス、ボトムスそれぞれ単体でも使用できて、着回し可能なのがポイントです。
気温に合わせてジャケットを羽織るなど、アレンジするとよいでしょう。
セレモニー対応スカートセットアップ
アッドルージュのセレモニー対応スカートセットアップは、裾ペプラムデザインとバックプリーツの2デザインからトップスを選ぶことができます。
着物(訪問着)
選ぶ方は多くありませんが、着物もOKです。入園式に向いているのは、「訪問着」や「色無地」と呼ばれる着物で、帯は袋帯か名古屋帯を使うのがマナーです。
レンタルを活用すると、手軽に着物スタイルを楽しむことができますよ。
妊娠中の方は妊婦向けのフォーマルウェアがおすすめ
妊娠中のママは、妊婦向けのフォーマルウェアを選ぶのがおすすめです。
通常のスーツを着ることができたとしても、締め付けのあるものは避けた方がいいでしょう。ワンピースも、妊婦向けでないものはおなかに持ち上げられて前裾が短くなってしまうこともあるため、注意が必要です。
デザインによってはお宮参りや七五三などでも使えますし、授乳口付きの授乳服兼用タイプを選べば、産後も着られますよ。
ストレッチジョーゼットスーツ
産前も産後も着られる、ストレッチの効いたジャケット&ワンピースセットです。ベルトでお腹周りのシルエットを調整できるので、お腹の張り具合に合わせることができます。授乳口も付いているので、授乳中も安心です。
なお、細かいマナーについては「気を付けたい入園式でのマナー」の章でご紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。
もっと多くの服装パターンや詳しいマナーを知りたい方は、「入学式・入園式のママコーデ13選!ポイント・マナーについても解説」の記事もあわせてチェックしてみてください。
【男性の保護者】幼稚園の入園式に適した服装・コーデは?
次に、男性の保護者向けに、幼稚園の入園式の服装・コーデのポイントをご紹介します。
入園式に向けてスーツ等を新調する際は、女性同様、2月以降に探すといいでしょう。
男性の場合、入園式の服装はビジネススーツでOKです。ただし、白色の靴下や短めのアンクルソックスは避けましょう。スーツの色は黒より紺やグレーがおすすめです。
以下に、入園式のパパのコーディネートにおすすめのスーツをご紹介します。
renoma レノマ メンズスーツ
入園式用におしゃれなスーツを新調する予定なら、renoma(レノマ)のスリムスーツがおすすめです。
デザイン性はもちろん、デザイン・カラーパターンが豊富なため、ご自身にピッタリのデザインを見つけられます。
洗えるスーツ
自宅で洗濯が可能な洗えるスーツです。秋冬春とスリーシーズンに対応しており、伸縮性があるので立ったり座ったりする式典にはぴったり。スラックスはすっきりしたノータックと余裕のあるワンタックから選べます。
【子ども】幼稚園の入園式に適した服装・コーデは?
子どもの服装は、制服がある幼稚園が多いですが、制服がなかったり入園式のみ自由だったりする場合もあります。本章では、そうした場合の服装の選び方をご紹介します。
2月ごろ、入園式シーズンが近づくと手頃な価格の子ども用の式服が店頭やネットにでてきます。「入園式用」などと記載がある商品を選べば、間違いないでしょう。色は明るめより、ネイビーやブラウンなど濃い目の落ち着いた色にすると、きちんとした印象になりますよ。
1度しか使わないため購入がもったいなく感じる場合は、レンタルサービスを利用するのもおすすめです。
以下に、女の子、男の子それぞれ、入園式におすすめの服装・コーディネートをご紹介します。
女の子:ワンピース+ジャケットやボレロなどの上着
入園式での女の子の服装は、ワンピースにジャケットやボレロを羽織るスタイルが一般的です。靴下はタイツよりも、脱ぎ着しやすいハイソックスの方がおすすめです。
髪型は凝りすぎず、触ったり動いたりしても崩れにくい髪型を意識しましょう。
こどもレンタルドレスワールド
レンタルドレスサービスを使えば、多様なスーツ・ドレスから子どもの好みやサイズに合ったものを選ぶことができます。
男の子:スーツやブレザー
男の子は、シャツ×ジャケットや、ベスト×シャツなどのスーツ風スタイルを着るのが一般的です。
全体的に落ち着いた色味を選び、ネクタイやベストの柄で遊び心を加えるコーディネートも人気ですよ。
フォーマル スーツ
チェック柄、無地など、いろいろなパターンから選べるフォーマルスーツです。ネクタイやベストなどの付属品もセットになっています。
入園式の記念写真はいつどこで撮るのがいい?
