地域課題となっている里山を先端技術や人材を駆使して改善し、多くの人々が集う最先端の学び舎として進化させたい!

地域産業の振興
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2020/10/30(金)10:002021/01/29(金)09:59
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プロジェクトについて

日本中が注目する里山再生プロジェクト ~岐阜県美濃加茂市~

美濃加茂の農村風景
美濃加茂の農村風景

美濃加茂市は岐阜県の中南部に位置し、市南部には木曽川と飛騨川の合流地点があり、中山道六十九次の51番目の宿場にあたる太田宿があります。

総面積の約40%が森林の美濃加茂市では、近年荒廃した里山が問題となっています。市では、その里山を再生し、千年経っても変わらない風景を子どもたちに残していこうという「里山千年構想」を掲げています。 

ここでめざす里山の姿とは、人の手が入らなくなったことで荒廃が進んできた美濃加茂市の里山を、昔の里山風景に再生・継続させながら、先進的な技術を取り入れ、里山の資源を生かす「新時代の里山」です。

その「新時代の里山」を提案し、人々が年間を通して訪れたくなる里山をめざし、「里山都市」としての美濃加茂市を全国に発信していきます。

 

里山という地域課題(弱み)を地域を活性化する強みに変え、次世代に遺したい!

美濃加茂の里山
美濃加茂の里山

「里山千年構想」は、失われた里山や資源を取り戻し、美しいふるさとの風景を残していくため、2014年から様々な取り組みを進め、今年で7年目となりました。

これからの課題はこれまで培った活動を継続し、さらなる進化をしていくために、継続的・持続的に美しい里山を守り、かつ進化させていくという市民の意識の向上、モチベーションの向上へとつなげていくこと、また次世代を担う土台となる事業従事者や学生らの育成をしながら、地域経済を盛り上げる軸としての里山の価値創造を行っていくことが不可欠であると考えます。

この里山を活用した新しい取り組みこそ、『里山×STEAM MINOKAMO2030』の原点です。

 

『里山×STEAM MINOKAMO2030』プロジェクト始動!

森林について学ぶ高校生
森林について学ぶ高校生

美濃加茂市はこれまで有害鳥獣対策や土砂危険区域等として荒廃した里山を地域課題としてとらえ、里山千年構想を掲げて地域の人々と共に里山と共存していくための対策を進めてきました。

昨今、SDGsなど持続可能な社会をめざす必要性が世界的に叫ばれるなか、日本の里山が先人の幾年にも渡るその時代の最先端技術を取り入れ紡いできた持続可能性を学ぶ強みであるとともに地域をPRする象徴的な財産であると定義し、里山を通じてこれからの時代に求められる地域づくりの担い手育成と新しい産業の創出をめざす『里山×STEAM MINOKAMO2030』というプロジェクトを立ち上げました。

※ STEAMとは=サイエンス(科学)、テクノロジー(技術)、エンジニアリング(工学)、アート(芸術・創造)、マセマティクス(数学)

 

地域づくりの担い手育成と新しい産業の創出をめざします!

スマートグラスを活用した堂上蜂屋柿づくり
スマートグラスを活用した堂上蜂屋柿づくり

『里山×STEAM MINOKAMO2030』プロジェクトに掲げた、次の事業を推進し、多くの人びとが集う里山をつくり、地域経済の活性化を目指します!

1. 県内外の先端技術を有する企業と市内農林業従事者、学生との共同研究を行い、ICTを活用した米作りの負荷軽減による産業振興を図ります

2. コロナ禍において生まれた新しい働き方のスタイルである、ワーケーションとして里山を活用します

3. 森のオフィス、森の学校等をはじめとする新しい生活様式に順応したフィールドアトラクションを設置します

里山を守る・使う・活かす!

里山で遊ぶ子どもたち
里山で遊ぶ子どもたち

今回の楽天ふるさと納税クラウドファンディングで皆さまよりいただいた寄付金は、下記の事業に充てさせていただきます。

1. お米作りの負担軽減のためのICT活用
 農地を管理するホバークラフト、観光客や利用者が使用するスマートグラス等の開発費など

2. ラボの実施(体験・実験型教室)の実施
(対象:幼少期〜小学生、中学生〜高校生・大学生)

 1) フィールドワーク(観察・体験・好奇心の芽生え→課題発見→リサーチ)
 2) 思考・実験(先端技術を有する企業・クリエイティブな人材との協働学習、データ収集・分析→仮説)
 3) アウトプット(課題解決のためのデザイン→プロトタイプづくり)
 4) 実現のための研究(アウトプットされたアイデアを実現するために先端技術を有する企業において実証実験・研究)
 5) 有識者や著名人を招待してのフォーラム・発表会(メディア展開)

3. 持続可能な社会づくりのための小学生向け教材の作成
 漫画を活用したESD教材の作成と子ども向け里山体験ワークショップ教室の開催

4. 市内外から人々が集う里山を造るための広報活動

 

寄付額を選ぶ

以下の返礼品一覧より、ご希望の寄付額の返礼品をお選びいただき、返礼品ページへお進みください。通常のふるさと納税と同様に「寄付を申込む」ボタンをクリックして手続きすれば寄付が完了いたします。

里山整備で産出される伐木である、アベマキで制作した、寄木の小さな置き時計、ボールペン・シャープペンのセットとともに、お肉、はちみつ、シャワーヘッドなど美濃加茂市の特産品、さらには、『里山×STEAM MINOKAMO2030』プロジェクトにおいてICT化を推進していきます、美濃加茂産のお米を取り揃えました。

活動報告

プロジェクトにご協力いただきありがとうございました!(2022年9月5日更新)

この度は美濃加茂市にたくさんのご支援を頂き、ありがとうございました。
皆様からのご協力により、令和3年度の「里山×STEAM MINOKAMO2030」プロジェクト事業にて、堂上蜂屋柿の品質判別のためのAI利用、持続可能な森づくりフィールドワーク、小学生向けマンガ教材(SDGs教材)の制作などに活用させていただきました。

「里山×STEAM MINOKAMO2030」は、里山千年構想の推進のために必要な、持続可能な里山整備の仕組みおよび、その担い手の育成を目的としています。

今後も、美濃加茂市の里山をフィールドに、先端技術を有する企業や研究者と子どもたちが一緒に課題解決に取り組むことで、子どもたちの学びや成長に繋げると共に、企業もESGやSDGsに即した人材の育成し、美濃加茂市の活性化に繋がることを目指していきます。

堂上蜂屋柿技術伝承に係るマニュアル

持続可能な森づくりフィールドワーク

小学生向けマンガ教材(SDGs教材)の制作

 

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