生後1か月の新生児期に車で移動はOK?注意点や事前準備を紹介!
2023/6/23
生まれて間もない新生児期に、車で移動しなければならないケースが出てくることがあります。新生児期の車移動は必ずしもNGというわけではありません。この記事で紹介する注意点をよく読んで、車移動の準備にお役立てください。最後に揺さぶられっ子症候群との関係についても解説しています。
産院からの退院時や里帰りの際の移動手段として、車を選択する方も多いでしょう。しかし「新生児の長時間の移動は大丈夫?」「振動で揺さぶられっ子症候群になるのでは?」という心配もありますよね。
そこでこの記事では、生まれて間もない赤ちゃんと、車で安全に移動するための注意点や必要なアイテムを紹介します。
目次
生後1か月以内の新生児との車移動はいいの?
新生児でも、チャイルドシートを正しく装着する、車内の環境を整えるなどの配慮をすれば、車に乗っても問題ありません。
しかし、新生児は免疫力が低いため、旅行などで長時間移動するのは避けるのがベター。また、赤ちゃんは少しの疲れや温度変化で体調を崩すこともあります。ママやパパは、新生児だからこそ気を付けなければいけないことを把握し、事前準備を怠らないようにしましょう。
車を移動手段に選ぶ際の注意点は、次の見出しで詳しく紹介します。赤ちゃんとの外出については、「新生児との外出はいつから?持ち物や注意点も解説」で解説しているので、併せてチェックしてください。
新生児と車で移動するときの注意点5つ
新生児と車で移動する時に欠かせないのが、チャイルドシートです。また、車内を快適な環境に保つことや、適切なスケジュールを組むことも忘れてはいけません。
注意すべきポイントを詳しく確認していきましょう。
チャイルドシートを設置する
自家用車の場合、短距離の移動でも必ずチャイルドシートを設置しなくてはいけません。道路交通法第71条の3第3項で、「チャイルドシートを使用せずに6歳未満の幼児を乗せて運転してはいけない」と定められているからです。(*1)
ベビーシートと呼ばれる、新生児から1歳前後までを対象にしたチャイルドシートもあります。使用期間は短いですが、頭部を保護するクッションが大きめになっているので、赤ちゃんの安全性を確保したい方におすすめです。また、持ち手がついており、赤ちゃんの乗せたまま移動できる、ベビーカーにジョイントできるなど、月齢が低い赤ちゃんに特化した構造になっているのも特徴です。
例外として、タクシーやバスでの移動は、チャイルドシートの使用が免除されます。ただし、安全面を考えるとママやパパが抱っこした状態で乗るのはおすすめできません。
タクシー会社やバス会社に、チャイルドシートの持ち込みができるか確認してみましょう。事前に予約をすれば、用意してくれるタクシー会社もあるようです。
※出典1:(*1) 警察庁:「子供を守るチャイルドシート」
車内の環境を整える
赤ちゃんが快適に過ごせるように、車内の環境を整えます。
生後間もない赤ちゃんは、肌が敏感で体温調整機能も未熟です。直射日光が当たらないように窓に遮光カーテンをつける、エアコンで車内の温度をコントロールするなどの対策をしましょう。赤ちゃんにとって過ごしやすい室温の目安は、冬季は20〜25度、夏季は外気よりも4〜5度低いくらいです。(*2)
また、急激な温度変化から赤ちゃんを守るためのおくるみや、気分転換のためのおもちゃなども準備しておくとより安心。車用のベビーアイテムもチェックして、赤ちゃんが快適に過ごせる工夫をしましょう。
※出典2:(*2)東京都:「快適な環境づくりのために」
こまめに休憩をとる
赤ちゃんへの負担を最小限に抑えるためには、適度な休憩をとることが大切です。赤ちゃんの様子を確認しながら、1時間半〜2時間に1回程度の休憩をはさみます。
休憩中は、チャイルドシートから降ろして体制を変えたり授乳したりすると気分転換できるはず。高速道路を通る場合は、サービスエリアの情報を事前に調べるといいでしょう。授乳施設があるか、おむつ替えスペースは清潔か等をチェックしてください。
移動の時間帯・スケジュールを工夫する
赤ちゃんの睡眠サイクルや授乳時間を考慮して、スケジュールを立てるようにしましょう。
授乳後は吐き戻しやすいため、授乳後30分程度休憩してから乗車するのがベター。睡眠時間や機嫌がいい時間帯に合わせて移動できれば、赤ちゃんの負担も軽減できます。
また、渋滞しやすい道や時間帯をチェックして回避しましょう。スケジュールや道順を工夫すれば、心に余裕をもって車移動できそうですね。
絶対に赤ちゃんを1人で車に残さない
ママやパパがトイレや休憩で車外に出る際に、赤ちゃんを1人で車に放置するのは厳禁です。
赤ちゃんが寝ていると、わざわざチャイルドシートから降ろしたくないと思うこともあるでしょう。しかし、1人で車内に放置することで、熱中症や誘拐、座席からの転落などさまざまなリスクがあります。
また、季節によっては短時間で車内の温度は急上昇、急降下するため、必ず赤ちゃんを連れて降りるように注意しましょう。
新生児との車移動に準備しておくものリスト
