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離乳食の進め方を解説!時期別のおすすめレシピも紹介【小児科医監修】

赤ちゃん

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2022/3/7

この記事では、離乳初期から完了期までの食べ進め方やスケジュール、調理のポイント等を解説します。楽天レシピに掲載中のレシピから、離乳食の時期ごとのおすすめレシピも紹介しますので、ぜひご覧ください。

離乳食を始める時期はいつごろから?
何をどれくらいあげるべき?
この時期にはどれくらいの固さにすればいい?

このように、離乳食に関する疑問をお持ちのママ・パパも多いことでしょう。離乳食を始める際は、赤ちゃんの様子を観察すること、そして、赤ちゃんが食べやすいよう調理を工夫することが大切になってきます。この記事では、離乳食の時期ごとの食べ進め方や調理のポイントなどを詳しくご紹介します。

この記事の監修者

日本小児科学会専門医・同指導医、米国小児科専門医、米国小児救急専門医

井上信明先生

日本の医学部を卒業後、日本、アメリカ、オーストラリアにて小児科および小児救急の研修を行う。

離乳食の進め方の全体像を確認しよう

離乳食を進める時期や、離乳食の回数、1回あたりの量の目安などをまとめると、下の表のようになります。

出典:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド:厚生労働省」

ただし、母乳・育児用ミルクを飲む量や離乳食を食べる量は赤ちゃんによって個人差があります。上の表は、あくまでも目安として捉えて、赤ちゃんの成長や発育状況に応じて無理なく進めていきましょう。

ここからは、離乳初期から完了期まで、時期ごとの食べ進め方を詳しく紹介していきます。

離乳初期の進め方【生後5~6か月頃】

離乳食を始める時期や、離乳初期の食べ進め方について紹介していきます。

離乳食はいつから始める?始めるサイン

離乳食を始める時期の目安は、生後5~6か月頃とされています。赤ちゃんの成長の様子をみながら、準備ができた段階ではじめてあげましょう。


離乳食を始めるサインとしては、

・ 首がすわり、寝返りができる
・ 体を支えながらでも、5秒以上座ることができる
・ 食べ物に興味を示す
・ スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少ない

などが挙げられます。

生後5か月を過ぎたら、これらのサインが出ていないか、よく観察しておきましょう。そして、赤ちゃんの機嫌のいい時を選び、少しずつ離乳食を進めていきましょう。

なお離乳初期の目標は、離乳食の舌ざわりや食感に慣れること、また舌と口を上手く使って食べ物を飲み込む練習をすることにあります。量を食べることよりも、食べ物に慣れていくことを意識してあげるとよいでしょう。

スケジュールや調理のポイント

初期の離乳食の進め方と調理のポイントをまとめると以下のようになります。

・回数
離乳食:1日1回
これまでの授乳時間に合わせるのがよいでしょう。昼前後の授乳のタイミングに合わせるのが理想です。

母乳:授乳の前に離乳食を与え、母乳や育児用ミルクは赤ちゃんの欲しがる量を飲ませてあげてください。

・食材と量
まずはお粥(米)から始めます。お粥が小さじ3〜4杯程食べられるようになれば、じゃがいもや人参などの野菜を試してみるとよいでしょう。これらの食材に慣れたら、豆腐や白身魚など、徐々に種類を増やしていきます。

量は、小さじ1杯程度(離乳食スプーンであれば3~4杯程度)から始めますが、問題がないようであれば数日おきに小さじ一杯分を増やす程度のスピードで、徐々に量を増やします。最終的には、トータルで小さじ10杯くらいの食事量が、この時期の目安です。なお、新しく始める食材は、一種類ずつ、小さじ1杯程度(離乳食スプーンであれば3~4杯程度)からにし、徐々に種類を増やしていきます。

・調理と味付け
食材はすり潰すか裏ごしをし、ポタージュ状、ヨーグルト状くらいまでなめらかになるよう調理しましょう。素材の味に慣れさせるために、調味料は使用しません。また、どんな食材も加熱をするなど、衛生面には気を付けましょう。

