手づかみ食べはいつからはじめる?進め方を詳しくご紹介
2021/11/9
離乳食の後期ごろになると、お子さんが手づかみで食べるようになります。この記事では、手づかみ食べが始まる時期や、手づかみ食べしやすいメニューをご紹介します。ぜひご覧ください。
お世話をしてもらうだけだった赤ちゃんですが、成長するにつれて、自分で食べてみようと手づかみ食べを始めます。汚したり、遊んでしまったりと今までとは違った大変さが出てくるかもしれません。
この記事では、手づかみ食べが始まる時期の目安や、進め方をご紹介します。併せて、ママ・パパが穏やかに見守るためのヒントもお伝えしますので、ぜひご覧ください。
この記事の監修者
管理栄養士
端場愛さん
学生寮や老人保健施設、クリニックで勤務経験を積んだのち、フリーランスの管理栄養士へと転向。体と栄養の関係を多くの人に分かりやすく伝えるために、ライターとしても活動中。今日よりちょっと元気になれるレシピ開発が得意。
目次
手づかみ食べとは?いつごろから始まるの?
離乳食の後期にあたる生後9か月~1歳ごろにかけて、赤ちゃんは、自ら食べ物に手を伸ばして、口に運びたがるようになっていきます。
スプーンやフォークを使わない「手づかみ食べ」は、顔や服、机などが汚れやすいので、お行儀が悪く見えることが心配になるかもしれません。しかし、手づかみ食べは大切な成長過程のひとつなので、穏やかに見守ってあげたいですね。食事のしつけを始めるのは、3歳くらいからで問題ないでしょう。
■手づかみ食べはなぜ必要?
「スプーンやフォークがうまく使えないから、手づかみで食べている」と考えている人もいるかもしれません。しかし、手づかみ食べには、赤ちゃんの成長にプラスになる効果がいくつもあるのです。それぞれご紹介します。
・食べ物への興味や、食への意欲が高まる
手づかみ食べは、目で色彩を、手で触れることで温度を、口に入れることで味・柔らかさ、鼻で香りを感じることができます。五感をフル活用しながら食材ごとの違いを知り、食への意欲と好奇心を高めることにもつながります。
・自分で食べることで、達成感や満足感が得られる
これまで食べさせてもらっていた食べ物。自らの手で食べられるようになることで、達成感や満足度が高まります。
・手指の発達
赤ちゃんにとって、食べ物を崩さずにつかむことは簡単ではありません。手づかみで食べることで、手先をどのように動かし、力加減はどの程度がよいかを学んでいきます。できる動作が増え、手指も器用になっていきます。
・脳への刺激
ご説明した通り、手づかみ食べでは、五感を使って食事を摂ります。ママ・パパに食べさせてもらっていたときは違い、手でつかんだり口に運ぶ量を自分で考え調整しなければなりません。手づかみ食べが始まると、これまで以上に頭をたくさん使うことになり、脳も刺激されるのです。
手づかみ食べはどう進める?始め時のサインも
手づかみで食べることが赤ちゃんの発達に良い影響を与えることは分かりましたが、どのような段階になったら手づかみ食べの始め時なのか、迷うこともありますよね。
ここでは、赤ちゃんが手づかみ食べを始められるほど成長しているかを見極める方法や、練習方法をお伝えします。
■手づかみ食べの始め時のサイン
赤ちゃんが手づかみ食べを始めるのは、離乳食の後期ごろ(生後9か月~1歳)からと言われていますが、赤ちゃんの成長には個人差があります。「そろそろ手づかみ食べを始めてもいいかな?」と判断する兆候は以下の通りです。
・食べ物に触ろうとする
・食べ物をじっと見つめる
・食べさせてもらうのを嫌がる
・自分のペースで食べたがる
・食べ物をすぐに飲み込まず、左右に口が動く
・一定の時間、イスに座っていられる
手づかみ食べは早く始めればいいというものではありませんし、体の機能が追い付いていないと、誤って喉に詰まらせるなどの事故につながる可能性もあります。食事環境を整えて赤ちゃんの様子をよく見てから始めましょう。
■手づかみ食べの練習方法
初めから上手に食べられる赤ちゃんはいません。毎回の食事で少しずつ練習を重ねていくという気持ちでいましょう。
最初の方は、食べやすいものをほんの少し皿に乗せて様子を見たり、親が食べる姿をお手本として見せたりしてみましょう。赤ちゃんの興味を惹くカラフルな食材(とまと、ニンジン、サツマイモなど)や、つかみやすい食事(小さなおにぎりやパンなど)を用意するのもいいですね。ママ・パパの負担にならない方法をぜひ試してみてください。
手づかみ食べにおすすめのメニュー
赤ちゃんが手づかみで食べるようになったら、つかみやすく、食べやすい料理を用意してあげましょう。かといって、ママ・パパの負担になるものでは、続きません。ここでは、気負わず簡単にできるおすすめのメニューをご紹介します。
■スティック型/サイコロ型
野菜スティックのように、切るだけ、茹でるだけのメニューであれば調理が最小限で済み、準備も手早くできます。
赤ちゃんが食べやすいサイズや形は、以下の通りです。
・手で握る場合:1㎝角くらいで長さ5㎝程度のスティック状
・指で握る場合:1㎝角のサイコロ型
食材は、野菜や果物、パンなど、ご家庭にある食材を使用して構いません。
■フォークでつぶせるくらいの硬さ
赤ちゃんにとって、硬いものや柔らか過ぎる食べ物は、つかみづらく食べづらいこともあります。目安になるのはフォークでつぶせるくらいの硬さです。食パンを使うときは軽くトーストすると食べやすくなりますよ。
■慣れてきたら簡単メニューに挑戦
手づかみ食べに慣れてきたらメニューのバリエーションを増やしてみましょう。
以下のレシピや調理方法は、手軽にできておすすめです。
・市販のスティックパンを利用する
・おにぎりやハンバーグをスティック状に成型する
・パンに野菜などのペーストを塗って焼く
・手作りのおやき(みじん切りやペーストにした食材に小麦粉を混ぜて焼く)
「楽天レシピ」には、手づかみ食べのレシピが多数掲載されています。ぜひ併せてご覧くださいね。
手づかみ食べしないときの対処法
思うように手づかみ食べが進まないことも少なくありません。遊び食べ(なかなか食べない、食べものを手で混ぜる、床に落とすなど)を始めるような場合もあるでしょう。この頃の赤ちゃんの好奇心はとても旺盛です。目の前の食べ物や食器を触って確かめるのも、大切な成長過程のひとつです。親は、イライラしてしまうかもしれませんが、すぐに怒るのではなく、暖かく見守ってあげられるといいですね。
また、手づかみ食べでママ・パパの一番の負担になるのは食後の掃除ではないでしょうか。食後は汚れるものと割り切って、汚れてもいいように以下のような準備をすることも大切です。
・床に新聞紙やビニールシートを敷く
・大きめのランチョンマットを敷く
・ひっくり返りにくい皿やコップを使う
・エプロンやスモックを着せる
・イスのクッションや座布団を外しておく
食事のたびイライラするのはママ・パパにとっても赤ちゃんにとってもいいことではありません。気持ちを穏やかにできるよう、工夫しましょう。
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手づかみ食べは、赤ちゃんの発達や意欲を高めるのにも重要です。しかし大切なのは家族と一緒に楽しく食事をするということ。「ちょっと試してみる」くらいの気軽さで始めてみてください。
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