妊娠がわかると、お腹の赤ちゃんとの生活を想像して、ドキドキやワクワクで胸がいっぱいになるでしょう。妊娠したときは周囲への妊娠報告が必要ですが、妊娠は非常にナイーブな話題のため、タイミングや伝え方には配慮が大切です。

そこで今回は、楽天ママ割メンバーを対象に実施したアンケートをもとに、関係性別に妊娠報告の適切なタイミングや伝え方を紹介します。先輩ママの体験や意見を交えながら、解説するので、妊娠報告を控えている方はぜひご覧ください。

なお、妊娠中のママ・パパには楽天の子育てサポートサービス「楽天ママ割（無料）」がおすすめです。妊娠中でも出産予定日で登録できます。楽天ママ割に登録して、おトクに楽天サービスを利用しましょう。

【楽天ママ割メンバー対象アンケート】
期間：2025/4/17～4/29
回答者全体（N＝1,000）

妊娠報告のタイミングはいつ？

妊娠報告は、一般的に安定期に差し掛かる妊娠12週目以降に報告するのが良いとされています。実際に、先輩ママたちも12週目以降に伝えたという人が多いようです。

これは、妊娠5週目〜12週目未満の時期には、約15％の割合で自然流産が起こる可能性があるためです。この時期を過ぎてから報告することで、万が一のときに周囲へ説明する必要がなくなり、精神的な負担も軽減されます。妊娠中の安定期について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

ただし、職場への報告は例外です。妊娠8週目まではホルモンバランスの変化やつわりなどで、思うように動けないという人もいます。妊娠初期の体調不良で仕事に支障が出る場合は、安定期を待たずに報告し、適切な対処をしてもらうと安心です。

また、楽天ママ割メンバーに妊娠報告の方法を尋ねたところ、関係性を問わず「口頭で伝えた」という回答が最も多い結果となりました。自分の言葉で直接伝えることで、驚きや喜びを一緒に共有したいという思いがあるのかもしれません。

なお、母子手帳を受け取るタイミングの目安は、妊娠6週～10週以降とされています。母子手帳に関する内容については以下の記事で詳しく紹介しているため、ぜひあわせてご覧ください。

【職場】妊娠報告のタイミング・伝え方

妊娠報告の際、一番悩むのが会社や上司への伝え方ですよね。上司に報告するタイミングや伝え方、どのようなことを伝えれば良いのかを具体的に解説します。

上司に報告するタイミング：病院で心拍確認後

直属の上司に報告するタイミングは、基本的に安定期に入った妊娠12週以降で問題ありません。ただし、つわりがひどかったり、体調に不安があったりする場合には妊娠初期の段階で伝えると安心です。上司には妊娠初期に報告し、ほかの社員には安定期に入ってから報告するなど、タイミングをずらすのも良いでしょう。

ママ割メンバーが「上司に妊娠を伝えたタイミング」として最も多かったのは、「病院で心拍確認後（38.6%）」でした。次いで「つわりや体調がきついとき（25.1%）」となり、多くの方が早い段階で職場に報告していることがわかります。

その理由としては、「体調に不安を感じたため（46.1%）」や「人事や後任のため（39.8%）」が多い結果となりました。妊娠初期は体調の変化が大きく、業務に支障をきたすケースも少なくありません。「理解やサポートを得たい」「迷惑をかける前に対策をしたい」と考え、安定期を待たずに報告する方も多いようです。

また、楽天ママ割メンバーは、次のようなエピソードを教えてくれました。

なお、出産ギリギリまで妊娠を報告しないのはNGです。産休中の人事や業務の引き継ぎなど、会社側でもさまざまな対応をする必要があります。直前まで報告しないことで業務に支障が生じることもあるので、安定期に入ったらできるだけ早めに報告すると良いでしょう。

上司への伝え方：出産の時期を伝える

直属の上司へ妊娠を伝える際は、口頭で「妊娠しました。現在○週目で出産は○月です。」と簡潔に伝えましょう。実際にママ割メンバーの94.4%が「口頭で伝えた」と回答しています。今後の対応についての話をする場合もあるので、事前にメールや口頭で「お伝えしたいことがあるのでお時間をください。」と相談しておくとスムーズです。

妊娠中にどのような変化が出るかは人それぞれです。まずは体調に変化が起きる可能性があることを伝え、時短勤務を希望するのか、これまでどおりの働き方で問題ないのかをあわせて伝えましょう。

なお、同アンケートで「妊娠報告以外に上司に話したことはあるか。」とたずねたところ、「出産の時期（75.8％）」や「産休に入るタイミング（56.3％）」、「仕事内容や業務量の調整に関する相談（42.5％）」なども妊娠報告と併せて伝えていることがわかりました。