離乳食の初期段階では、まず食べ物を口に入れること、次に食材の舌ざわりや味に慣れること、そして食べ物を飲み込むことが大切です。まずはスプーンの先端に少量の食べ物をのせ、赤ちゃんの唇にスプーンを軽くあてるところから始めます。少し口を開けたタイミングで、口のなかに食べ物をのせる感覚です。また上手く飲み込めることが確認できるまで、ゆっくりと待ってあげましょう。

今まで母乳や育児用ミルクだけを飲んでいた赤ちゃんにとって、食べ物を口に入れることさえも初めての経験です。食べる「量」にこだわるのではなく、少しでも「食べる」ということを大切にしましょう。離乳食をなかなか食べてくれないことがあるかもしれませんが、ママ・パパが焦ったり、落ち込んだりする必要はありません。赤ちゃんのペースに合わせて、食べ物を飲み込む練習をサポートしてあげてください。

離乳中期の進め方【生後7~8か月頃】

離乳中期に切り替える時期や、離乳中期の食べ進め方について紹介していきます。

離乳中期はいつから?

離乳食の開始から1か月ほどが経過し(生後7~8か月頃)、離乳食に慣れてきたら、離乳中期へと移行しましょう。

そのほかにも、スプーンで食べることに慣れてきた、離乳初期のペースト状の食べ物を上手に飲み込めるようになった、また魚や豆腐なども食べられるようになった頃が、離乳中期に以降するタイミングです。

なおこの頃になると、赤ちゃんが安定して座れるようになりますので、離乳食を与える際は、ベビーチェアなどを使用するとよいでしょう。足が床などについて姿勢が安定することで、顎や舌に力が入り、口をもぐもぐと動かしやすくなります。口の動きを赤ちゃんが学べるよう、ママ・パパも一緒に口を動かしてあげるといいですね。

スケジュールや調理のポイント

離乳中期の進め方と調理のポイントをまとめると以下のようになります。

・回数
離乳食:1日2回
離乳食は朝夕の2回、授乳の前に与えます。9時と18時のように、なるべく毎日同じ時間帯に離乳食を与えることで、生活リズムが確立しやすくなります。

母乳:母乳は欲しがった分だけ与えます。育児用ミルクは1日5回程度。離乳食後ではないときは200〜220mlで3回、離乳食後は120〜160ml×で2回が目安です。

・食材
穀類(主食)、野菜(副菜)・果物、タンパク質(主菜)を組み合わせた食事を意識しましょう。さまざまな食材を食事の中に取り入れて、食材の味や舌触りを楽しませてあげてください。
なお、2回食が始まると食材の幅が広がります。初めて食べる食材は、食物アレルギーを引き起こす可能性もありますので、病院があいている朝・昼の日中に与えるようにするとよいでしょう。

・量
穀類:50~80g
野菜:20~30g
果物:20~30g
魚 :10~15g
肉 :10~15g
豆腐:30~40g
卵 :卵黄1~全卵3分の1
乳製品:50~70g

・調理と味付け
離乳初期の頃より食材を粗めに潰します。舌で潰せる、豆腐くらいの固さが目安です。潰した食べ物を口の中でまとめる動きを覚え始める時期なので、飲み込みやすいように適度にとろみをつけてあげるとよいでしょう。味付けは、素材の味を活かした薄めにします。

また、特に母乳育児を行っている場合等は、この時期以降に鉄欠乏を生じやすく貧血になりやすいといわれています。離乳食には、鉄分を含む食品(卵黄、赤身の肉や魚、ほうれん草など)を上手に組み入れてみましょう。

なお離乳食の回数が増えると、準備の負担が増えてくるものです。家族の食事から調味する前のものを取り分けるようにすると、効率的になります。

離乳後期の進め方【生後9~11か月頃】

離乳後期へ切り替える時期や、進め方のポイントについて紹介していきます。

離乳後期はいつから?

