アイドルを経て、現在は子育ての傍らバラエティなどで大活躍中の菊地亜美さん。

「アイドル時代の名残で、ゴリゴリに目元を盛ってしまう」という菊地さんですが、30代になったことを機に、少しずつスタイルを変えていっているのだそう。

そんな菊地さんが「tea party」のコンセプトに沿ってメイクをした感想を聞いてみました。

陶器肌とナチュラルメイクで
気品漂う雰囲気に

今回菊地さんは、イギリスの“紅茶”をテーマに、アフタヌーンティーをイメージしたメイクに挑戦！ スキンケアを丁寧に仕込んだ肌に、ローズやモーブ、グレーなどのアンティークカラーを乗せて、ナチュラルな気品漂う雰囲気に。

グレーのアイラインを目の際に引き、特徴的な大きな目を大人っぽい印象へ。さらに、目尻にゴールドのシャドウをのせて、優美な“アフタヌーンティー”を表現しました。

今回のテーマは「tea party」ですが、実際にメイクをされてみていかがでしたか？

菊地さん: あまりにナチュラルすぎてびっくりしました！

まつ毛はビューラーを使わずに、マスカラだけで自然なカールにしていたり、アイラインも、あまり目尻をはみ出さずに少し描くぐらい。

眉毛も、あえてふさふさな自眉を活かして、色もそこまでつけずに仕上げてくださって、すごくいいなと思いました。

メイクのなかに「真似したい！」と思ったテクニックなどはありましたか？

菊地さん: 引き算のメイクです。

私はいつも足し算のメイクばかりしていて…（笑）。アイライナーを長めに引いたり、ビューラーでがっつりまつ毛を上げたり、眉マスカラをつけたり、目元を濃くしてしまいがちなんです。「アイラインを引かないなんてありえない！」というタイプ。

そのせいか、良くも悪くも「目の印象が強い！」と言われることが多くて。それが今回は、目元を控えめにしてもらったことで 、全体的にやわらかい印象になって驚きました。

今は32歳なので、そろそろメイクを変えないとな、と思っていたところに、すごくナチュラルなメイクを提案してくれたので嬉しいです。

気になるアイテムはありましたか？

菊地さん: ルナソルのアイシャドウです。プライベートでも長年使っているんですけど、定番のブラウンばかり使っていて…。でも、本当はカラーメイクがずっと気になっていたんですよ。

イエローやピンク、ブルーなどの鮮やかなカラーを、季節に合わせて使ってみたいけど、どう使えばいいのかわからないから、結局茶色ばかりになっちゃって（笑）。

茶系は定番ですもんね！

菊地さん: でも、アイシャドウをしっかり塗るなら、アイラインを薄くするなど、引き算をすることで、カラーメイクもナチュラルに仕上がるんだなぁ〜というのが発見でした。

このローズのアイシャドウは、抜け感があってすごくかわいい！ 春にぴったりなカラーでお気に入りです。ルナソルのアイシャドウの輝きが好きなので、カラフルなパレットも使ってみたくなりましたね。

あと、イヴ・サンローランのルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ は、プライベートで使っている大好きなシリーズなのですが、透明な色があることに驚きました！塗ると唇にツヤが出てキラキラとするのが本当に可愛いです。

余談ですが、私は毎回楽天のお買い物マラソンを完走する「マラソンガチ勢」なので、今回のマラソン期間中におむつや日用品と一緒に、絶対に買おうと思います！（笑）

「まだテレビに出る自分に戻れるんだ！」
産後の自分を奮い立たせたメイクの力

菊地さんは、プライベートではどんなメイクをされているんですか？

菊地さん: すべてハッキリクッキリ仕上げるタイプです。リップもアイメイクもしっかり塗りがち。全部しっかりしてこそ、「ちゃんとメイクをした！」って思うんですよね。

これでもまだ薄くなったほうだと思うんですけど、多分、まだアイドル時代のメイクから抜け出せていないんだと思います。無意識のうちに、綺麗系よりかわいい系に寄せちゃうというか。それで、いつも同じメイクをしています。

えっ、そうなんですか？

菊地さん: 私、自分の「定番」を崩すのが怖いんですよ。

「自分がやっているメイクが1番似合うんだ」って思っていて、それ以外のメイクをしたら、派手になったり物足りなくなったり、絶対に変になると思っていたんです。挑戦してもないのに（笑）。

お仕事とプライベートでもメイクがほとんど変わらないので、「菊地亜美ってイメージがずっと変わらないよね」って、20代前半のころから言われていました。

でも、やっぱり30歳を機に、そのイメージから脱却したくて、ちょっとずつチャレンジをしています。アイドル時代は前髪の触覚（顔まわりの髪）がないと絶対イヤだ！ と思っていたんですけど、今では何とか触覚を耳にかけられるようになりました！

少しずつ変えられている！

菊地さん: メイクはまだまだこれからだけど…。ただ、私はコスメが大好きで、いっぱい持ってはいるんですよ！

メイクさんが持っているものをチェックしたり、好きなブランドの新作が出たら買ったりして。ただ、持っているだけで満足なタイプだったので、ちゃんと使ってみようと思います！

ありがとうございます。最後に、「メイク」にまつわる印象的なエピソードがあれば教えてください。

菊地さん: 私は3年前に出産したのですが、当時は毎日子育てに追われて、髪の毛を乾かすのがやっとの生活を送っていたので、「私はまたテレビに出られるようになるのか…？」とずっと不安に思っていました。

ふと鏡を見た瞬間、クマがすごかったり、げっそりしていたり、お世辞にも可愛いとは言えない自分が映っていたりして。

でも、仕事に復帰して初めてメイクをした自分の顔を見たときに、「まだテレビに出る自分に戻れるんだ！」とパッと明るい気持ちになったんです。

それからは、家でもリップだけはつけるようになりました。今は子どもも「ママ可愛い！」と言ってくれるので、可愛いチークを入れたり、爪にハートを付けたりして、お互いにテンションを上げています。あ、あと旦那のためにも（笑）。

ポイントだけでもメイクをすると、「私、まだいける！」「私、まだ楽しめる！」ってポジティブな気持ちになれるので、そのパワーを借りつつ、子育てとお仕事を頑張っていきたいですね。