焼酎の美味しい飲み方やおすすめの特選焼酎など。焼酎の魅力を紹介いたします。
◆本格焼酎とは◆
日本酒と共に「日本の国酒」として定義されている日本独自の蒸留酒が「本格焼酎」です。
醸造酒(ビール、ワイン、日本酒など)やリキュール(梅酒など)とは違い、全ての「本格焼酎」が「糖質」や「プリン体」などが一切含まれていません。国によって定められた基準をクリアした焼酎だけが本格焼酎と表記できます。
◆本格焼酎の歴史◆
起源は諸説ありますが、鹿児島では1500年代には造られていたとされています。
1546年の宣教師ザビエル宛ての報告書に「日本に米から造る蒸留酒(本格焼酎)がある」と記載され、また、1559年の鹿児島の神社の落書きに「焼酎」の文字があります。
これらの事から日本の本格焼酎の歴史は約500年と言われています。
原料にさつま芋を
使用した本格焼酎。
芋焼酎独特の濃厚な味わいが主流でしたが、近年はフルーティで淡麗な味わいも多くみられます。世界的な酒類コンクールで高く評価をされる芋焼酎も出現しています。
原料に米を
使用した本格焼酎。
一般的には麹も米も使用し、米のみで製造されるため、同じ米から作られる日本酒を感じさせます。日本酒の大吟醸の様な香りと、柔らかく癖の少ない味わい、すっきりとした風味が特徴です。
原料に麦を
使用した本格焼酎。
原料が同じ麦であるウイスキーの貯蔵前の原酒のような香りがあります。麦由来の香ばしさと、すっきりとした風味が特徴です。樫樽で貯蔵されたものは和風ウイスキーのような香りを持ちます。
原料に芋・米・麦以外を
使用した本格焼酎。
代表的な物は、奄美の黒糖焼酎、宮崎のそば焼酎など。それぞれの原料の特徴が出ています。
なお、沖縄の琉球泡盛は米を原料としていますが米焼酎ではなく、泡盛となります。
世界貿易機構(WTO)が設定した原産地呼称
原産地表示の保護指定は、その原産地ならではの、歴史・文化・風土・自然に育まれた、その地域ならではのお酒が対象になります。例えば、シャンパーニュ地方で製造されたスパークリングワインのみがシャンパンと呼称できるなどがあります。
◆世界で認められた四つの本格焼酎ブランド◆
薩摩焼酎(芋焼酎)
鹿児島県産のさつま芋と水を使い、鹿児島県内で製造された芋焼酎
壱岐焼酎(麦焼酎)
壱岐の伝統製法である米麹1:麦2割合と長崎県壱岐島内の水を使った麦焼酎
球磨焼酎(米焼酎)
米のみを原料とし、熊本県人吉球磨の水を使い、人吉球磨で製造された米焼酎
琉球泡盛(泡盛)
沖縄原産の黒麹と泡盛酵母を使い、沖縄で製造された泡盛
特徴
冷やすと香りは抑えられ、キリッとした味わいに。すっきりした焼酎はよりすっきりと楽しめます。
オススメ
甕・樽貯蔵の焼酎や原酒。その特徴をしっかりと感じる事ができる。
ポイント
不純物の少ない氷(市販の氷など)を使い、氷、焼酎の順番で入れる。氷でグラスを冷やしてから焼酎を入れ、グラスごと回して氷となじませる。
特徴
氷で冷やして水で割る事により、柔らかさが増します。飲み易さの調整にもなるので、濃さはお好みで。
オススメ
白麹など柔らかい焼酎。食中酒として飲む時など。
ポイント
軟水のミネラルウォターを使い、氷、焼酎、水の順番で入れましょう。ロックと同様に、先に氷でグラスを冷やしておくと良いです。
特徴
温める事で素材の香りがたち、焼酎の持つ特徴が際立ちます。
オススメ
雑味の少ない綺麗な味の焼酎。特徴を強く出したいもの。
ポイント
お湯は80度くらいが目安、お湯、焼酎の順番で入れる。グラスには冷める前に飲み切れるだけの分量を注ぎましょう。
特徴
割って時間が経過することで、水と焼酎の分子がなじみ、非常にまろやかな味わいになります。
オススメ
原酒以外の本格焼酎。じっくり味わいたい焼酎など。
ポイント
前の晩に焼酎を水で割っておく。濃さはお好みで。氷を入れたグラスに注げば前割りロック。湯煎やトロ火で温めればお湯割りに。
【芋焼酎】2年連続 製造場代表を受賞
【芋焼酎】豊穣な芋焼酎の味と香りが楽しめる本格焼酎。芋好きなら試したい1本です。
【芋焼酎】伝統の黒麹を使用した、宮崎県の黒木本店の芋焼酎です。
【芋焼酎】香り味わいのまろやかさが特徴の芋焼酎です。
【麦焼酎】軽快な香りとスムーズな味わいで飲みやすい麦焼酎です。
【麦焼酎】まろやかな口当たりが楽しめる爽やかな風味です。
【麦焼酎】麦本来の旨みと香りを引き立て味のある焼酎に。
【麦焼酎】樫樽のねぐらで長期間眠り続けた本格焼酎「梟」。
【米焼酎】ボトルの青も特徴的。アルコール度数も44度とこだわっています。
【米焼酎】常圧蒸留、長期貯蔵の個性有る美味しさです。
【黒糖焼酎】原料由来の豊かなコクと後味にキレがあるのが特徴。
【泡盛】石垣島の直火による地釜蒸留。琉球泡盛の中でも個性の際立つ味わいです。