伊藤 美来
「メイク」に力を借りてキャラクターとステージへ。
声優・伊藤美来さんインタビュー
普段はズボラで、すべてメイクさんに丸投げ(!)しているという伊藤美来さん。
今回は、そんな普段の姿から「いつもと違う、LUXURYな変身」のコンセプトに沿って変身してみた感想と、メイクの持つ可能性について聞いてみました。
伊藤さん: 毎日メイクをしたほうがいい…のはわかってるんですけど、ついサボっちゃうんですよね(笑)。普段のメイクはナチュラルなものが好き。オレンジやベージュ系が多いですね。
いつもあまり時間をかけず、10分ぐらいでパパッとメイクしています。でも、新しいコスメをもらったときはつい試したくなるので、日によって差が激しいです。
今回のメイクのテーマは「クラシカル」。赤いリップや目尻跳ね上げラインなど、30~40年代のムードに仕上げました。
伊藤さんは目がとても印象的なので、マットな赤とオレンジを上瞼・下瞼に、ブルーを下瞼の目頭から中央まで置いて鮮やかに。骨格も活かしてパールピンクのクリームとハイライトをCゾーン、鼻筋、顎先に入れて、ツヤ感を出しています。
伊藤さん: 新鮮! びっくり! 驚きです(笑)。
まず、こんなに色が出るアイシャドウやリップがあることに驚いたし、鏡で見ると少し派手…というか煌びやかに見えるんですけど、実際にセットで撮った写真を見てみたら、すごく馴染んでいたことにも驚きでした。
メイクって、メイクだけじゃおわらない。撮影する場所やライティングなどの環境や、まわりの人がいて初めて完成されるものなんだな、と。
伊藤さん: 何だか写真の作品撮りみたいな気持ちで、声優のお仕事ではこういう機会がないのですごく新鮮でしたね。
伊藤さん: ハイライトで生まれたツヤ感ですね。私、いまいちハイライトの入れ方がわからなくて…。
友だちからプレゼントでよくコスメをもらうんですが、いつも「とりあえず使ってみよう!」という感じで(笑)。コスメのポテンシャルをちゃんと発揮できているかどうかが謎だったんです。
間違って変なところに入れて失敗するのが怖くて。
でも、今回のメイクでは、ハイライトをのせたことで肌にツヤ感が出て綺麗に見えるのでびっくりしました! ハイライトって肌を綺麗に見せるんですね。そんなことは皆さん周知の事実だと思うんですけど(笑)、私にとっては新しい発見でした。
ハイライトにもいろんな種類があって、ツヤの感じが違うことにも気付いたので、うまく取り入れて美肌を手に入れたいな。
伊藤さん: カラーのアイライナーです! 今回は、青いアイライナーを使ってもらったんですけど、何だかメイク上級者みたいで。
遠目ではわからないけど、近くで見たら光の加減で青に見えるんですよ。自分自身でうまく描けるかはわからないけど、目尻や下瞼のアイラインなどにピッと引いてみたいですね。まずはそのワザを身につけないと(笑)。
伊藤さん: もともと私はすごく写真を撮られることが苦手だったんです。
メイクも、個人的にコンプレックスがあるので、「隠さなきゃ!」という一心でしていました。それが、プロのメイクさんにメイクをしてもらったときに、別人になれたような気がして。
スタイリストさんが服を選んでくれたり、スタッフのみなさんが「すごくいいよ!」と言ってくれたりと、自分じゃない人に手をかけていただくことで、新しい自分が見つかるのだと知りました。
そうすると、テンションも上がるし、楽しくなるし、やる気も出るんですよね。
それに、職業柄ステージに立つこともあるのですが、たとえば自分が演じるのが、いつもの自分とは全然違うようなキャラクターだったとき、メイクや衣装にすごく力を借りていると思います。
キャラクターは2次元、私は3次元で住んでいる次元は違うけど、ステージの上では一緒に頑張って歌っている感覚。「キャラクターになる」というよりは、手を繋いでいるような気持ちです。
伊藤さん: お仕事をすることですね。仕事人間みたいだけど…でもやっぱり仕事ですね(笑)。
自分の演じたキャラクターが誰かのもとに届いて、そのキャラや作品を好きになってもらえたときは、「やってよかったな」と思えますし、それがそのまま生活のモチベーションに繋がります。
時にはメイクに力を借りつつ、これからもお仕事を頑張っていきたいです!
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