赤ちゃんの平均身長・体重!生後12か月までの成長目安|助産師監修
2026/1/9
赤ちゃんの身長・体重の成長目安は月齢ごとに異なります。出生時から急激な成長をみせ、徐々に成長が穏やかになっていきます。本記事では、月齢・性別別の赤ちゃんの身長・体重の平均値や測定方法を解説します。

赤ちゃんの健診や日々の育児の中で、「ほかの子に比べて体が小さいかも?」「最近、身長があまり伸びていない気がする…」と赤ちゃんの身長・体重について心配をしているママ・パパは少なくありません。
そこで今回は、赤ちゃんの身長・体重の増え方の目安や、成長を確認するための「身体発育曲線」の正しい見方について、専門家の視点を交えて詳しく解説します。
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この記事の監修者

助産師・看護師・保育士
河井恵美先生
25年以上、病院、行政、教育関係、海外での医療活動に従事。親御さんへのアドバイスを充実させるため保育士・公認心理師の資格を取り役立てている。現在は、エミリオット助産院を運営。
目次
【月齢別】赤ちゃんの身長・体重の平均値
赤ちゃんが生まれてからの1年間は「一生のうちで最も成長する時期」といわれるほど、身長も体重も急激に変化します。
ここでは、月齢ごとの平均的な成長目安を見ていきましょう。ただし、これらはあくまで目安です。赤ちゃん一人ひとりの個性を尊重しながら、ゆったりとした気持ちで確認してみてくださいね。
【男の子】赤ちゃんの身長・体重の平均値
出生時の男の子の平均身長は48.7cmで、平均体重は2.98kgです。男の子は活発に動くようになると、一時的に体重が横ばいになることもありますが、身長が伸びていれば、エネルギーをしっかり消費して成長している証拠といえるでしょう。
- 生後0〜3か月: 生まれたときに50cm前後だった身長は、3か月を過ぎる頃には60cmを超え、体重も出生時の約2倍近くまで一気に増えます。抱っこしたときに「ずっしりしてきたな」と重みの変化を感じやすい時期です。
- 生後6か月〜12か月: お座りやハイハイなど動きが激しくなると、体重の増加は落ち着いてきますが、身長は着実に伸び続け、1歳になる頃には約74cm(出生時の約1.5倍)に達します。

【女の子】赤ちゃんの身長・体重の平均値
女の子の出生時の平均身長は48.3cm、平均体重は2.91kgで、男の子よりも少し小さいことが多いです。女の子の場合、成長の過程で「少し小柄かな?」と心配されるママ・パパも多いですが、少しずつでも成長していれば問題ありません。数値の大小よりも、顔色の良さや機嫌、活発に動けているかといった「元気な様子」を見てあげることが大切です。
- 生後0〜3か月: 男の子と同様に、身長・体重ともに急激に成長します。身長は1か月に約3〜4cmずつ伸び、体重も1kgほど増加します。
- 生後6か月〜12か月: 離乳食が始まる頃から、体型に少しずつ個人差が出てきます。12か月時点での平均身長は約72cm、体重は8.5kg前後が目安です。

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赤ちゃんの1日の身長・体重増加量の目安
赤ちゃんの成長スピードは一定ではなく、時期によって変化します。特に体重は、成長が進むにつれて1日あたりの増加量が緩やかになっていくことが大きな特徴です。
体重増加の目安
生まれたばかりの新生児期から生後3か月ごろまでは、1日あたり25〜30g程度体重が増えていきます。離乳食を開始する5~6か月ごろは体重に差が出やすい時期です。食べた分だけ母乳やミルクの量が減る子もいれば、飲む量は変わらず離乳食をしっかり食べる子もいます。
生後7〜8か月頃になると、ハイハイなどで運動量が増えるため、増加量は1日あたり約8〜10g程度にまで落ち着きます。
離乳食の進め方について不安がある方は、以下の記事も参考にしてください。
身長の伸びの目安
身長も同様に、生後数か月が最も伸び、1か月に約3cm以上のペースで伸びることも珍しくありません。体重の増え方が緩やかになる後期でも、身長は着実に伸び続け、1年をかけてゆっくりと変化していきます。
このように、成長の勢いが途中で落ち着くのは自然なプロセスです。「最近、体重の増加・身長の伸びが以前より遅くなったな」と感じても、過度に心配する必要はありません。