離乳中期に切り替え後、2か月程度が経過し(生後9~11か月頃)、赤ちゃんが上手に舌を使って食べ物を潰すことができ、また口をモグモグできるようになれば、離乳後期へと移行していきます。口を動かさずに飲み込んだり、口に入れた離乳食を出したりしてしまうようであれば、まだ次のステップに進むのは早いかもしれません。

この時期には、お座りもしっかりとできるようになり、長い時間椅子に座って食事に集中することができるようになります。また、手づかみ食べが見られるようになります。一見お行儀が悪いと思うかもしれませんが、食べ物に触れたり握ったりすることで、固さや触感を体験し、食べ物への興味が沸きやすくなります。手づかみ食べによって、スプーンやフォークを上手に持てるようになるとも言われています。

離乳食を準備する際には、手で掴みやすい4~7mm程度の長さにカットしたり、小判型など口に入れてかじりやすい形状を意識したりするなど工夫してあげましょう。

スケジュールや調理のポイント

離乳後期の進め方と調理のポイントをまとめると以下のようになります。

・回数
離乳食:1日3回
離乳後期に移行したら、なるべく朝、昼、夕の食事の時間を決め、生活のリズムを作ります。離乳食は、これまで通り授乳の前にあげましょう。赤ちゃんの食欲や成長・発達の状況に応じて、離乳食の量を調整してください。

母乳:欲しがるままに与えます。育児用ミルクは1日2回程度、トータルで1日400~600mlを目安に与えましょう。

・食材
この時期は、これまで食べていた食材に加え、さらに幅広くさまざまな食材を取り入れていく時期です。徐々に離乳食がエネルギー源の中心となっていきますので、栄養のバランスを考えた献立を考えていきましょう。
また、味付けは薄味が基本です。便秘になりやすい時期なので、サツマイモやおからなど繊維の多い食材のほか、植物油などの油脂類を少量使用するのもおすすめです。

・量
穀類:全粥90~軟飯80g
野菜:30~40g
果物:30~40g
魚:15g
肉:15g
豆腐:45g
卵:全卵1/2
乳製品:80g

・調理と味付け
次第に歯ぐきで食べ物を潰せるようになっていきます。歯ぐきで潰せる固さ(食べ頃のバナナぐらい)を目安にして、噛む練習につなげてあげましょう。

離乳完了期の進め方【生後12か月~18か月ごろ】

離乳完了期に移行する時期や、進め方のポイントについて紹介していきます。

離乳完了期はいつから?

生後12~18か月頃を目安に、離乳完了期に切り替えていきます。
離乳の完了とは、形のある食べ物を噛み潰せるようになり、摂取するエネルギーや栄養素の大部分が母乳または育児用ミルク以外の食べ物になった状態をいいます。

この頃になると、前歯が生えそろいますので、前歯で上手に食べ物を噛めるようになります。また、スプーンやフォークなどの食具に興味を持ち始める頃なので、自分で食べる練習を徐々に取り入れてもよいですね。練習のためにも手づかみ食べは継続し、一口の量を覚えられるようにしてあげてください。

スケジュールや調理のポイント

離乳完了期の進め方と調理のポイントをまとめると、以下のようになります。

・回数
離乳食:1日3回

おやつ(補食):1日に1~2回のおやつ(補食)を必要に応じて与える

母乳:母乳又は育児用ミルクは、赤ちゃんの離乳の進行および完了の状況に応じて与える

離乳食は朝、昼、晩の3回与えます。だらだら食べることは避け、少しずつ食事を食べる時間も意識させていきましょう。 この時期の赤ちゃんは、1食でたくさんの食事を摂ることは難しいことがあります。食事で満足できないときは、おやつ(補食)で補います。ここで言うおやつ(補食)とは、甘いお菓子のことではありません。あくまでも食事で摂れない分を補うために食べるものです。離乳食と同じように、できる限り時間と量を決めて与えるとよいでしょう。なおおやつ(補食)には、果物やおにぎりなどが理想です。

・量
穀類:軟飯90~ご飯80g
野菜:40~50g
果物:40~50g
魚:15~20g
肉:15~20g
豆腐:50~55g
卵:全卵1/2~2/3
乳製品:100g

・調理と味付け
離乳食は、歯茎で噛める固さ(肉団子ぐらい)を目安としましょう。また、手づかみで食べやすいスティック状の食べ物などを取り入れます。


ここまでは、小児科医の井上先生に監修いただき、離乳食の進め方について解説しました。

離乳食を進める際は、赤ちゃんの食欲や成長・発達の状況に応じて食事量を調整していくことを大切にしましょう。食事は1日、1週間、1か月という単位で考え、あまりにも食べてくれない場合や困ったことがある場合には一人で悩まず医師や管理栄養士に相談してみてくださいね。

