赤ちゃんを連れて飛行機に乗っても大丈夫?注意点や持ち物も紹介
2021/9/2
赤ちゃんと一緒に飛行機に乗る際に知っておきたい、健康への影響や注意点、機内に持ち込むと便利なアイテムや、機内での過ごし方をお伝えします。併せて、航空会社が行っているお子さん向けのサービスも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
赤ちゃんを連れて飛行機へ搭乗する場合、泣かないかな?快適に過ごせるかな?などいろいろ不安に感じてしまうかもしれません。また、そもそもいつから飛行機に乗れるの?と考えるママ・パパもいるでしょう。この記事では、赤ちゃんと一緒に飛行機へ搭乗する際の、健康への影響、機内での過ごし方や注意点、機内に持ち込みたいアイテムなどを詳しく解説します。
赤ちゃんはいつから飛行機に乗れるの?
遠方にある実家への里帰り出産や帰省の際、赤ちゃんを連れて飛行機に乗ることもあるでしょう。その際「赤ちゃんはいつから飛行機に乗っていいの?」「料金はどうなる?」などが気になりますよね。
赤ちゃんは、生後8日目から飛行機への搭乗が可能です。なお、6歳未満の子どもが搭乗する場合は、大人(12歳以上)の同伴が必要となります。
赤ちゃんや子どもの運賃はどれくらいかかるのでしょうか。例えば、JALやANAが運航する国内線の場合は以下のようになります。
生後8日~2歳までの子ども
座席を利用する場合:小児運賃
座席を利用しない(大人の膝上に座る)場合:同伴者1人につき1人まで無料。2人目からは小児運賃がかかる
3歳以上12歳未満の子ども
小児運賃
ジェットスターやPeachなどのLCC(ローコストキャリア)では、小児運賃の設定がなく、座席を使用する場合は大人運賃適用となるのが一般的です。
■赤ちゃんの体への影響は大丈夫?
赤ちゃんが飛行機に乗ることによる体への影響が気になる人もいるでしょう。
例えば、飛行機の上昇・下降時などに、気圧の変化が起こります。身体への負担は少ないものの、気圧の変化により耳が詰まったり、痛くなったりすることがあります。赤ちゃんは、自分で耳抜きができないので、おしゃぶりや飲み物(ミルク等)を与えてあげるとよいでしょう。おしゃぶりは、しっかり口にくわえてくれるようであれば、安全面でも問題ないでしょう。
また、機内の乾燥にも注意が必要です。飛行機の客室に取り入れられている外気の湿度が低いため、機内はとても乾燥しています。水分補給をしたり、赤ちゃんの近くに濡れタオルをおいたりするなど、乾燥対策をしてあげるとよいでしょう。ほかにも、機内は肌寒いと感じることも多いため、脱ぎ着しやすい服装がおすすめです。こまめに温度調節をしてあげましょう。
赤ちゃんと飛行機に乗る時の注意点は?
赤ちゃんを連れていると、どうしても荷物が多くなりがちです。搭乗や降機時に慌てないよう、少し早めに「手荷物をまとめる」「おむつを事前に替えておく」などしておくと安心です。
また、初めて赤ちゃんと一緒に飛行機に乗る場合、「周りに迷惑をかけてしまわないかな」「暴れてしまったらどうしよう……」など、心配もあるでしょう。
お気に入りのおもちゃや絵本、お菓子などを用意しておき、なるべくご機嫌に過ごしてもらえる環境を作りましょう。また、座席に座る際、周囲人に「ご迷惑おかけしたらすみません」などと一声かけておいても良いですね。寝ている赤ちゃんを起こさないよう配慮してくれたり、何か困ったときに手伝ってくれたりする人もいるかもしれません。
■飛行機の中ではどのように過ごす?
機内で、赤ちゃんが寝てくれればいいですが、いつもと違う環境に慣れず、ずっと起きていることも考えられます。手持ちぶさたにならないよう、おもちゃや子ども用の動画などを用意してあげましょう。おもちゃは音が出ないものを選ぶと、周囲を気にせず遊ばせることができます。
また、赤ちゃんを連れて一人で搭乗する場合、困ることや誰かの手を借りたいと思う状況があるかもしれません。その場合は、気軽に客室乗務員に声をかけてみましょう。例えば、トイレに行きたいときに、赤ちゃんの様子を見てもらったり、ミルクの調乳、哺乳瓶の洗浄などをお願いしたり、柔軟にサポートしてもらえることが多いようです。
赤ちゃんと飛行機に乗る時におすすめの持ち物
赤ちゃんと一緒に搭乗する際、何を準備しておけばよいのでしょう。必要な持ち物やあると便利なアイテムをご紹介しますので、ぜひリストを参考にしながら準備を進めてくださいね。
まず、必要性が高いアイテムは、以下のとおりです。
・哺乳瓶・粉ミルク(液体ミルク)
・ベビーフードやおやつ、飲み物
・おむつやおしりふき
・除菌シート、ウェットティッシュ
・授乳ケープやストール等
・スタイ、ガーズ
・着替え
・抱っこ紐、スリング
・ゴミや着替えを入れるビニール袋
次に、用意しておくと便利なアイテムは以下のとおりです。
・おもちゃ
・おしゃぶり
・タブレット端末
・保温容器に入れたお湯
・おくるみ
なお、機内への液体物の持ち込みには制限があり、基本的には100ml以下の個々の容器に入っていないといけません。しかし、赤ちゃんの粉ミルク用のお湯やベビーフードは制限の対象外となっており、手荷物検査時に検査を受けることで持ち込むことが可能の場合が多いようです。
■赤ちゃん連れ向けに航空会社が行っているサービスを紹介
赤ちゃん連れの人向けに、空港や航空会社ではさまざまなサービスを提供しています。ここではその一例をご紹介します。事前予約が必要なサービスもあるため、詳細は各社のホームページ等をご覧ください。
なお、ローコストキャリア(LCC)では、サービスを提供していない場合が多いためご注意ください。
空港の提供サービス(羽田空港の事例)
・キッズコーナーやベビールームの設置
・トイレへのおむつ交換台の設置
・ベビーカー貸し出し
・保育園(一時保育)
・クリニック
航空会社のサービス(JALの事例)
<空港>
・ベビーカーの貸し出し
・搭乗の際に優先的に機内へ入れる事前改札サービス
<機内>
・哺乳瓶の簡単な洗浄
・お湯の提供
・赤ちゃん用の毛布の貸し出し
・ベビーベッドやチャイルドシートのレンタル等
※詳細については、各社のホームページをご覧ください。
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赤ちゃんが飛行機に乗れる時期や、赤ちゃん連れでの搭乗する際の注意点、持っていきたいアテムなどについてご紹介しました。ぜひ、この記事を参考にして、準備を進めてくださいね。
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