義理チョコ・友チョコとは？由来と金額相場について

義理チョコは、思いを寄せる男性のための本命チョコではないものを指します。

感謝の気持ちを表すことが主な目的とされ、男性へ贈ることはもちろん、同性である女性にも贈られます。

また、「ホワイトデーのお返しをよろしく！」という裏の意味が込められているともいわれています。

義理チョコにおいては、主にOLの間で広まったとされています。職場の男性に贈ることが多くなり、これも日本独特の文化として定着しました。

義理チョコの由来は諸説あるようですが、モロゾフがバレンタインデーにチョコを贈ることを提唱したのち、1940年代にはお菓子メーカーが追随して、広告による戦略を講じていて、「義理」としての定着は1950年代頃といわれています。

2013年には、ブラックサンダーを手掛ける有楽製菓が「一目で義理とわかるチョコ」のキャッチコピーを掲げるキャンペーンを行うなど、義理チョコ文化は広まりを見せています。

一方、「友チョコ」は、女の子が友達同士で交換し合うチョコのことを指しています。手作りのお菓子を交換するといった風習が中心で、複数名で交換会をしあうのが一般的です。

この「友チョコ」の習慣は、2000年頃から。それ以前からも女友達同士でチョコを交換することはあったので、「友チョコという言葉の確立は2000年頃」としたほうが正しいかもしれませんね。

義理チョコに関して、世間の声は賛成派と反対派に大きく分かれるようです。

義理チョコ賛成派の女性の一般的な意見として、「普段の感謝を伝えられる良い機会」「喜ばれるから」という声が多いようです。

また、その一方で義理チョコ反対派の女性は、「本命以外に渡す必要性を感じない」「だれに贈るか考えるのが大変」という意見も。

男性側も賛成派と反対派に分かれるようで、賛成派の一般的な意見としては「もらえるものはもらっておく」、反対派は「お返しに何を渡すか悩む」などが聞かれます。

日本ならではの文化ではあるものの、全員が義理チョコに賛成しているわけではないようです。

楽天インサイトの「バレンタインデーに関する調査」によると、義理チョコの相場は500～1,000円程度となっています。

それに対して、本命チョコの相場は1,000～2,000円程度と、価格帯では2倍になります。

また、本命チョコや自分へのチョコにかける平均予算額が前年よりも若干増加している中、近年での義理チョコ自粛の動きも強まっていることが影響しているのか、義理チョコの平均予算額はやや下がっているようです。

友チョコを渡すときも同様です。

高額な品をお返しとして渡すと相手に気を遣わせてしまうため、予算金額500円以内で気軽なものを選び、少し良さそうなタイプがいいのであれば、予算金額500～1,000円程度で選びましょう。

いかがでしたか？
義理チョコや友チョコは「日頃お世話になっている人への感謝を伝える日」というもの。

最近は反対派もいるようですが、そんなに難しく考える必要はないです。
職場の人や友達に、あいさつ代わりにチョコレートを渡してみてはいかがでしょうか。