上司が忙しい、外出が多くなかなか捕まらないなど、どうしても上司と直接話す時間を作れない場合には、メール等での報告でも悪くはありません。報告が遅くなることで迷惑をかけるより、確実に事実を伝えることを優先すると良いでしょう。

また、妊娠・出産を機に退職を希望しているのであれば、その旨をきちんと伝えてください。産前・産後休業や育休を取得してから退職したい場合は、休業取得の申請が必要なので必ず相談が必要です。休業を取得せずに退職すると、一部の例外を除き出産手当金や育児休業給付金が受給できなくなります。

上司に話した後は、職場に産休や育休の取得希望を出します。産休・育休については、以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

同僚に報告するタイミング：安定期に入ってから

同僚への妊娠報告のタイミングは、安定期に入る頃、上司への報告の後にするのが一般的です。同僚に先に話してしまうと、不本意に噂が広がってしまう可能性があるため、親しい間柄の同僚であっても、上司への報告の後にする方が望ましいといえます。

ママ割メンバーが「同僚へ妊娠報告したタイミング」として最も多かったのは、「安定期に入ってから（39.7%）」でした。「一度流産を経験し、慎重になった」と答えてくれたママ割メンバーもいます。

妊娠報告のタイミングは安定期に入ってからが一般的ですが、ママ割メンバーの25.2%は、「病院で心拍確認後」に同僚に報告しています。親しい同僚の場合、早めに報告することで状況を理解してくれ、協力を得られることもあります。上司への報告よりも早めに伝える場合は、必ず口止めをし、知らない間に上司へ妊娠が伝わる状態は避けることが大切です。

また、会社内には人知れず不妊に悩む人もいるかもしれません。勢いで妊娠を伝えたり、「本当は妊娠するつもりはなかった」などとネガティブに伝えたりすると嫌な思いをされる可能性もあるため、配慮して報告すると良いでしょう。

さらに、急な体調不良や検診で休みをもらう際は、同僚への報告や感謝をしっかり伝えるようにすると理解を得やすくなりますよ。

同僚への伝え方：口頭で伝える

同僚への妊娠報告も、口頭で直接伝えるのが一般的です。実際に、ママ割メンバーの95％が「口頭で伝えた」と回答しています。

ただし、「上司に妊娠を報告したら、知らない間に広まっていた」「翌日には職場全体に報告された」など、予想外に早く周知されてしまったケースもあります。自分のタイミングで伝えたい場合は、上司に報告する際に「まだほかの人には伝えないでほしい」と一言添えておくのがおすすめです。

職場に報告した後にすべき対応とは？

報告が完了した後は、具体的な事務手続きが必要です。ここからは直属の上司や同僚への報告後に行うべき対応を解説します。

直属の上司に報告後、職場全体への報告時期を上司と話し合う

直属の上司や同僚への妊娠報告が終わったら、職場全体への周知のタイミングを上司と話し合います。人事の問題なども関係してくるため、必ず上司と相談しながら報告することが大切です。

また、急なトラブルで休む際にはどのような対応が必要かなども、事前に相談して確認しておくと良いでしょう。同僚にも、トラブル時には代わりの対応をお願いする可能性があると伝えておくといざという時にスムーズに引き継ぎができます。

妊娠出産にまつわる法律や会社独自の制度を確認しておく

自分の体と赤ちゃんを守っていくため、妊娠や出産にまつわる法律や会社の制度を確認しておくことが大切です。国の法律では、妊婦の就労について、以下のような措置を事業者（会社）に義務付けています。

• 妊娠中の通勤にかかる負担を緩和できるようにすること
• 妊娠中には適切な休憩をとれるようにすること
• 妊娠中および出産後の症状に応じて業務を変更すること

出典：厚生労働省「働く女性の母性健康管理措置、母性保護規定について」

事業者は、必ず法律を守る必要があるため、上記の義務に反する不当な扱いを受けた際には会社側を訴えることもできます。

また、会社独自に長めの育児休暇制度や、育児時間短縮勤務の制度を設けている場合もあります。こうした制度は申請が必要なケースが多いため、早めに確認し、利用できるよう準備をしておくと良いでしょう。

妊娠や出産への対応や理解度は、会社によって異なります。満員電車による身体的負担を避けるために通勤時間を遅らせることはできるか、勤務時間の短縮やリモートへの変更はできるかなど、具体的な対応策や希望を示すことがポイントです。産休・育休はどうするかについても、早めに決めて相談しておくと会社側も柔軟に対応できるでしょう。

