自動運転の社会実装モデルを構築し、全国の高齢化が進むまちの課題を解決したい

景観・まちづくり
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2019/10/25(金)10:002020/01/24(金)09:59
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プロジェクトについて

かつてのベッドタウンから、住民がいきいきとまちづくりに活躍するまちへ

昭和40~50年代にかけてベッドタウンとして人口が急増
昭和40~50年代にかけてベッドタウンとして人口が急増

大阪府河内長野市は、大阪府、奈良県、和歌山県の境目に位置しており、市の7割を山林が占める自然豊かなまちです。

また、交通の要衝として古くから栄え、豊富に残された歴史遺産は2019年に日本遺産にも認定されるなど、歴史文化の豊かなまちでもあります。

一方で、大阪府下の市で少子高齢化の進行がトップクラスであることから、これらの課題解決に向けて、自動運転の実装化に向けた取組みや、民間事業者との連携など、新たな取組みにも積極的にチャレンジしています。

ベッドタウンとして栄えたまちから一転、消滅可能性都市へ

少子高齢化に伴い、急速に人口減少が進む住宅地
少子高齢化に伴い、急速に人口減少が進む住宅地

河内長野市では昭和40年頃から約20年間にわたり、郊外住宅団地を一斉に整備したことで、団塊世代を中心に子育て世帯の転入が急増し、人口が約3倍にまで増加しました。しかし近年、その住宅団地を中心に急激な高齢化と人口減少が進んでいることから、本市の高齢化率は大阪府内の市でワースト1位という厳しい状態が何年も続いています。

また、坂道の多い郊外住宅団地では自家用車での移動が中心となりますが、高齢者による自動車事故が頻繁に報道される中、運転に不安を感じる高齢の方も増えてきています。ただ、いざ自家用車を手放すとなると、買い物や通院など日々の暮らしでの移動が困難になることから、なかなか手放せないのが現実であり、こうした移動問題が喫緊の課題となっています。

そこで、高齢化が進む住宅団地において、自動運転モビリティを実用化することで、高齢になっても移動に困らず、住み慣れた場所で安心して住み続けられるまちをつくるとともに、多世代が住みやすい環境を整備することでまちの再生を図ります。

 

自動運転の実用化をいち早く実現し、移動に困らないまちへ

使用する自動運転車両(ヤマハモーターパワープロダクツ製電動ゴルフカート)
使用する自動運転車両(ヤマハモーターパワープロダクツ製電動ゴルフカート)

現在、日常生活での移動手段としては、自家用車や自転車、バス、タクシー、徒歩などですが、ここに自動運転による新たなモビリティを加えることで、高齢になっても買い物や通院など日常の移動に困らず、いつまでも住み慣れたまちで快適に住み続けられる環境をつくります。

自動運転の実用化モデル構築により全国の開発団地を住み続けられるまちへ

今回の取組みは、単に移動の課題解決を図るだけではなく、新たなモビリティが人と人との関わり合いやつながりづくりの場としても機能することで、コミュニティの創出やまちの活性化にもつなげていきたいと考えています。

そこで掲げたのが、「のりあい」から、「ふれあい」へ。のコンセプトです。

年齢を重ねても移動に不安がなく、人とのふれあいや支え合いを大切にしながら、多世代が暮らしやすい、快適なまちをつくっていく。河内長野市南花台での取組みを、全国に数多ある開発団地の再生に向けた一つのモデルとしていきたいと考えています。

寄付金の使い道:安全で、のんびり、楽しく乗れる自動運転モビリティの実現

河内長野市南花台で実装化を目指す自動運転は、道路に電磁誘導線を敷設し、その上を低速のモビリティが走行する形態です。

そのため、いただいたご寄付は、電磁誘導線の敷設と、自動運転車両の整備に使用させていただきたいと考えています。
また、これらで整備した車両が実際に運行するために必要なオペレーションシステムの導入にも使わせていただきたいと考えています。

 

寄付額を選ぶ

以下の返礼品一覧より、ご希望の寄付額の返礼品をお選びいただき、返礼品ページへお進みください。通常のふるさと納税と同様に「寄付を申込む」ボタンをクリックして手続きすれば寄付が完了いたします。

河内長野市の自然から生まれた素材や、歴史により生まれた技術など、地域の特徴が詰まった10品です。
返礼品を通して河内長野市を味わっていただく、楽しんでいただく、感じていただくのはもちろん、河内長野市に足を運んでいただくきっかけにもなるような返礼品をご用意しています。

活動報告

自動運転の社会実装モデル構築に向けた取組みがスタートしています!(2020年2月20日更新)

今回のクラウドファンディングでは、多くの方からご支援をいただきまことにありがとうございます。

頂戴したご寄付は、高齢化が進む開発団地での自動運転の社会実装モデル構築に向けて、事業を実施するためのハード・ソフト両面の整備費用に活用させていただきます(2020年度に実証実験、2021年度の本格運行を予定)。

現在、自動運転実証の舞台となる河内長野市南花台地区では、今後の自動運転車両走行に向けて、地域内でどのようなコースにニーズがあるのか、どのような点が課題となるのか、等を明らかにするため、地域住民の運営による手動のゴルフカートを用いたデマンド運送(愛称:南花台モビリティ「クルクル」)を開始しています。

「クルクル」は、今後の持続可能性を高めるため、カートの運転や予約の受付、広報等、全てを地域住民の手で運営しており、既に多くの方の買い物や通院等にご利用いただいています。

ここで見つかった課題などを日々解決しながら、今後の自動運転化に向けて引き続き取り組んで参りますので、引き続き応援のほど、よろしくお願い致します!

 

南花台モビリティ「クルクル」出発式のようす

 

カート運行等、全て地域住民で運営されています

 

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