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2021/11/12更新

母乳はいつから出る?分泌を促進させる方法と授乳中の注意点【助産師監修】

授乳に関して不安なママさんは多いと思います。母乳が出始めるのは、だいたい産後2~5日と言われていますが、個人差があります。この記事では、母乳がでない原因や分泌を促進させる方法、マッサージ方法などについて詳しく解説しているので、是非参考にしてみてください。

「出産すれば自然に母乳が出てくると思っていたのに、なかなか出ない」といった声は、産後のママからよく聞かれます。実際、母乳の出方には個人差がみられ、母乳育児が軌道に乗るまでに要する期間も人それぞれです。今回は、不安になることも多い母乳のことについて、分かりやすくお伝えします。

母乳がつくられる仕組み

妊娠すると胎児と母体を守るために「プロゲステロン」というホルモンが働き、母乳を作る乳腺を発達させます。しかし、このホルモンは母乳の分泌を抑える役割もしているため、妊娠期間中には母乳の分泌がみられません。

出産すると、「プロゲステロン」を分泌していた胎盤がなくなり、母乳の生成を促す「プロラクチン」と、母乳を乳腺から押し出す「オキシトシン」というホルモンが活発に働きます。そして、これら2つのホルモンのおかげで母乳の生成が盛んに行われるようになります。

産後2日までは、胎盤由来のホルモンである「プロゲステロン」が体内に残っているため、母乳の分泌はさほどみられません。しかし、出産直後からおっぱいを吸わせ、乳頭に刺激を与えることで、「プロラクチン」と「オキシトシン」が大量に分泌され、母乳をたくさん作り始めます。そのため、産後2日以降からは徐々に母乳の分泌が増えてくるようなります。

参考
前橋協立病院「母乳育児」

母乳育児のメリット

母乳育児は、赤ちゃんとママどちらにもメリットがある栄養方法です。ここでは母乳を与えることで得られる4つのメリットについて詳しくお伝えします。

・赤ちゃんにとって栄養・免疫物質が豊富
母乳は、赤ちゃんにとって最適な栄養と言われます。母乳はミルクとは異なり、ヒト由来のたんぱく質などが含まれているため、消化吸収に優れ、赤ちゃんの成長を促してくれます。また、赤ちゃんの成長に合わせて母乳の成分が変化していくため、その月齢に必要な栄養素を母乳から与えることができます。

さらに、母乳にはママ由来の免疫物質も含まれているため、免疫機能が未熟な赤ちゃんを、さまざまな感染症から守ってくれます。特に、母乳が分泌し始めるときに見られる「初乳」にそれらの免疫物質が豊富に含まれているため、出産後から少量でも母乳を与えることは、とても大切です。

・赤ちゃんの口周辺の筋肉が発達
母乳は乳頭を口にふくむだけでは分泌しません。赤ちゃんの唇・あご・舌の動きによって乳頭から分泌されます。そのため母乳育児の赤ちゃんは、ゴム製の乳首でミルクを飲むときと比べ、口周辺の筋肉をたくさん動かさないと哺乳ができません。おっぱいを吸うことは、離乳食を食べる力や表情筋、言葉を話すための筋肉を鍛えることにもつながるのです。

また、赤ちゃんの口は敏感であり、動かすことで脳を刺激します。母乳育児は、その大事な口の筋肉を活発に動かすため、脳の発達を促す効果があると言われています。

・ミルク代がかからない
完全ミルクで育児をする場合、ミルクの購入回数が想像以上に多くなって、驚かれるママ・パパもいらっしゃいます。さらに、お子さんの成長とともに買い替えていく、哺乳瓶や消毒用品などの出費も必要になります。反対に、母乳育児の場合は、ミルク作りや後片づけなどをする必要がないため、経済的かつ、手間がかからない栄養方法ともいえます。

・ママの乳がん予防につながる
母乳育児はママの体にとってもメリットが多くあります。ひとつは乳がん予防になるということです。母乳を飲ませる期間が長い人はそうでない人に比べ、乳がんの発生率が低いことが分かっています。乳がんの発症には「エストロゲン」というホルモンが関わっていますが、母乳を与えると、エストロゲン値が低くなるため、乳がんの発生を抑えることができるとされています。同様に、エストロゲンが原因となる子宮がんや卵巣がんの発症予防にもなる事が報告されています。

また、出産後におっぱいを吸われることで、子宮の収縮や、悪露の排出が促されます。これにより、子宮妊娠前の状態へ回復させることにつながります。さらに母乳育児によって、ママの体はいつもより多くのエネルギーを消費することになり、その結果、産後太りを防ぐことができます。

出典
MSDマニュアル プロフェッショナル版 19.小児科 新生児および乳児のケア 母乳保育
最終査読/改訂年月 2019年 9月

母乳が出る時期の目安は?軌道に乗る時期や分泌を促進させる方法を解説

「出産すれば、すぐに母乳が出る」と考えているママもいるかもしれません。しかし、実際は産後2~5日あたりで母乳が出始め、安定して母乳が出るまでには、ある程度の期間がかかりますし、個人差もあります。ここでは、母乳が出始める時期や、一般的に母乳分泌が軌道に乗る期間、母乳分泌の促進方法などについて詳しくお伝えします。

妊娠中から母乳は出る?

