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ファミリーキャンプ道具一式を揃えるとなると悩みますよね。初期費用を抑えることに注力しすぎると機能面が気になってきますし、かと言って高機能なもので揃えるとなると20万円を超える高額に(泣)なんてことも。そこで機能と価格のグッドバランスを求めて、編集長に道具一式をセレクトしてもらいました。
「キャンプを始めよう」と奮い立ったは良いものの、アウトドアビギナーに立ちはだかるいくつもの壁。なかでも、ギアをイチからの調達するのが一番のネックではないでしょうか?
とくに家族分のキャンプ道具を揃えようものなら、初期費用が想定以上に嵩んでしまうこともしばしば。値段もピンキリで膨大なキャンプ用品の中から選ぶのは、意外と労力もかかります。
そこで今回は、CAMP HACKの編集長 松田がファミリーキャンプ道具一式をセレクト。こんな条件を提示して、数あるキャンプ道具からおすすめギアを厳選してもらいました。
・10万円以下で揃う必要最低限のキャンプ道具
・家族4人でのキャンプを想定(春〜秋シーズン対応)
編集長 松田
見た目・値段・機能のグッドバランス、おまけに子供が育った後も、長〜くキャンプを楽しんでもらえる道具を選びました! 皆さんのキャンプデビューの参考になると幸いです。
なんと今回選出された道具は、使い方を変えればソロ・デュオ(2人)でも“ちょうど良い”機能を搭載。スタイル、シーンに合わせて多様な使い方ができる道具が揃っているので、初心者さんはもちろんキャンプ経験者さんもぜひチェックを!
CAMP HACK 編集長 松田 隆史
2020年7月より「CAMP HACK」2代目編集長に就任。キャンプの他にも登山、サイクリング、輪行での離島キャンプツーリングなど、アウトドア全般をエンジョイ中。3歳と0歳の二児のパパキャンパー。最近ではハイエースを購入し、車中泊の旅を目論んでいるんだとか。
ファミリーキャンプ道具(必携品リスト)
1. テント
2. チェア
3. テーブル
4. シュラフ
5. マット
6. ランタン
7. 焚き火台
8. キッチン道具(バーナー、クーラーボックス、クッカー、カトラリーなど)
9. ギア以外の日用品雑貨(ゴミ袋、ティッシュ、タオル、食洗用スポンジなど)
必携品リストは、大きく分けて8項目。1〜6はキャンプデビューを飾る上でマストで調達しておきたいもの、7〜9は家にあるもので代用が効いたり、+αの道具として持っておくといいものです。
初めから全部を揃えるのは経済的な負担も大きいので、まずは”必要最低限”な道具1〜6から調達するのがおすすめです。今回は、この必要最低限の道具を選んでもらいました。
では、ここからが本題。10万円以下で家族4人分のギアを揃えるとしたら?
サバティカル「ギリア」/定価43,780円(税込)。写真は5人用のインナーテントを取り付けた場合。
テントに選んだのは、サバティカル「ギリア」。ラクな設営方法に加え、メンテナンス容易なポリエステル素材を使用しているためビギナーも扱いやすい一幕です。
編集長 松田
何より、「ギリア」は自由度の高さが最大の魅力!2人用と5人用のインナーテントが最初から付属しているので、ソロからファミリーキャンプまで幅広いニーズに対応してくれます
ご覧の通り、インナーテントを使い分けることはもちろん、両方を取り付け7人就寝可能な大型テントとしても使用可能。
編集長 松田
何より、「ギリア」は自由度の高さが最大の魅力!2人用と5人用のインナーテントが最初から付属しているので、ソロからファミリーキャンプまで幅広いニーズに対応してくれます
バンドック「ロースタイルチェア」/4,980円×2脚=9,960(税込)
※2021年10月1日付楽天価格
チェアは、サバティカル「ギリア」との相性を考え、ロースタイル仕様のチェア2脚と2人掛けチェアを1台をセレクト。
先にご紹介するのは、ブランド側が打ち出すリーズナブルな価格設定をよそに、純粋にカッコイイと大好評のバンドック「ロースタイルチェア」です。
編集長 松田
1脚およそ5,000円と手頃ながら、コットン生地採用のシートに注目。コットンは、火の粉が当たっても燃え広がりにくいという特性があるので、焚き火やBBQ中も安心です!
