いつから離乳食にヨーグルトをあげられる?目安量や注意点も解説
2024/11/21
離乳食としてヨーグルトを与えて良いのは離乳食中期に該当する生後7か月頃からです。ヨーグルトを与えて良い時期や目安量、注意点や選び方を解説します。離乳食におすすめのレシピも紹介します。
ヨーグルトは、子どもの発育に必要なタンパク質やカルシウムが豊富に含まれる食品です。しかし、乳製品は食物アレルギーが出やすいため「赤ちゃんにはいつからあげてもいいの?」「1回量の目安は?」などの悩みがあるママやパパが多いでしょう。
本記事では、離乳食でヨーグルトを与えるタイミングや目安量、注意点などを解説します。離乳食を控えているお子さんがいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
離乳食のヨーグルトは生後7か月頃から与えてOK!
離乳食でヨーグルトが食べられるようになるのは、生後7か月頃からです。この時期は離乳食中期と呼ばれ、豆腐くらいの硬さのものを舌でつぶして食べられるようになります。
しかし、牛乳をはじめとする乳製品は、アレルギーが出やすい食材のため、焦って食べさせる必要はありません。赤ちゃんにヨーグルトを食べさせる場合の具体的な注意点は後述しますので、ぜひお読みください。
なお、乳児用のヨーグルトは生後6か月頃から与えられるものもあります。商品のパッケージの対象年齢を参考にし、適切なタイミングで与えてください。
乳製品と同様に、卵もアレルギーを起こしやすく、特に慎重に食べ進める必要がある食品です。卵デビューの前には「離乳食の卵(卵黄・卵白・全卵)食べ進め方、量やスケジュールを解説」をぜひご一読ください。
また、離乳食の開始時期や進み具合は個人差があるため、赤ちゃんの様子を見ながら与えるタイミングを見極めることも大切です。離乳食を開始する一般的な時期や進め方については以下の記事をぜひ参考にしてみてください。
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離乳食で与えるヨーグルトの目安量
離乳食時期のヨーグルトを与える頻度の目安は2〜3日に1度程度、1回の量は月齢に合わせて調節します。こども家庭庁が策定する「離乳スタートガイド」では、月齢別の摂取量を以下のように示しています。
- 離乳食中期(生後7〜8か月):50〜70g
- 離乳食後期(生後9〜11か月):80g
- 離乳食完了期(生後12〜18か月):100g
ヨーグルトは食べやすく、赤ちゃんがたくさん欲しがることもあります。しかし、食べすぎると砂糖の摂取過多やお腹の不調の原因になるため、毎日たくさんあげるのは避けてください。
なお上記の目安量は、ほかの乳製品と合わせた際の量です。もし、チーズやスキムミルクなどを料理に使用する場合は、ヨーグルトの量を減らす必要があります。
また、あくまで数値は目安ですので、赤ちゃんの体調や成長に合わせて、摂取量を調節できると良いですね。
離乳食にヨーグルトを与えるメリット
ヨーグルトは、赤ちゃんの筋肉や骨の成長に必要なタンパク質やカルシウムが豊富に含まれることがメリットです。調理不要で食べられるため、忙しいママやパパも気軽に取り入れられます。
また、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌は、腸内環境を整える作用があります。適量摂取すると、食べ物の消化吸収を助け、便秘予防にも効果が期待できるでしょう。
しかし、無糖ヨーグルトは酸味が強く、苦手意識を持つ赤ちゃんもいます。酸味が気になる場合は、甘いフルーツや野菜と合わせると食べやすくなり、栄養価もアップするためおすすめです。
たとえば、バナナやりんご、かぼちゃ、さつまいもなどは、ヨーグルトと相性の良い食品です。もともと酸味が抑えられているプレーンヨーグルトもあるため、いろいろな商品を試して、赤ちゃん好みのものを探してみてください。