体調不良の際は「母健連絡カード」の活用を！

もしも会社側の理解を得にくく、体調不良で仕事に支障をきたしそうな場合には、母性健康管理指導事項連絡カード（通称：母健連絡カード）を活用すると良いでしょう。

母健連絡カードとは、主治医等の診断のもと必要と判断された指導事項の内容を、妊婦から事業主（会社）へ的確に伝えるためのカードです。厚生労働省のホームページからカードをダウンロードして記入してもらうほか、母子手帳内に設けられたページに記載してもらうこともできます。

本来、母健連絡カードがなくても自身の報告だけで必要な措置を求めることができますが、母健連絡カードを使うことで、より医師の指導事項を会社に理解してもらいやすくなります。

つわりがひどいときの休暇の取り方や、出産後の報告の仕方については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

【パートナー】妊娠報告のタイミング・伝え方

勤め先への妊娠報告だけでなく、身近な人への報告にもマナーがあります。うれしい報告はすぐにしたくなりますが、報告前に一度タイミングや内容を確認することが大切です。ここからは、パートナーや家族、実の両親や義両親、友達への妊娠報告の仕方についてご紹介します。

パートナーに報告するタイミング：妊娠検査薬で陽性が出たとき

パートナーには、早めに妊娠を伝えても問題ありません。具体的には、妊娠検査薬で陽性が出て、病院で確認ができる妊娠5週目〜7週目に伝える方が多いようです。「パートナーへの妊娠報告のタイミング」として最も多かったのは、「妊娠検査薬で陽性が出たとき（75.4%）」でした。

「夫がそばにいるときに妊娠検査薬を試した」「陽性が出た妊娠検査薬をそのまま見せて報告した」というママ割メンバーもおり、多くの方が、喜びを一番に分かち合いたい相手として、パートナーを選んでいることがわかりました。

パートナーへの伝え方：口頭で伝え、喜びを共有

パートナーへの妊娠報告の方法としては、「口頭で伝えた」と答えた方が最も多い結果となりました。ママ割メンバーの中には、早く報告したくて仕事中のパートナーに電話をしたり、後日サプライズをして伝えたりする方もいました。このように、妊娠発覚を夫婦で共有するエピソードが多く寄せられています。

妊娠報告と同時に、今後の生活についてしっかり話し合うことも大切です。仕事と育児を両立していくにはパートナーの協力が不可欠です。仕事を続けていくのか退職して育児に専念するのか、パートナーは産休を取るのかなど、重要なことは納得のいくまで話し合い、安心して妊娠生活を過ごせるようにすると良いでしょう。

また、体調の変化を共有するために、お腹の赤ちゃんのきょうだいにも「ママのお腹に赤ちゃんがいるよ」と伝えておくと安心です。きょうだいには、ママは今まで以上に体を気遣う必要があることや赤ちゃんが生まれてからの生活のことも少しずつ話して、理解を深めてもらうと良いでしょう。

【両親・義両親】妊娠報告のタイミング・伝え方

両親への妊娠報告は、比較的早い段階で行う方が多いようです。ただし、実の両親と義理の両親で、あえて報告のタイミングをずらすケースもあります。ここからは、両親と義両親それぞれへの妊娠報告の時期や伝え方のポイントについて紹介します。

両親・義両親に報告するタイミング：病院で心拍確認後

ママ割メンバーが自分の両親に報告するタイミングとして多かったのは、「病院で心拍確認後（55.2%）」、「妊娠検査薬で陽性が出たとき（26%）」でした。実の両親に少し早めに伝える理由は、つわりがひどいとき、初めての出産や入院で不安なときなど、いざというときに助けてもらいやすいから、という意見が多かったです。

また、義理の両親への報告のタイミングも「病院で心拍確認後（54.6%）」が最も多い結果となりましたが、「安定期に入ってから」と答えた方も16.2%いました。これは、もし妊娠初期に何かあったときにあらためて報告したり、気を使ったりする負担を避けたいという理由からだと考えられます。

しかし、ママ割メンバーからは「実の両親に先に報告していたところ、義理の両親から少し不満そうにされた」というエピソードも寄せられました。せっかくの嬉しい報告で角が立たないように、タイミングや伝え方はパートナーとしっかり相談することをおすすめします。

両親・義両親への伝え方：遠方なら電話でもOK

「両親へどのように妊娠を報告しましたか。」というアンケートでは、約半数の人が「口頭で伝えた」と回答しています。

一方で、「電話で伝えた」という方も36.6%と多くいました。直接会える距離に住んでいても、つわりや体調不良がある場合は無理をせず、電話で伝えても問題ありません。直接会うのが難しい場合は、ビデオ電話での報告もおすすめです。顔を見て伝えることで、喜びを分かち合いやすくなります。