妊娠中に、乳頭から「母乳のような分泌物」が出ることがありますが、厳密にいうとこれは母乳ではなく乳汁とよばれるものです。乳汁の分泌は、乳管が開いたサインでもあり、出産後のスムーズな母乳分泌が期待できます。授乳経験がある経産婦さんや、初産婦さんでも妊娠後期になるとこの乳汁分泌がみられるようになります。

乳汁や乳頭の分泌物が増えると、妊娠前にはみられなかった乳垢という白いカスが乳頭につき始めます。そのまま放置しておくと乳管の詰まりや、母乳の分泌を妨げてしまう可能性があります。そのため、妊娠中期に入ったら、1週間に1回ほどを目安に、自分で乳頭チェックを行いましょう。もし、乳垢が溜まっているようであれば、乳頭を刺激しすぎないように、オイルを浸み込ませたガーゼなどで優しくふき取ってください。乳頭に強い刺激を与えてしまうと、子宮の収縮を起こす可能性が高くなってしまう ため 、乳頭の扱いは丁寧に行いましょう。なお、切迫早産の方は乳垢のケアを行わないでください。

母乳が安定する時期

母乳の出方には、体質や授乳経験、育児環境などにより個人差がありますが、一般的に母乳育児が軌道に乗るのは、産後1~3か月頃といわれています。

母乳の分泌を促す一番の方法は、赤ちゃんが欲しがるたびに授乳する「頻回授乳」を行うことです。母乳はミルクとは異なり、飲ませ過ぎを気にする必要はありません。赤ちゃんが飲みたいときに飲ませても良いものです。出産後しばらくは、母乳の分泌量や赤ちゃんが飲める量が少ないため、母乳のみの赤ちゃんは、3時間も開かずにおっぱいを求めます。そのため、自然と1日15~20回前後の授乳をすることになります。

このように、乳頭への刺激を多く与えることで、母乳の生成がスムーズに行われるようになります。そして、赤ちゃんがおっぱいをくわえれば母乳が反射的に作られ、赤ちゃんに必要な母乳量が安定して分泌されるようになっていきます。そして、軌道に乗れば、赤ちゃんの泣き声を聞いただけでも、母乳の分泌がみられるようになります。

母乳が出ない原因

母乳が出ない原因としては、

・おっぱいを吸わせる回数が少ない。
・乳頭の形などが原因で、乳頭にうまく刺激を与えられていない
・育児などによるストレス

などが挙げられます。母乳が安定して分泌されるためには、乳頭の状態を整えること、乳頭への頻回刺激、そしてママの心の余裕も大切なのです。

母乳の分泌を促進させる方法

母乳の分泌を促すためには、乳頭状態を整える「乳頭マッサージ」がおすすめです。
出産前から乳頭マッサージで乳頭を柔らかくし、伸びをよくしておくことで、赤ちゃんが吸いやすいおっぱいを作ることができます。そのため、臨月を迎えたら、医師から止められていない限り、積極的に乳頭の刺激やマッサージを行いましょう。出産までに、少しでも乳管を開かせることで、産後の母乳分泌がスムーズになることが期待できます。

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母乳を与える時間は、ママになったことをより実感し、なんとも言えない幸せな気持ちにもさせてくれます。しかし、母乳の出方や、安定する時期は個人差が大きいため、人によっては軌道に乗るまで根気がいるかもしれません。母乳育児を希望しているのであれば、妊娠期間中にできる乳頭の手入れやマッサージを行い、授乳をしている姿を想像していきましょう。もし、思うとおりにいかなくても、母乳だけに囚われるのではなく、ミルクの力も借りて、心に余裕のある状態で育児をされてくださいね。

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<この記事の監修者>

バースコンサルタント・助産師
古市菜緒さん

助産師としてこれまで10,000件以上の出産に携わり、5,000人以上の方を対象に産前・産後セミナー等の講師を務める。助産師のレベルが世界的に高い、オーストラリアとニュージーランドで数年生活。帰国後バースコンサルタントを起ち上げ、現在は主に高齢出産の対象である35歳以上の女性にむけた「妊娠・出産・育児」をサポートする活動を行う。その他、関連記事の執筆・監修、オンラインサミットやセミナー講師などを務める。

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