次に、入園式の記念写真についてご紹介します。
入園式では園側で全体の記念写真を撮りますが、パパママが撮る記念写真は、撮り方に決まりはありません。ただ、入園式はバタバタしがちですから、事前に撮りたい写真や撮るタイミングを考えておくと、スムーズに思い出を残せますよ。
幼稚園での撮影は看板の前や園庭がおすすめ
ほとんどの幼稚園では、園の前に「入園式」と書いた看板を用意します。この看板前は、当日にしか撮影できないスポットなので、ぜひとも撮影したい場所です。
看板前の撮影は、式前でも式後でもOK。ただし、定番スポットで順番待ちになりがちのため、余裕をもって移動することをおすすめします。
また閉式後に園庭に出て遊ぶ時間がある場合、そこでの様子も撮るのもいいでしょう。緊張やワクワクが落ち着いて自然な表情を収めることができますよ。
なお、園によっては他の園児の映り込みがある撮影を禁止している場合もあるので、念のため撮影時の注意点を確認しておくようにしましょう。
自宅前や支度中の風景も思い出になる
入園式の会場は撮影時間に余裕がないこともあるため、入園式に行く前に、自宅前で家族写真を撮っておくこともおすすめです。ペットやおじいちゃんおばあちゃんがいる場合は一緒に思い出を残すことができます。
自宅での支度中から写真を撮っていくと、入園式前の緊張した様子やワクワクした様子も思い出に残せるでしょう。
気を付けたい入園式でのマナー
最後に、最低限覚えておきたい入園式でのマナーをご紹介します。
服装のマナー
保護者の服装のマナーは、フォーマルかつ派手すぎないデザインを選ぶこと。あくまでも主役は子どもであることを意識しましょう。
女性保護者でスカートをはく場合は、丈はひざが隠れるものを選びます。髪型や身につける小物は、「品よく」を意識してコーディネートを組むと失敗しません。アクセサリーはパールが定番です。
パンツスーツを選ぶ場合、ビジネスっぽくなりすぎないようなコーディネートを意識するといいでしょう。
写真や動画撮影のマナー
式典中の写真撮影は、後ろにいる他の保護者にも気を配り、誰かの邪魔にならないようにしましょう。シャッター音などが式の邪魔にならないようにすることもマナーです。
園により、式典中は撮影NGとなっていたり、撮影できるエリアが決められていたりすることがあります。事前のお知らせによく目を通し、園のルールを守って撮影するようにしましょう。
兄弟・姉妹の付き添いマナー
赤ちゃんなど小さなお子さんを入園式に連れていく場合、まずは小さいお子さんの付き添いがOKかを確認しておきましょう。
赤ちゃんを連れていく場合、何かあったときに退出しやすい出入口近くの座席を選ぶと、動きやすく安心です。
服装は着脱しやすいものにして、暑さや寒さで不機嫌にならないようにしてあげられるといいでしょう。入園する園児よりも小さい子どもがいる場合は、だっこ紐や静かに遊べるおもちゃなども持っていくと安心です。
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幼稚園の入園式は、はじめてお子さんが親元を離れてひとり立ちしていく特別な記念の日です。大切な思い出の時間を家族で味わえるよう、しっかりと事前準備をしておきましょう。
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