ヨーロッパのビールを語るとき外せないのはチェコ。国別の年間一人当たりビール消費量はなんと世界一です。
チェコの誇る「ピルスナー・ウルケル」は日本はじめ、世界の主流となるピルスナースタイルの原型といわれる銘柄です。
またベルギーに接するオランダにはトラピストビールのひとつ「ラ・トラッペ」を醸す修道院があります。
デンマークの「カールスバーグ」や「ツボルグ」、オランダの「ハイネケン」なども日本では馴染み深い銘柄です。
中国に次いで世界第二位のビール消費大国、アメリカ。
大手ブランドのビールのスタイルの多くはアメリカンラガーと呼ばれる、淡い色合いで苦味を抑えた飲み口のいいタイプです。
冷たく冷やして強めの炭酸ガスの刺激を楽しむ、まさに真夏のスタジアムでハンバーガーを片手に一杯やりたくなる味わいです。
しかしそのスタイルが定着したのは1920年代の禁酒法以降のこと。
それ以前は小規模な醸造所が個性豊かなビールを生み出していました。
二十世紀後半にそういった醸造所の復興、新生が起こり、現在ではクラフトビールと呼ばれる個性的なビールが続々と生まれています。
中国は人口の多さにも影響され、世界最大のビール消費国です。
中でもドイツにの統治下にあった歴史を持つ青島(チンタオ)では、第一次世界大戦以前にビール醸造の技術が伝えられ、現在に至っています。
また熱帯気候に属する国々が多い東南アジアもビールの人気が高い地域です。
スタイル的にはアメリカンラガーに近い、すっきりした飲み口で暑い気候のもとで飲んで美味しいタイプに仕上げられたものが多くなっています。
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