また、義両親にはパートナーから伝えてもらったというママ割メンバーも多くいました。関係性や伝えやすさを考えて、誰がどのように報告するかを決めると、気持ちの行き違いも防ぎやすくスムーズです。

【友達】妊娠報告のタイミング・伝え方

妊娠や出産は非常にナイーブな話題のため、友達への妊娠報告は、家族以上に配慮が必要です。ここからは、友達への妊娠報告のタイミングや伝え方を紹介します。

友達に報告するタイミング：安定期に入ってから

友達に妊娠を伝える場合には、安定期に入ったタイミングがおすすめです。実際にママ割メンバーの48.1％が「安定期に入ってから」妊娠報告をしています。しかし、同世代の友達の中には妊活中・不妊治療中の人がいる可能性が高く、妊娠や出産の話題にナイーブになっている場合もあります。話の流れで自然に伝えるのは良いですが、親しい友達以外にわざわざ妊娠報告をする必要はないかもしれません。

ママ割メンバーの中には、「不妊治療中の友達への伝え方が難しかった」という声もありました。また、不妊治療や妊活中の友達がいることを考慮し、「あまり大げさに伝えず、会ったときにサラッと報告するようにした」という方もいます。友達の状況や気持ちに配慮しながら、伝え方やタイミングを工夫することが大切です。

友達への伝え方：SNSでの報告は慎重に

最近ではSNSで妊娠の報告をする方も増え、ママ割メンバーの6.8%も「SNSで伝えた」と回答しました。SNSでの報告は、友達や職場関係など幅広い方に一括で報告できて便利な反面、デメリットもあります。たとえば、親しい友達は、個別ではなく一括で報告されることで、寂しい気持ちにさせてしまうかもしれません。

また、万が一のことがあった際に訂正が難しく、かえって周囲に気を使わせてしまう可能性もあります。ママ割メンバーからは「Instagramで検査薬が陽性になった時点で報告し、その後初期流産した知り合いがいる」というエピソードもありました。SNSでの報告はNGではありませんが、文章の表現などに配慮したうえで、慎重に報告することが望ましいといえます。

妊娠報告でやってよかったこと・後悔したことは？

最後に、ママ割メンバーが妊娠報告で「やって良かったこと」と「やらなくて後悔したこと」を紹介します。

妊娠報告でやってよかったこと

ママ割メンバーに「妊娠報告でやってよかったことはありますか。」とアンケートしたところ、最も多かったのは「安定期に入る前に伝えたこと（24.1%）」、次いで「働き方に関する相談（21.5%）」という結果になりました。

妊娠初期の不安な時期は、信頼できる人へ早めに妊娠を伝えることで、サポートを得やすくなり、安心感が生まれます。特に、仕事をしている方は早めに職場へ相談をすることで、休暇の取得や引き継ぎがスムーズになるでしょう。

体調の変化により、予定より早く職場に報告せざるを得なかったママ割メンバーもいましたが、「早く伝えたことで、つわりによる体調不良に配慮してもらえた」「無理をしないよう、業務の負担を減らしてもらえた」など、結果的に良かったという声も多く寄せられました。

妊娠報告でやっておけばよかったこと

ママ割メンバーのアンケートでは、「妊娠報告でやっておけばよかったと後悔していること」として、「働き方に関する相談（23.6%）」や「会社の制度・法律の確認（18.5%）」が挙がりました。

妊娠初期は体調が変化しやすいため、報告時は問題なく働けていても、急に難しくなることもあります。時差出勤や時短勤務が可能かどうかなど、体調や今後の働き方を見据えて、準備を整えることが大切です。

また、法律や会社の制度については、自分から動かないと知らないまま進んでしまうことも少なくありません。独自のサポート体制を設けている企業もあるため、報告をするタイミングで確認しておくと良いでしょう。

妊娠中に役立つサンプルボックスを毎月プレゼント中！無料の楽天ママ割に登録を♪

妊娠報告は、伝える相手や状況によってタイミングや伝え方に気を配ることが大切です。家族や職場には早めに報告することで、心強いサポートを得られたり、働き方を調整しやすくなったりするメリットがあります。

一方で、友達への報告は相手の状況に配慮しながら慎重に行うことが重要です。特に妊活中や不妊治療中の方には、思いやりを持った伝え方が求められます。周りの人たちにとって心地良いかたちで妊娠報告ができれば、よりあたたかく幸せな妊娠期間を過ごすことができるでしょう。

妊娠中のママ・パパには、楽天の子育てサポートサービス「楽天ママ割（無料）」がおすすめです。楽天ママ割に登録すると、楽天市場で使える限定クーポンをもらえたり、サンプルボックスのプレゼントキャンペーンに参加できたりします。この機会にぜひ楽天ママ割に登録して、おトクにお買い物を楽しんでくださいね。