離乳初期~完了期までのおすすめレシピ

楽天が運営する楽天レシピでは、さまざまなレシピを掲載しています。ここでは、離乳初期から離乳完了期までにおすすめのレシピをご紹介します。

離乳初期のおすすめレシピ

・人参とブロッコリーのお粥
お粥や野菜に慣れてきたら、お粥にすり潰したり細かく砕いたりした野菜を少量混ぜたアレンジレシピもおすすめです。

作り方は「離乳食初期☆人参とブロッコリーのお粥 レシピ・作り方 by いないいないだあ|楽天レシピ (rakuten.co.jp)」をチェックしてみてください。

・豆腐とじゃがいものポタージュ
タンパク質の食材を取り入れたいときは「絹ごし豆腐」を使ったレシピがおすすめです。味に癖がなく、舌触りも滑らかで、赤ちゃんにとっても食べやすいでしょう。

作り方は「【離乳食初期~中期】豆腐とじゃがいものポタージュ レシピ・作り方 by noriko1o9|楽天レシピ (rakuten.co.jp)」をチェックしてみてください。

離乳中期のおすすめレシピ

・高野豆腐&にんじん入りうどん
さまざまな食材が食べられるようになる離乳中期。うどんにいろいろな野菜やタンパク質源となる食材を組み合わせ、煮込みうどんにしてもいいでしょう。

作り方は「離乳食中期 高野豆腐&にんじん入りうどん レシピ・作り方 by J_mammy|楽天レシピ (rakuten.co.jp)」をチェックしてください。

・鶏むね肉&キャベツ&人参煮
離乳中期にはお肉に挑戦してもいいですね。赤ちゃんの消化機能に負担をかけないように、最初は脂肪分の少ないささみなどから試し、鶏むねひき肉など離乳中期はできるだけ脂肪分の少ないお肉を選びましょう。

作り方は「離乳食中期♪鶏むね肉&キャベツ&人参煮 レシピ・作り方 by も る す け|楽天レシピ (rakuten.co.jp)」をチェックしてください。

離乳後期のおすすめレシピ

離乳食後期には赤ちゃんの発育や発達に重要な手づかみ食べを意識したレシピを取り入れてみましょう。

・手づかみ食べに!豆腐ハンバーグ
ハンバーグを作る際には豆腐を使ってみるのもおすすめ。歯ぐきでつぶせる程やわらかく作れますし、手づかみ食べにもピッタリです。野菜なども細かく切って混ぜ込むと良いでしょう。

作り方は「離乳食後期~手づかみ食べに!豆腐ハンバーグ レシピ・作り方 by ポニポニ2323|楽天レシピ (rakuten.co.jp)」をチェックしてみてください。

・ポテトサラダ
離乳後期にも食べられるポテトサラダはいかがですか。マヨネーズの代わりにプレーンヨーグルトを使用しているので、赤ちゃんでも食べられます。倍量作って、大人用にはマヨネーズを和えて食べても良いですね。

作り方は「【離乳食後期・完了期】ポテトサラダ レシピ・作り方 by かぞくのごはん|楽天レシピ (rakuten.co.jp)」をチェックしてみてください。

離乳完了期のおすすめレシピ

・かぼちゃロールサンド
離乳完了期には、手づかみ食べがしやすく補食としても取り入れやすい、かぼちゃを使ったロールサンドがおすすめです。他にもさつまいもや、ゆで卵、ツナなどを使用してもいいですね。

作り方は「かぼちゃロールサンド レシピ・作り方 by ちょこケーキ|楽天レシピ (rakuten.co.jp)」をチェックしてください。

・ほうれん草入りパンケーキ
苦手な野菜は、パンケーキにチーズと共に混ぜ込んでみてはいかがでしょう。やさしい甘さとチーズの香りで食べてくれる場合もあります。ほうれん草以外にも、人参や小松菜、コーンなどのペーストなどを混ぜ込んでもいいですね。

作り方は「野菜嫌い克服離乳食!ほうれん草入りパンケーキ レシピ・作り方 by Johncompany|楽天レシピ (rakuten.co.jp)」をチェックしてください。

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