モダンデコ「2人掛けアウトドアチェア」/10,999(税込)
※2021年10月1日付楽天価格
編集長 松田
チェアを人数分揃えるのも一つの手ですが、「子どもが小さいうちは?」と考えると親子で座れるベンチを1台持っておくのもいいですよ。車の積載スペースに余裕のあるご家族におすすめです。
そう言ってセレクトしたのは、モダンデコの「2人掛けアウトドアチェア」。先ほど同様、ナチュラルなデザイン印象的なフォールディングベンチです。
座面横幅117cmと広々、耐荷重約118kgと写真のように成人男性2名でも余裕で座れるタフさがあります。
ムーンレンス「アルミ ロールテーブル ハンガー付き」/5,292円×2セット=10,584円(税込)、「連結天板/4,238円(税込)
※2021年10月1日付楽天価格(写真は同規格の別ブランドのもの。ディテールが少し違う点がありますが、素材・仕様は全く同じです)
テーブルは、アウトドア用品売れ筋のムーンレンスのものをチョイス。「アルミ ロールテーブル ハンガー付き」2台をオプションパーツで連結して使用しています。
編集長 松田
コレなら4人で食卓を囲うときも快適。テーブル下のメッシュ収納、ランタンなどを掛けられるハンガー付きなど、実用性に優れたディテールが◎。
また連結ギミックも優秀でテーブル2台を上下にスタッキングしラック代わりにできますよ。ソロの場合はテーブル単体で使うこともできるので重宝してくれるでしょう。
パーツはそれぞれ分解でき、収納ケースに入れた時は2Lペットボトルほどのサイズ感。携帯性に優れ、ソロキャンプにも最適です。
スナグパック「ベースキャンプスリープシステム」/16,500円×2セット=33,000円(税込)
※2021年10月1日付楽天価格
編集長 松田
シュラフは、スナグパック「ベースキャンプスリープシステム」を2つ購入してください。
2つ購入すると、33,000円(税込)。「コレでは家族4人分の条件を満たしてないのでは?」と思った方も多いのはず。しかし、ご安心を!
編集長 松田
このシュラフ、じつはアウターとインナーレイヤーの2枚組みで1つのシュラフとして販売されているんです。
それぞれ分解して単独で使える作りになっているので、実質4枚のシュラフがあるということになりますよね?この作りを上手く活用すると良いですよ!
編集長 松田
重ねた状態だと快適温度-12℃に対応。子供が育ったら夫婦で冬キャンプデビュー、なんて場合にも頼りになるシュラフですね!
キャプテンスタッグ「EVAフォームマット」/4,572円×2=9,144円(税込)
※2021年10月1日付楽天価格
シュラフと合わせて必要になるのがスリーピングマット。チョイスしたのは、優れたクッション性により地面の凹凸や冷気を軽減するキャプテンスタッグの「EVAフォームマット」。
編集長 松田
楽天価格で、2枚セット4,572円(税込)。4人分揃えても1万円でお釣りがきます。マットは厚み2cmと決して“極厚”とは言えませんが、必要十分なスペックです。
Superway「LEDランタン」8,994円(税込)
※2021年10月1日付楽天価格
最後におすすめするのは、夜の帳りをより一層ムーディーに演出するランタン。編集長 松田は、メインとサブの2種類のランタンをセレクトした模様。
編集長 松田
メイン使いにおすすめしたのは、最大1200ルーメンの明るさのSuperway「LEDランタン」。
コンパクトなので収納場所を取りませんし、本体背面に強力な磁石が内蔵・スタンドも付属しており、吊り下げ・車にくっ付けて設置することもできますよ。
設置する場所を選ばないLEDライトは、モバイルバッテリーとしても使用可能。13400mAh大容量バッテリーのため、iphone11へ2.7回/iphonexへ3回/ipad proへ1.3回充電できます。
スノーピーク「ノクターン」4,950円(税込)
※2021年10月1日付楽天価格、ギガパワーガス付属
編集長 松田
サブランタンには、スノーピークのロングセラー「ノクターン」をチョイス。ロウソクのようにゆらゆらと揺れる炎が魅力で、リラックス効果があります。
正直、今回のラインナップにサブランタンを入れるかどうか迷ういましたが、キャンプはやっぱり雰囲気作りも大事!