離乳食でヨーグルトを与える際の注意点
ヨーグルトや牛乳、チーズなどの乳製品は、食物アレルギーの症例数が多く、重篤化しやすい食品です。そのため、離乳食でヨーグルトを与える前に、これから解説する注意点をご確認ください。
アレルギーが出ないか確認する
ヨーグルトは卵や甲殻類と同様に、食物アレルギーが出やすい食品です。万が一、アレルギー症状が出た際にすぐに小児科に連れて行けるように、初めて食べさせるタイミングは平日の午前中が良いでしょう。
また、最初は離乳食用のスプーンひとさじ分与えて、様子を観察します。問題ないようであれば、徐々に与える量を増やすと安心です。
食べさせすぎない
赤ちゃんが欲しがっても、前述した「離乳食で与えるヨーグルトの目安量」を大幅にオーバーして与えるのは避けなければなりません。体に良い食べ物でも、食べすぎると栄養の偏りや体調不良を起こしてしまうからです。
また、同じ栄養素でも、食材によって性質は異なります。たとえばヨーグルトに豊富に含まれるタンパク質も、肉類や大豆に含まれるタンパク質とは、吸収率やアミノ酸バランスが異なるため、さまざまな食品をバランスよく摂取することが理想です。
人肌程度に温めてから与える
ヨーグルトは、電子レンジで40度前後に温めてから与えます。加熱しなくても食べられますが、冷蔵庫から出したばかりの冷たいヨーグルトは腸への刺激が強く、下痢や消化不良を引き起こす可能性があるからです。
なお、60度以上になると乳酸菌が死滅するため、高温になりすぎないように注意してください。
離乳食用のヨーグルトの選び方
市販のヨーグルトは、砂糖が多く配合されていたり赤ちゃんが食べられない食品が入っていたりする可能性があります。続いて、離乳食用のヨーグルトを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。
乳幼児用のものを選ぶ
赤ちゃんのためのヨーグルトは、乳幼児を対象に作られた商品を選ぶと安心です。乳幼児用のヨーグルトの多くは酸味が抑えられており、赤ちゃんは抵抗感なく食べられるでしょう。
また、野菜や果物が加えられ、乳幼児期に不足しがちな栄養素が補給できるものもあります。しかし、まだ食べさせていない食材が使われている可能性もあるため、商品パッケージに記載されている原材料名もよく確認することが大切です。
無糖のヨーグルトを選ぶ
甘いヨーグルトは食べやすく、つい与えすぎたり、ほかの食材との兼ね合い次第では糖分のとりすぎになったりすることがあります。また、味覚が敏感な赤ちゃんには甘すぎるため、プレーンヨーグルトを選ぶと良いでしょう。
月齢が低いうちは、野菜やフルーツ入りのヨーグルトも甘すぎるため避けるのが無難です。甘いヨーグルトは、ある程度大きくなってからおやつとして与えるといいかもしれませんね。
はちみつ入りを避ける
はちみつ入りのヨーグルトは、1歳を過ぎるまで絶対に与えてはいけません。はちみつにはボツリヌス菌が含まれていることがあり、「乳児ボツリヌス症」と呼ばれる感染症を引き起こすリスクがあるからです。
乳児ボツリヌス症は、便秘や全身の筋力低下などの症状が現れ、重症化すると死亡することもあります。
ボツリヌス菌は熱に強く、通常の加熱調理では無毒化できません。1歳以下の子どもには、はちみつ入りのヨーグルトを与えないように注意しましょう。
【時期別】赤ちゃんが喜ぶ離乳食のヨーグルトレシピ
無糖のヨーグルトは、アレンジすると食べやすく、栄養バランスもよくなります。続いて、ヨーグルトを使用した離乳食メニューを、時期別に紹介します。
離乳食中期におすすめのヨーグルトレシピ
離乳食中期になると1回量が多くなり、使用できる食材の種類も増えます。豆腐くらいの硬さのものも舌と上顎ですりつぶして食べる練習をするために、食材の形が少し残る程度に調理することがポイントです。
