~畑と食卓をつなぐまち~食文化創造都市つるおかの未来を担う若手生産者と若手料理人を育てたい!

地域産業の振興
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募集期間
2020/11/27(金)10:002021/02/26(金)09:59
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プロジェクトについて

「世界が認めた食文化」ユネスコ食文化創造都市 つるおか

鶴岡市鳥瞰
鶴岡市鳥瞰

四季の変化がはっきりした気候で、驚くほど多種多様な農林水産物に恵まれた鶴岡市。季節ごとに旬の地魚が130種類も水揚げされ、広大な庄内平野は日本有数の穀倉地帯となっています。

また、広大な土地と自然環境は多彩な歴史と伝統文化をもたらし、これらの特色が認められ、平成26年には日本で唯一の「ユネスコ食文化創造都市」に認定されています。

「人財」は宝。今やらないと決して未来は変わらない

田植えの風景
田植えの風景

鶴岡市は、国内で唯一、ユネスコが認定した食文化創造都市です。山里海の多様な食と食文化が特徴で、60種類に及ぶ在来作物をはじめ、米、枝豆、メロンなど豊富な農産物が生産されています。

しかし一方で、高齢化等による年間140名もの離農者に対し、親元就農や新規学卒者等の新規就農は年間25名程度にとどまっており、リタイアする農家を補うには到底及ばない状況です。

この危機感から、本市では、地元の大学や農業高校等の教育機関、JA、まちづくりに取り組む民間企業など産学官8者が連携、農業人材を育成する協定を締結し、お互いの強みを活かしながら、市立農業経営者育成学校「SEADS」を運営し、担い手の育成・確保に取り組むこととしました。

また、食材を育む生産者と食材の魅力を引き出してくれる料理人とは切っても切れない関係にあります。

本市では、料理人先進都市を目指し、本市の食材のポテンシャルを最大限に引き出し、風土や食材のストーリーを付加価値にした料理を提供できる、創造性、発信力を備えた料理人を育成するため、料理人コンペティション大会や食文化創造アカデミーの開催を通じて、若手料理人の自己研鑽等をサポートする取組みを進めています。

 

経営感覚に優れた新規就農者と創造性、発信力を備えた若手料理人を育てる

SEADS開校
SEADS開校

持続可能な農業を実践する経営感覚に優れた新規就農者を育成するため、令和2年4月に市立農業経営者育成学校「SEADS(シーズ)」を開校しました。

「SEADS」は、「SEEDS(種)」にも由来しており、これからの農業を担う人材の「種」を地域全体で育み、卒業後は地域にしっかり根を張り、大きな花を咲かせてほしいという願いを込めています。

行政/JA/教育機関/民間企業が連携し、日本唯一と云われるサポート体制のもと、栽培技術研修や事業計画の策定、農地や販路の確保など、就農準備から農業経営安定化までを一貫して支援します。

また、創造性、発信力を備えた料理人を育てるべく、技術向上に加え、文化芸術、郷土学、農学、プレゼン力を学ぶ「食文化創造アカデミー」を実施してきました。

料理人コンペティション大会においても、調理師専門学校の講師や料理研究家、料理雑誌の編集長など全国レベルの審査員を迎え、本市の食材や食文化、伝統や歴史を踏まえたコンセプト設計、食材選択、調理法、盛付け等を評価対象に評価を行います。新メニューのレシピ提案と自己PR作文による一次書類選考を経て選ばれた料理人が実技審査とプレゼン審査の決勝戦に臨み、No.1を決定します。

 

「稼げる農業」「食を基軸とした地域ブランディング」を実践・発信

料理人コンペティション大会授賞式の様子
料理人コンペティション大会授賞式の様子

SEADSでは、有機農業を中心に経営に必要なことを座学と実践研修を通じて2年間学び、研修終了後には鶴岡に定住し就農することを目指しています。実践圃場で生産された有機・特別栽培農産物は、「SHONAI(ショウナイ)ROOTS(ルーツ)」という新たなブランド名で販売していきます。本プロジェクトを通じて、経済的も精神的にも豊かな“稼げる農業”を実践し、ここ鶴岡から発信していきます。