赤ちゃんの身長・体重の測り方
赤ちゃんの成長具合が気になったとき、病院行ったり健診を待ったりしなくても、自宅で簡単にチェックできる方法をご紹介します。
赤ちゃんの体重の測り方
ベビースケール(赤ちゃん用体重計)がなくても、普段使っている体重計で算出できます。使用済みのおむつは100g以上の重さになることもあるので、正確に知りたい場合は、裸または新しいおむつ1枚の状態で測るのが良いでしょう。
1. 赤ちゃんを抱っこした状態で、大人と一緒に体重計に乗る。
2. その後、大人1人だけで体重計に乗る。
3. 「1」の数値から「2」を引いた差が、赤ちゃんの体重です。
赤ちゃんの身長の測り方
乳幼児用の身長計がなくても、メジャーと「平らな板状のもの(本や段ボール)」があれば測定可能です。赤ちゃんが動いてしまうため、大人2人での測定がおすすめです。「頭を固定する人」と「足を伸ばして目印をつける人」で分担すると、正確に測れます。
1. 壁や柱に頭の先をそっとつけ、赤ちゃんを仰向けに寝かせます。
2. 赤ちゃんの膝は軽く曲がっているのが自然な状態です。無理に伸ばさず、優しく屈伸運動をさせてから、ゆっくりと膝を伸ばしてあげましょう。
3. 足の裏が垂直になるよう、本や板をあてて目印をつけます。
4. 壁から目印までの長さをメジャーで計測します。

赤ちゃんの体重が「増えない」ときの原因・対処法
赤ちゃんの体重が増えないと心配になりますよね。赤ちゃんの体重が増えない原因として、以下の2つが考えられます。
母乳やミルク不足
母乳の出る量が少なかったり、赤ちゃんがうまく母乳やミルクを吸えていなかったりすると、体重が増えない原因になります。母乳を与えている場合は、母乳の分泌量や赤ちゃんの吸い方を母乳外来や助産院などでみてもらいましょう。どのくらいミルクを追加したら良いのかも相談できます。
また、ミルクを飲ませている場合は、ミルクの量を少しずつ(20gずつぐらいから)増やしてみる、哺乳瓶のゴム乳首をほかの形に変えるなどの対処をしてみましょう。それでも飲みながらすぐ疲れたり飲みづらそうにしたりしている場合は小児科などに相談するのがおすすめです。
母乳については、以下の記事でも解説しています。ぜひご覧ください。
運動量が多くエネルギー消費が激しい
月齢が上がり、赤ちゃんがよく動くようになると、エネルギー摂取量に比べて消費量が多くなり、体重があまり増えなくなることがあります。飲み方や体調に変化がなく、元気そうな場合は特に問題はないでしょう。

