安産祈願の初穂料の金額はいくら?のし袋・封筒の書き方を解説!
2025/9/29
安産祈願の初穂料は、5,000円~10,000円が相場です。一般的には、初穂料はママ・パパが負担することが多く、のし袋に包んで神社へ渡すのが礼儀とされています。本記事では安産祈願の初穂料のマナーを解説します。

安定期に入り、安産祈願に行くことを楽しみにしているママやパパも多いのではないでしょうか。とはいえ、初めてのお参りでは「初穂料はいくら用意すれば良いの?」「のし袋の書き方は?」と迷うことも少なくありません。安心して当日を迎えるためには、事前に正しい知識を身につけておくことが大切です。
本記事では、安産祈願の初穂料の相場やのし袋の書き方、知っておきたいマナーなどを分かりやすく解説します。
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目次
安産祈願の初穂料とは?戌の日に行う理由
安産祈願では、神様への感謝の気持ちを込めて「初穂料」を納めるのが一般的です。また、安産祈願を「戌の日」に行うことには、古くからの由来があります。ここからは、初穂料の意味と戌の日に祈願する由来について解説します。
安産祈願で必要な持ち物や人気の神社、妊娠報告するタイミングについては以下の記事で解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
安産祈願の初穂料:お参りの際に払う祈祷料
安産祈願当日は、ご祈祷のお礼として神様にお供えする「初穂料」を準備します。その始まりは、古くから日本で行われてきた「その年に収穫した稲穂を神様にお供えする習慣」からだといわれています。
ここで注意したいのが、初穂料は神社でのみ用いられる呼び方だという点です。お寺や寺院でご祈祷する場合は、「お布施」や「御祈祷料」となるため、混同しないように注意する必要があります。
また、初穂料と同じく、ご祈祷の謝礼として「玉串料」を納めることがあります。玉串料は、慶事にも弔事にも使える表書きであり、安産祈願の際も「玉串料」と書いて問題ありません。ただ、お祝い事のイメージが強い「初穂料」を使用する方が多い傾向にあります。
「戌の日」に安産祈願を行う理由:戌(犬)は安産の象徴
戌(=犬)はお産が軽く、一度にたくさん子犬を産むことから安産の象徴とされてきました。そのため、日本では妊娠5か月目の最初の戌の日に、母子の健康と無事な出産を願って神社やお寺にお参りする「戌の日参り」という風習があります。
多くの神社では随時、安産祈願などのご祈祷を受け付けていますが、予約が必要な神社もあります。また、安産祈願で有名な神社や、戌の日と大安が重なるタイミングなどは、参拝者で混み合い、祈祷まで長時間待機しなくてはいけないこともあります。体調を崩しては本末転倒なので、前に予約しておくと安心です。
東京の安産祈願におすすめの神社については以下の記事でくわしく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
安産祈願の初穂料はいくらが相場?誰がいつ払う?
安産祈願の際、いざ初穂料を用意しようと思っても、いくら包めば良いのか悩みますよね。また、ご夫婦だけでなく、両家のご両親も一緒にお参りする場合、誰が初穂料を用意するか迷うこともあるでしょう。
ここでは初穂料の相場や支払う人、初穂料を神社の方に渡すタイミングについて解説します。赤ちゃんが生まれたあとに行う、お宮参りの際にも役立つ内容です。
安産祈願の初穂料の相場:5,000~10,000円
一般的に、安産祈願の初穂料の相場は5,000〜10,000円程度です。祈祷後にお札やお守り、腹帯などの授与品をいただく場合は、10,000円前後が目安となります。授与品の有無は、ホームページなどで確認しておくと安心です。
両家のご両親も一緒にお参りするなど、人数が増える場合は10,000円以上納めることもあります。なかには、初穂料の金額が決まっている神社やお寺もあるため、参拝先に確認しておくと良いでしょう。電話で確かめる場合は「安産祈願の初穂料はいくら納めれば良いでしょうか?」と尋ねても問題ありません。
また、「初穂料は紙幣1枚にした方が良い」といわれることもあります。決まりではありませんが1,000円札を何枚も用意するよりも、五千円札や一万円札を用意できるとよりスマートです。

初穂料を払う人:ママ・パパが一般的
安産祈願の初穂料は、お腹の子のママとパパが支払うことが多いようです。しかし、支払う人は特に決まっていません。両家の両親が「支払いたい」と申し出てくれた場合は、お願いしても良いでしょう。
大切なのは、お参り当日に慌てたり揉めたりしないよう、事前に相談して決めておくことです。たとえば、父方の両親が初穂料を負担してくれたら、母方の両親がその後の食事会の支払いをするなど、臨機応変に対応できます。
それぞれの想いや考えを尊重しながら、みんなが気持ち良くお参りできるようにママやパパがうまく調整できると良いですね。
初穂料を払うタイミング:受付の際に渡す
初穂料は、祈祷の受付時に納めるのが一般的です。
神社に到着したら、まず社務所などの受付で「安産祈願の祈祷を受けたい」と伝えます。受付で申し込み用紙などを受け取り、必要事項を記入したら、その用紙と一緒に初穂料を渡します。
このときに「初穂料です。お納めください」と一言添えるとより礼儀正しい印象を与えられます。
初穂料の「のし袋」の選び方・書き方
初穂料は神様にお供えするものなので、その場でお財布からお金を直接出すのはNGです。事前にのし袋や白い封筒に包んでおきましょう。さらに、のし袋を「ふくさ」で包むとより丁寧な印象になります。
ふくさとはのし袋を汚さず、謹んでお渡しする気持ちを込めて使うもので、絹やちりめんでできた四角い布のことです。必須ではありませんが、手元にあるなら使うと良いでしょう。また、初穂料を渡すときにはふくさから袋を取り出して手渡しします。
「のし袋」の選び方
安産祈願の初穂料では、紅白の蝶結びの水引がついた祝儀袋を選びます。蝶結びは何度も結び直せることから、何度あっても良いお祝い事に用いられるため、安産祈願にもふさわしい形です。
金額が10,000円以下であれば水引が印刷されているタイプのものでも問題ありませんが、10,000円以上の場合は水引が装飾されたのし袋を選ぶと良いでしょう。50,000円以上など高額になる場合は大判ののし袋を使うなど、袋と中身のバランスが取れるデザインを選ぶことも大切です。
のし袋は、文房具店のほかコンビニや100円ショップなどで用意できます。書き損じに備えて、多めに買っておくと安心です。

