～真の地場産業の再興に向けて～北前船で培った敦賀の地力を再び 紅ズワイガニを使った新たな返礼品開発プロジェクト

プロジェクトについて

敦賀市について

豊かな漁場

大陸航路と北前船の寄港地 敦賀

古来より大陸航路と北前船の寄港地として栄えた港町 敦賀。
この繁栄を支えたのは、豊富な海産物による高品質な水産加工産品とこれを生み出す匠たちが築いた水産加工産業でした。

一方、戦後の食習慣の変化、失われた30年は、敦賀市の地場産業である水産加工産業に色濃い陰りをもたらしました。
このような危機に直面する中、ふるさと納税による全国市場への挑戦が、地場産業再興に向けた一筋の光明をもたらします。

一筋の光明と新たな危機

死中に活を求め、ふるさと納税により全国市場に挑むことで、カニやエビを中心とする本市の返礼品は、皆様の厚いご支援・ご愛顧により、令和3年度には約77億円の寄付をいただき、敦賀市の地場産業はかつての光を取り戻すかに見えました。

しかし、ロシアによるウクライナ侵攻、温室効果ガスをはじめとする地球環境問題。現下の厳しい世界情勢は、新たな危機をもたらしています。

エネルギー高騰と流通経路の不安定化は海産物の原材料価格を押し上げました。地球温暖化による海水温の上昇によって越前ガニの水揚げ量の減少が懸念される中、製品価格は不安定化し、これまでのラインアップと生産体制では求められる価格で安定的に皆様に敦賀の海産物をお届けすることが極めて厳しい状況にあります。

真の地場産業の再興に向けて

北前船で培った敦賀の地力を再び。
これまで幾度か見舞われた危機の中でも、官民が手を携え、これを乗り越えてきました。北前船の寄港地としての隆盛を現代に再現するため、もう一度我々は挑戦します。

不安定化する原材料価格と生産量を打開し、広域的な流通経路に依存しない新たな返礼品として、福井県沖で水揚げされる“紅ズワイガニ”の新たな生産体制を構築します。

“紅ズワイガニ”は、越前ガニと比べて知名度は高くありませんが、その身は甘く加工に向き、漁期が長く、近隣で水揚げされるため、その量も安定しており、生産体制を整えることさえできれば、手ごろな価格で皆様にお届けすることができます。
黒変しやすいカニの身の風味と鮮度を損なわずに皆様にお届けするために、急速冷凍を可能にするトンネルフリーザーの導入をはじめとする新たな生産体制を整えます。

北前船は、全国津々浦々に海産物をはじめ様々な品々を届け、わが国の食文化を築いてきました。これを現代に再現し、敦賀の地場産業の真の再興に向けた敦賀市の新たな挑戦にご支援ください！

寄付金の使い道について

本プロジェクトでは、寄付金の一部を敦賀市の新たな返礼品等を開発する事業者を支援する補助の原資として活用いたします。

敦賀市内で新たに地場産品を加工、または生産拡大につながるチャレンジをする事業者を募集します。「ふるさと納税型クラウドファンディング」を実施し、いただいた寄付額の4割を事業者への補助金として活用します。

今回は、今秋、市内で稼働する新たな水産加工施設にトンネルフリーザーを設置するための費用4,100万円を寄付目標額としてクラウドファンディングを実施します。
トンネルフリーザーの導入により、従来は半日以上かかった海産物の冷凍を、原材料の細胞を壊さない急速冷凍することが可能になり、寄付者の皆さまにより新鮮で美味しい品をお届けいたします。

寄付額を選ぶ

本プロジェクト後に完成する「越前紅ズワイガニ甲羅盛り」の他、今秋稼働する新水産加工場で製造予定のカニ、エビなどを返礼品としてご用意しております。
※寄付目標額を上回った場合は、地場産品の振興等を含む産業観光の活性化につながる事業に活用いたしますのでご了承ください。

活動報告

皆さまのご支援ありがとうございました。（2022年9月5日更新）

この度は、福井県敦賀市のクラウドファンディングに対しご支援をいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、目標金額を大きく上回るご寄付をいただくことができました。

いただいたご寄付は市内で稼働する新水産加工施設への補助等に活用いたします。