赤ちゃんの体重が「増えすぎた」ときの原因・対処法
赤ちゃんは目まぐるしく成長します。日々の体重増加をついついグラム単位で気にしてしまいますが、平均値にとらわれず健康状態を見てあげましょう。
母乳・ミルクの飲みすぎ
生まれてすぐの赤ちゃんは「お腹がいっぱい」という感覚(満腹中枢)が未発達です。そのため、口に乳首がくると反射的に飲んでしまい、結果として飲みすぎてしまう子もいます。
泣いている原因が空腹ではない可能性もあるので、すぐ授乳をせずに、スキンシップやお散歩、おもちゃで遊ぶなどの行動を試してみてください。
参考文献:公益財団法人 母子衛生研究会 赤ちゃん&子育てインフォ「Q.生後4か月。健診で体重の増えすぎを指摘されました (2007.10)」
医師や助産師に相談する
体重の増えすぎがどうしても気になる場合は、医師や助産師に相談しましょう。何か原因があるのか、どう対処したら良いのかアドバイスを貰えます。医師や助産師に指摘されなければ、無理に授乳量を減らす必要はありません。
赤ちゃんの身長が「伸びない」ときの原因・対処法
赤ちゃんの身長が成長曲線より小さいと、ずっと低いままだったらどうしようと悩むかもしれません。しかし、身長の伸びも個人差が大きいため、まずはその子の成長を温かく見守ることが必要です。
ここでは、赤ちゃんの身長が伸びないときに考えられる原因を解説します。
母乳・ミルク不足
母乳やミルクが不足していると、身長が伸びないことがあります。前述した体重増加の対処と同様、母乳の分泌量の確認やミルクの追加、哺乳瓶のゴム乳首を飲みやすいものに変えるなどの対策を行ってみましょう。
「新生児期のミルクの量はどれくらいが適量なの?」と疑問に思っている方は以下の記事を参考にしてみてください。
遺伝や体質によるもの
パパやママの身長が低め、またはパパやママが幼いころ小さめだった場合、体質が赤ちゃんに受け継がれ、身長が低めになる可能性があります。 しかし、成長スピードが遅いだけで、将来的に伸びることも十分考えられますので、最初からあまり心配しなくても大丈夫です。
ただし、まれに成長ホルモンや甲状腺ホルモンなどの分泌量が低下していたり、骨や軟骨の病気だったりする可能性もあります。心配な方は、かかりつけの小児科を受診しましょう。
【参考文献】
公益財団法人 母子衛生研究会 赤ちゃん&子育てインフォ「Q.生後8か月半。身長が伸びず成長曲線から離れていきます。 (2011.7)」
一般社団法人 日本小児内分泌学会 「低身長」
赤ちゃんの身長・体重に関するよくある質問
赤ちゃんを育てていると、身長や体重に関して不安になってしまうことが多いですよね。ここでは、赤ちゃんの身長・体重に関するよくある質問に回答します。
自宅で測る体重と、病院で測る体重が違うときはどちらを信じるべき?
基本的には「病院や健診の数値」を公式な記録として優先しましょう。 病院のスケールは精密に校正されており、誤差が非常に少ないとされています。
ただし、測定値の違いは「測ったタイミング(食事の前後や排泄の有無)」や「着ていた服の重さ」によるものがほとんどです。自宅の数値は「日々の増減の目安」として活用し、一喜一憂しすぎないことが大切です。
授乳前と授乳後、どちらで測るのが正しい?
成長を確認するための測定なら、「授乳前」に測るのが一般的です。 授乳後は飲んだ量だけ一時的に体重が増えてしまうため、条件を一定にするために「おむつを替えた後の授乳前」など、タイミングを決めて測ると正確な推移が見やすくなります。
ただし、医師から「授乳でどれくらい飲めているか確認してほしい」と言われた場合は、授乳前後の差を測る必要があります。

平均身長・体重を下回っている!すぐ病院へ行くべき?
少しずつでも身長が伸びていたり、体重が増えていたりする場合、本人が元気であればすぐに病院へ行かなくても問題ありません。 大切なのは「平均値との比較」ではなく、その子なりの「成長のペース」です。その子なりに右肩上がりに成長していれば、それがその子の個性であることも多いです。 もし「元気がない」「おしっこの回数が少ない」といった様子があれば、健診を待たずに小児科へ相談しましょう。
母乳育児だと、体重は増えにくいの?
母乳育児の赤ちゃんはミルクの赤ちゃんに比べて、増え方が緩やかになる傾向があります。 これは、ミルクは飲む量が明確で一定のカロリーを摂取しやすいのに対し、母乳は時期によって成分や分泌量が変化するためです。
生後3〜4か月頃からその差が顕著になることもありますが、これは自然なことであり「母乳だから栄養不足」というわけではありません。身長が伸び、活発に動けていれば心配ないことがほとんどです。
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赤ちゃんの身長や体重は個人差が大きく、成長スピードを見て心配になってしまうこともあるでしょう。しかし、健康に育っていれば基本的に心配しすぎる必要はありません。どうしても気になるときは、小児科で相談してみましょう。
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