「のし袋」の書き方
のし袋は、表書きも中袋も楷書で丁寧に書くのがマナーです。毛筆を使うのが正式とされていますが、慣れていない方は筆ペンを使っても構いません。ボールペンや万年筆、カラーペンなどは不適切だとされているため、避けるのが無難です。
また、のし袋には中袋(紙幣を入れる白い封筒)があるタイプと、ないタイプがあります。それぞれ書き方が異なるため、記入方法をくわしく解説します。
外袋:「初穂料」の文字とママ・パパの名前
のし袋の外袋には、表書きと氏名を記入します。水引より上段には「初穂料」または「御初穂料」、下段にはお金を納める人の名前を書きます。
なお、お寺や寺院でご祈祷を受ける場合の表書きは「お布施」や「御祈祷料」とします。表書き以外の書き方は、神社とお寺で同様です。
夫婦連名の場合は、中央右寄りにパパのフルネーム、左側にママの名前を並べて書くのが一般的です。姓だけを記載する場合は、下段の中央に書きます。上段の文字はやや大きく、下段の文字はやや小さく書くと全体のバランスが整います。

中袋:金額・住所・名前
のし袋の中袋の封筒の表面中央には、「金◯◯円」と納める金額を書きます。このとき「壱(一)」「弐(ニ)」「参(三)」「伍(五)」「阡(千)」「萬(万)」のように、大字と呼ばれる漢字を使うのが基本です。金額を後から書き換えるなど不正がないように、習慣的にこのような難しい漢字が使われています。
そして、裏面の左下に住所と名前を縦書きで書きます。

中袋がないのし袋の書き方:裏面に金額と住所も記入
中袋がないのし袋でも、表面には表書きと氏名を記入します。水引より上段には「初穂料」または「御初穂料」、下段にはお金を納める人の名前を書きます。
夫婦連名の場合は、中央右寄りにパパのフルネーム、左側にママの名前を並べて書くのが一般的です。姓だけを記載する場合は、下段の中央に書きます。上段の文字はやや大きく、下段の文字はやや小さく書くと全体のバランスが整います。

裏面の左下には、左が住所、右が金額となるようにそろえて書きます。このときも「壱(一)」「弐(ニ)」「参(三)」「伍(五)」「阡(千)」「萬(万)」のように大字と呼ばれる漢字を使います。

安産祈願の初穂料に関する注意点
安産祈願の初穂料は、のし袋の書き方や渡し方などにいくつかのマナーがあるため、事前に注意点を押さえておくことが大切です。最後に、知っておきたいポイントをまとめて解説します。
初穂料の金額は大字で書く
のし袋に記入する金額は、大字で書くのが一般的です。通常の漢数字(「一」や「二」など)は数字を付け足して改ざんされやすいため、不正防止の意味も込めて大字が使われます。
大字の例は、以下のとおりです。
- 1→壱
- 2→弐
- 3→参
- 4→四
- 5→伍
- 6→六
- 7→七
- 8→八
- 9→九
- 10→拾
- 1,000→阡(千でも可)
- 5,000→伍阡
- 10,000→壱萬
「円」の大字は「圓(旧字体)」となります。たとえば10,000円であれば「金壱萬圓」と書くのが正式な形です。
お寺の場合は「初穂料」ではなく「御布施」
お寺で祈願をお願いする場合、のし袋の表書きは「初穂料」ではなく「御布施」と書きます。お寺によっては祈祷を受け付けていない場合もあるため、事前に電話や公式サイトで祈祷が可能かどうかを確認しておくと安心です。
のし袋はふくさに包む
のし袋は、ふくさに包んで持ち運ぶのが正式なマナーです。ふくさは相手に対する敬意を表す意味があるほか、のし袋がバッグの中でしわになったり汚れたりするのを防ぐ役割も果たします。
おつりはもらわない
初穂料を納める際におつりをお願いするのは失礼にあたります。のし袋に入れる金額は、あらかじめぴったり準備しておくのがマナーです。
多めに払う場合は金額を記入すると親切
神社やお寺で指定されている金額より多く納める場合は、のし袋に金額を記入しておくと安心です。あらかじめ記入しておくことで、「入れ間違えたのではないか」と誤解される心配がなくなります。
紙幣はなるべくきれいなものを用意する
初穂料は新札でなければいけないということはありません。しかし「この日のために用意をしてきました」という気持ちを表すために、新札もしくはきれいな紙幣を用意するのが理想です。余裕がない場合は手持ちからきれいなものを選ぶと良いでしょう。
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安産祈願の初穂料は、神社では「初穂料」、お寺では「御布施」と記入し、のし袋に包んで納めます。のし袋は紅白の蝶結びを選び、表書きや氏名は楷書で丁寧に書くのがマナーです。
金額は5,000〜10,000円が目安で、人数が多い場合や授与品がある場合は多めに納めることもあります。こうした相手に敬意を払うという意味でおさえたいマナーはありますが、ママとお腹の中の赤ちゃんが健やかでいることが一番大切です。戌の日参りがすてきな1日になると良いですね。
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