また、料理人が地元食材にフォーカスし、生産者をリスペクトすることで、担い手不足に直面している一次産業の活性化にも一役を担えるものと考えます。

地域の食材やその背景にある風土、食文化を理解し、自身の料理手法で現代のニーズに合わせて表現、創造できる料理人が増え、食を基軸とした地域ブランディングにより鶴岡を訪れる方々にも高感度の料理を提供できれば、地域全体の食の評価の底上げにもつながるものと確信しています。

そして、この取組みについては、「食」を核とした地域振興を志す全国の90自治体が参画する「豊かな食の郷土づくり研究会(2019年10月設立 代表幹事:鶴岡市)」のネットワークを通じて全国に向けて発信し、国内外の交流拡大に繋げたいと考えています。

 

未来を見据えた先行投資。鶴岡の躍進を支える原動力に

SEADSの研修風景
SEADSの研修風景

開校初年度となる令和2年のSEADS第1期生は、首都圏や関西圏等から男女13名が入校しました。前職はIT企業、料理学校、青果市場など様々です。

それぞれ仕事を辞めて研修生となり、「就農」を目指しています。来春には新たに第2期生も入校してきます。研修生が、2年間の研修期間中、不安なく充実した学校生活を送ることができるよう、より実践的な新規カリキュラムの造成をはじめ、研修生募集や取組みの情報発信にも活用させていただきます。なお、当校の実践農場で生産された野菜の販売収益の一部についても、SEADSの運営費に充てることとしています。

また、令和3年夏には第2回料理人コンペティション大会が開幕します。約3ヵ月間にわたって、未来ある若手料理人が集い、日頃の自己研鑽の成果を披露します。いただいたご寄付は本大会の開催経費にも活用させていただきます。

 

畑と食卓をつなぐまちプロジェクト
応援メッセージ~若手料理人編~

寄付額を選ぶ

以下の返礼品一覧より、ご希望の寄付額の返礼品をお選びいただき、返礼品ページへお進みください。通常のふるさと納税と同様に「寄付を申込む」ボタンをクリックして手続きすれば寄付が完了いたします。

「SHONAI(ショウナイ)ROOTS(ルーツ)」のブランド野菜をはじめ、市立農業経営者育成学校「SEADS(シーズ)」の連携先である地元JAの美味しい新米やだだちゃ豆、食文化創造都市ならではの郷土料理や出羽三山の精進料理、在来野菜を使ったイタリアンのコース料理などをご用意しております。

活動報告

ご寄付を頂いたみなさまへ(2021年4月28日更新)

ご寄付を頂いた皆様へ、厚く御礼申し上げます。

鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADSシーズ」では、皆様から頂いたご寄付をもとに、2年間の研修をさらに充実させるため、カリキュラムの作成や研修受入農家の確保、研修・相談・支援体制の強化を行っております。

新たに農業技術アドバイザー、就農支援アドバイザー等を配置し、さらに担任制も導入することでサポート体制の底上げを図りました。また、これまで研修生の食事はすべて自炊でしたが、栄養摂取と研修生同士のコミュニケーションを深めるため、夕食を提供することになりました。保健師、カウンセラーによる研修生の健康相談も始まり、鶴岡の未来を担う研修生が健やかな生活を送れるよう改善に努めています。

若手料理人を育てる取り組みとして掲げていた、「第2回鶴岡次世代No.1料理人決定戦」は今後開催予定です。7月~8月に応募者募集並びに一次書類審査、9月に二次動画審査、10月に最終試食審査会を計画し、準備を進めています。新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえつつ、オンライン配信の実施を視野に入れながら、開催を目指します。

改めて、ご寄付頂いた皆様に心より感謝申し上げます。これからも、日本で唯一のユネスコ食文化創造都市である鶴岡の豊かな食を守るために、新規就農者と若手料理人の育成を続けてまいります。

 個別の農家で研修することにより、マンツーマンで技術を学べるようになりました。

 

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  • 目標金額到達の如何を問わず、寄付の返金はございません。
  • 目標寄付額に到達しなかった場合、自治体内で頂いた寄付の使い道を検討し、別の事業に活用する場合がございます。
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