以下に、離乳食中期におすすめのヨーグルトを使用したレシピを紹介します。
離乳食☆バナナヨーグルト(冷凍)
バナナに含まれるマグネシウムは、カルシウムの吸収を助ける働きがあり、ヨーグルトと食べ合わせが良いレシピです。バナナを小分けにして冷凍すれば、必要なタイミングでいつでも使用できます。赤ちゃんの離乳食の進み具合に合わせて、バナナをすりつぶす大きさを変えると良いでしょう。
詳しいレシピや作り方は「離乳食☆バナナヨーグルト(冷凍)レシピ・作り方(投稿者:ちょこケーキ)」をご覧ください。
離乳食中期☆簡単バナナヨーグルト☆
バナナの濃厚な甘さがプレーンヨーグルトの酸味を抑え、食べやすくなります。混ぜるだけでできる簡単なレシピのため、もう一品欲しいときにもぴったりです。バナナは食物繊維が豊富で、腸内環境の改善にも役立ちます。
詳しいレシピや作り方は「離乳食中期☆簡単バナナヨーグルト☆ レシピ・作り方(投稿者:はちみつりんご33)」をご覧ください。
ヨーグルトせんべい
しっとり柔らかなヨーグルト入りのせんべいです。きな粉はミネラルが豊富な食材で、離乳食初期から安心して使用できます。無駄なものが入っていないため、「市販のお菓子は添加物や糖分が気になる」という方にもおすすめです。
詳しいレシピや作り方は「<離乳食中期>ヨーグルトせんべい レシピ・作り方(投稿者:愛也花ママ)」をご覧ください。
離乳食後期~完了期におすすめのヨーグルトレシピ
離乳食後期〜完了期は、バナナくらいの固さのものを歯茎でつぶして食べる練習をする時期です。食べられる食材が増え、1日の食事回数も3回になります。
続いて、離乳食後期〜完了期におすすめのヨーグルトを使用したレシピを紹介します。
離乳食【後期】冷凍じゃがいもとツナのポテトサラダ風
冷凍のじゃがいもを使用し、電子レンジのみで簡単に作れる一品です。マヨネーズの代わりにヨーグルトを加えることでカロリーを抑え、爽やかな味わいに仕上がります。丸呑みを防ぐため、じゃがいもはやや粗めにつぶすことがポイントです。
詳しいレシピや作り方は「離乳食【後期】冷凍じゃがいもとツナのポテトサラダ風レシピ・作り方(投稿者:楽天ファーム)」をご覧ください。
離乳食☆炊飯器で簡単に!1歳のバースデーケーキ
生クリームの代わりに、水切りヨーグルトを使用したバースデーケーキです。スポンジ生地は炊飯器で作るため、オーブンは必要ありません。水切りヨーグルトは、生クリームのように泡立てる必要がないことも嬉しいポイントです。ホエーは蒸しパンやスムージーに入れて消費できます。
詳しいレシピや作り方は「離乳食☆炊飯器で簡単に!1歳のバースデーケーキレシピ・作り方(投稿者:みゅうしろ)」をご覧ください。
離乳食後期「バナナパンケーキ」
ホットケーキの生地にヨーグルトとバナナを入れると、もっちりとした食感に仕上がります。卵不使用のため、卵の食物アレルギーがある赤ちゃんでも食べられます。自分で食べても汚れにくく、つかみ食べの練習にもおすすめです。
詳しいレシピや作り方は「離乳食後期「バナナパンケーキ」レシピ・作り方(投稿者:はるままぽん(管理栄養士))」をご覧ください。
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一般的にヨーグルトは、生後7か月頃から食べられます。乳児用の商品や無糖のヨーグルトを選び、月齢にあった量を与えることがポイントです。また、ヨーグルトは食物アレルギーを引き起こしやすいため、少量から始め、食べさせすぎないようにしてください。
ヨーグルトは加熱不要で手軽に食べさせやすく、アレンジもしやすい食品です。この記事で紹介したおすすめレシピもお試しいただき、上手にヨーグルトを離乳食に取り入れてみてください。
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