2022/11/11更新
ギフトでいただいて以来、すっかりファンになってしまった「SIWA(しわ)|紙和」のバッグ。名前が表す通り、なんと和紙で出来ているこちらのアイテムは、千年以上の歴史がある和紙産地の山梨県市川大門のメーカー、大直(おおなお)が工業デザイナーの深澤直人さんと開発したもの。障子や便箋など、日本では古来より日常の中で紙を使ってきましたが、現代の暮らしにアップデートしながら紙の可能性を広げる日常品として生まれたのがSIWAです。
大直(おおなお)が独自開発した破れない障子紙「ナオロン」は、主なSIWAシリーズで使用され、適度なハリ感もありながら、紙の手触りを残しつつ、軽くて柔らかい上、水にも強く破れにくいという強度の高さも兼ね備えています。
今回ご紹介しているアイテムは「ハードナオロン」製で、使用済みのペットボトル・繊維製品から再生されたポリエステルリサイクル繊維を使い、和紙漉きの製法で作られているというサステナブルな素材。なかでも私のお気に入りは、日本を代表する染色家の柚木沙弥郎さんによる「SAMIRO YUNOKIシリーズ」。美術作品をそのまま持ち歩いているような完成度で、シンプルながらも力強さを感じさせてくれる、柚木先生の魅力が詰まった逸品です。
タブレットケースやお財布など、バリエーションも様々。使い込むほどに生まれてくるシワが風合いとなり、素材も柔らかく馴染んでくる。日本の魅力が沢山詰まったアイテムをぜひ楽しんでみてください。
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