楽天で購入すると、220gのOD缶付きで4,950円(税込)とかなりお買い得価格で手に入れることができます。
テントからランタンまで、総アイテム数15品。かかった合計金額を算出してみました。すると、TOTAL 131,411円(税込)! まさかの予算オーバーです。
編集長 松田
すみません、10万円はみ出しちゃいました!
今回安さを追求というよりは、価格控えめだけど、長く使える汎用性のある機能を重視した結果です。
もちろん、もう少し”低価格だけ”にこだわれば、10万以下に収めることも可能。しかし、今回のセレクトは松田 編集長による「マジでコレ!」なラインナップ。ビギナーけだけでなく、キャンプ歴5年、10年の方も気になる製品が発見できたのではないでしょうか。
では実際にこれらの道具を使ったキャンプサイトを見てみましょう!
こちらが実際に組み立てた様子。5人用インナーテントを取り付けた「ギリア」の前室は3畳ほどのスペースが広がります。
テーブルと4人分のチェアをレイアウトしても申し分のないスペースです。撮影時は大人4人で過ごしていましたが、圧迫感はそう感じません。
インナーテントは元々5人用なので、その広さは言わずもがな。前後左右、メッシュパネルに切り替えられるので、暑い夏も快適です。
さて、展開時の見栄えはもちろん、同じく重要視したいのは収納スペック。そこで、実際に車載してみました。
今回は、ファミリーカーとして人気の高いミニバン、トヨタ・ノア(70系)に積んでみました。ちなみに4人想定なので写真は3列目のシートを跳ね上げた状態です。
手間には、まだ十分な空きスペースが! これだけ余裕があれば……
調理グッズをまとめた収納ボックスやクーラーボックスなどのプラスαのギアはもちろん、キャンプ後のゴミも楽に収まります。
ファミリーキャンプもいいけれど、たまには一人で。また夫婦・親子だけでのデュオキャンプもおすすめ!
ファミリーキャンプ用に大型2ルームテントを買うと、ソロ・デュオで使う場合に持て余してしまいます。その点「ギリア」は、どちらのスタイルにも対応できる頼もしい仕様。
2人用のインナーテントを設置した場合、2人分のチェアとテーブルを置いても、リビングスペースにまだまだ余力があります。これなら空きスペースにラックをおいたりと室内空間を充実させられるでしょう。
宿泊するのに必要な道具は全て揃いましたが、本格的にキャンプを楽しむとなると調理道具や焚き火台の準備もしていきたいですね。
急いで全部を買い揃える必要はないため、お財布と相談しながら導入を検討してくださいね。
コスパの良さはもちろん、機能性だけを切り取ってもどれもがハイスペックなアイテムばかり。
今回のセレクトは、編集長 松田が言うようにファミリーキャンプだけでなく、ソロからデュオまで活躍する厳選スタイルなので、子供の成長で生活スタイルが変わっても、長年付き合うことができます。
もし、これからキャンプを始めようと考えている方で「どう言う基準で選べばいい分からない」と悩んでる方は、ぜひ参考にしてみてください。
PHOTO:Junji Kumano(STUDIO467)/EDIT:GGGC
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