新生児と車で移動する際には、チャイルドシートをはじめ、衛生用品やおむつセット、ブランケットなど必要なものがたくさんあります。この章では、準備すべきアイテムや用意する時のポイントも掲載しているので、それぞれチェックしてくださいね。
必須アイテム
まずは、赤ちゃんとの車移動で必ず必要なものを確認していきましょう。
・チャイルドシート
上記でも紹介した通り、自家用車ではチャイルドシートの使用義務があります。必ず新生児から使えるベビーシートやチャイルドシートを準備しましょう。
・衛生用品
ティッシュやウエットティッシュといった衛生用品は、吐き戻しなどに備えて少し多めに用意しておきます。座席に設置できる荷物入れにベビーグッズを入れておけば、必要な時にサッと取り出せて便利ですよ。
・母子手帳、保険証、診察券
いざという時にすぐに病院に行けるように必ず持ち歩きます。
夏場にあるといいもの
日差しが強い夏場は、紫外線対策が必要です。また、熱中症にもじゅうぶん注意しましょう。夏場にあると便利なアイテムを4つ紹介します。
・日よけ
窓にはサンシェードや遮光カーテンを設置し、紫外線対策をしましょう。
・ミニ扇風機
赤ちゃんの睡眠を邪魔しないように、静音性が高い扇風機を選ぶのがポイントです。
・保冷グッズ
チャイルドシートは、蒸れやすいです。冷感素材のマットや背中や首元に保冷剤を入れられるシートなどで暑さ対策をしましょう。
・おくるみ、バスタオル
エアコンの風が直接当たらないように、おくるみやバスタオルをかけてあげましょう。夏場は、肌触りが良く吸水性が高い、ガーゼ素材やパイル素材がおすすめです。
冬場にあるといいもの
赤ちゃんの体を冷やさないように、冬場は防寒グッズが必要です。
・ブランケット
体温調節するために、毛布やブランケットを積んでおきます。足元が二股に分かれているおくるみは、そのままチャイルドシートに乗せられるので便利です。
長距離移動の場合にあるといいもの
移動時間が長くなる予定だと、より入念な準備が必要です。具体的にどんなアイテムがあるといいのでしょうか。
帰省時の持ち物については、「子どもの年齢別!帰省時に必要な持ち物リスト|役立つグッズも紹介 」で詳しく解説しています。
・おもちゃ
音が出るおもちゃやゆらゆら揺れるメリーは、月齢が低い赤ちゃんも興味を示しやすいです。
・ベビーカー、抱っこ紐
休憩で車外につれて出る際に、ベビーカーや抱っこ紐があるとママやパパが行動しやすくなります。
・おむつセット
新生児用おむつ、おしりふき、ビニール袋などのおむつセットが必要です。
・ミルク
ミルク育児の場合、哺乳瓶、粉ミルク、調乳用のお湯とミネラルウォーターを準備します。液体ミルクは調乳不要のため、車内で授乳する際にとても便利です。
・授乳ケープ
母乳育児の場合、授乳ケープがあると外からの目を気にすることなく授乳できます。
なお、車以外の移動手段で新幹線や飛行機を利用する場合は、「新幹線にベビーカーを持ち込む際のポイント!座席・置き場を紹介 」や「赤ちゃんを連れて飛行機に乗っても大丈夫?注意点や持ち物も紹介 」を参考にしてみてください。
新生児期の車移動は事前準備が大切!
新生児との車移動は、ママやパパにも意外と負担がかかります。事故を起こさないために事前準備を万全にし、心に余裕を持って運転しましょう。
また、新生児は急に体調を崩すこともあります。些細な変化を見逃さないように赤ちゃんから目を離さないようにすることが大切です。
不足の事態が起こっても、病院やサービスエリアの場所をあらかじめ確認しておけば、落ち着いて対応できます。準備すべきアイテムも過不足なく用意してください。
実際に車に乗せる数日前に注意点などを再度確認すれば、よりスムーズに車移動できますよ。
車移動で揺さぶられっ子症候群にならないの?
チャイルドシートを正しく装着していれば、揺さぶられっ子症候群になるリスクは極めて低いです。
そもそも揺さぶられっ子症候群とは、体を強く揺さぶられた際に頭蓋骨の内側に脳が打ちつけられ脳が損傷することで起こります。その結果、くも膜下出血や知的障害が起こったり、最悪の場合死亡したりするケースもある恐ろしい病気です。
車移動の際は、チャイルドシートは月齢にあったものを正しく装着し、赤ちゃんがシートに打ちつけられたり転落したりすることがないようにしましょう。そのほかにも、長距離移動の際は1時間半〜2時間ごとに休憩をとる、水平型のチャイルドシートを使用するなどの配慮も必要です。
ただし、常識の範囲内の車の振動であれば、揺さぶられっ子症候群になることはあまり考えられません。過度に心配せず、赤ちゃんの様子を確認しながら安全運転してくださいね。
出典 :千葉県医師会「県民向け広報誌ミレニアム」
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新生児を乗せて車で移動するときは、月齢にあったチャイルドシートを使用することや赤ちゃんが快適に過ごせる環境を整えることが大切です。長距離の移動になる場合は適度に休憩をとり、お世話セットも忘れずに用意しておきましょう。
スケジュール調整など、事前準備をしっかりして当日に備えてくださいね。
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