2022/12/28更新
健康や幸せを願い、掛け声とともに鏡板と呼ばれるフタを木槌で叩いて開く「鏡開き」。そんな縁起のよい伝統文化を家庭でも簡単に楽しめる、卓上サイズの鏡開きセットを発見!
作っているのは明治33年(西暦1900年)の創業以来、兵庫県尼崎で菰樽の部材である菰縄(こもなわ)を作り続けている岸本吉二商店。「鏡開きなどの伝統文化を未来につなげていきたい、もっと身近に感じてもらいたい」という想いから生まれたのがミニ鏡開きセット。そもそも菰樽は江戸時代、船で江戸に大量に商品を運ぶ場合、荒波から樽を守るための工夫として、杉樽を菰で巻いてのがはじまりなんだそう。今でいうプチプチ(緩衝材)と同じ役割なんですね。そんな酒樽も時代と共に形を変えてきており、菰縄を作っている会社も全国でもたったの3社しか残っておらず、菰縄の原料となる藁も、田んぼの減少とと共に日本から減り始めています。
そういった状況を乗り越えるべく、開発されたこのミニ鏡開きセットは、何度も洗って使えるように桶や鏡板に工夫が凝らされていたり、家の中に飾っておけるようなサイズ感になっていたりと、現代の生活にもフィットするようデザインされています。お正月や新年会はもちろん、お菓子やジュースを入れてお子様と楽しんだりと、日本の伝統を守りながらわたしたちの生活も豊かにしてくれる、とても素敵なアイテムです。
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