Mama's Life 楽天のママパパ向け子育てお役立ち情報メディア

妊娠中、プロテインでタンパク質をとるのはOK?おすすめプロテインも紹介

妊娠

妊娠

2022/10/12

妊娠中、プロテインで、手軽にタンパク質をとりたいと考える妊婦さんもいるでしょう。しかし、妊娠中は食事からタンパク質をとるのが理想です。この記事では、妊婦に必要なタンパク質の量、プロテインを飲む際の注意点、おすすめのプロテインなどをご紹介します。

「妊娠中はプロテインでタンパク質を摂取してもいいの?」と疑問に思っていませんか?結論からいうと、タンパク質をとることは大切ですが、プロテインから摂取する場合は注意が必要です。今回は、妊娠中にプロテインをとるときの注意点やおすすめの商品について紹介します。

この記事の監修者

管理栄養士・フードコーディネーター/株式会社Sunny and代表取締役

北嶋佳奈さん

「こころもからだもよろこぶごはん」をテーマに美容・ダイエット・健康に関する料理本の出版、レシピ開発やコラム執筆、ラジオ・テレビ・イベント出演などで活動。近著に「遅夜ごはん 疲れた日でも、これなら作れる。」(宝島社)など。

この記事の監修者

子どもとママ専門の管理栄養士

淵江公美子さん

保育園給食や子育て家庭への作り置き、食育などに携わる。子ども向けレシピ開発やコラム執筆、離乳食相談なども行っており、子どもの食の分野で幅広く活動中。

妊婦は、プロテインでタンパク質をとってもいい?

妊娠中にプロテインを飲むこと自体に大きな問題はありません。ただし、妊娠中は身体の代謝や内臓機能に変化が生じます。妊娠中のタンパク質摂取は食事を基本としましょう。妊婦によっては、プロテインの摂取を控えた方がいいケースもあり、無理に飲む必要はありません。

タンパク質は以下の食品などから摂取できます。

■100gあたりのタンパク質量
煮干し(かたくちいわし):64.5g
豚ヒレ肉(大型種肉・焼き) :39.3g
鶏むね肉(若鶏・皮なし・焼き):38.8g
ささみ(皮なし・焼き):38.1g
ゆで卵:12.5g

参考:文部科学省「食品成分データベース」

ゆで卵は1個あたり約50~60gなので、1つ食べるだけで6g以上のタンパク質をとることが可能です。
プロテインは1杯あたり10~30gのタンパク質を摂取できますが、食事からでも十分にとれることが分かるでしょう。
とはいえ、手軽さを考えると、プロテインは水で溶くだけでタンパク質を摂取できるのでとても便利なアイテムです。プロテインを使ってタンパク質を摂取したいという方は、医師や助産師などに相談してみましょう。また、適正量を超えて摂取しないように注意しましょう。

妊娠中は、タンパク質の摂取が大切!

タンパク質は、皮膚や髪の毛、筋肉や内臓などを作るために必要な栄養素です。妊娠中は赤ちゃんの体を作っていくための栄養素も必要になるため、タンパク質を含め、さまざまな栄養素を普段より多くとる必要があります。

赤ちゃんは妊娠13~14週頃までは卵黄嚢(らんおうのう)と呼ばれるものから栄養をもらっているため、妊娠初期の段階ではタンパク質の摂取量を意識しすぎる必要はありません。

ただし、妊娠中期や後期になると胎盤を通してママの体から栄養素を貰うようになるため、必要なタンパク質の量も増えてきます。タンパク質は体を作っていくための基礎となる栄養素なので、妊娠中期に入ったら体調を見ながら推奨量をとるように心がけていきましょう。

妊娠中にとりたいタンパク質量の目安

妊娠中は、1日あたり次の量のタンパク質を普段の食事にプラスしてとるように推奨されています。

妊娠初期 +0g
妊娠中期 +10g
妊娠後期 +25g

参考:厚生労働省 対象特性 「1妊婦・授乳婦」


妊娠中期はプラス10g、妊娠後期はプラス25gのタンパク質が必要です。もともと18歳から49歳の女性は、1日に50gのタンパク質を摂取するように推奨されています。つまり妊娠中は、最大で普段の1.5倍(75g)ものタンパク質が必要になるのです。

これはあくまで推奨量なので絶対にとらなければいけないわけではありませんが、目安として覚えておくとよいでしょう。

身体の材料となるタンパク質ですが、余計に摂取した分はエネルギー源として使われるか、消費されなければ脂肪として蓄積されます。一度に多くのタンパク質を摂取すると、過剰になる可能性もあります。
タンパク質は1回の食事でまとめて摂取するのではなく、毎食、肉・魚・卵・大豆料理から1皿を補うようにしていくと過不足なく補えます。

妊娠中にプロテインを飲むときの注意点

なんらかの理由があり食事からタンパク質をとることが難しい場合は、プロテインを活用しても問題ありません。しかし、妊娠中にプロテインをとる場合は、いくつか注意点があります。

・タンパク質のとりすぎに注意する
タンパク質を過剰摂取した場合に健康被害が出たという報告は十分にありません。 。妊娠中にタンパク質を多くとって胎児にどのような影響が出るのかを研究したデータでも、とくに影響がないことがわかっています。

しかし、摂取する栄養素がタンパク質に偏りすぎるのは問題です。ほかの栄養素が不足する可能性もあるため、タンパク質だけにこだわらずバランスのよい食事を心がけましょう。

・プロテインが体に合わないことがある
妊娠中は体が大きく変化します。お腹が大きくなってくるのはもちろん、味覚が変わったり便秘になりやすかったり日々めまぐるしく変わるものです。人によってはプロテインの味やにおいで気持ち悪くなる方がいるかもしれません。

また、体質によってはタンパク質の摂取量が増えることで便秘や下痢になる方もいます。ママと赤ちゃんの健康を守るためにも、医師に相談してからプロテインを使ったほうが安心です。

・大豆由来のプロテインは控える
大豆由来のタンパク質を使ったソイプロテインには、大豆イソフラボンが含まれています。妊娠中に大豆イソフラボンを摂取したときの安全性については、まだ明確にはわかっていません※1。普段の食事にプラスして摂取量を増やすことは推奨できないとしています。
タンパク質を摂るには、大豆や大豆食品、魚や肉などの通常の食品からバランスよく食べるのが無難です。

・ビタミンAの摂取量に注意
プロテインの種類によっては、ビタミンも配合されているものがあります。ビタミンAは、器官の成長や分化に関与する大切なビタミンですが、過剰に摂取すると先天奇形が増加することが報告されています。

特に妊娠を計画している方や、妊娠初期(妊娠0~15週)の方はビタミン A を含む栄養機能食品やサプリメント等の継続的な大量摂取を避けましょう。
念のためビタミンAが配合されているプロテインは避けるのが無難でしょう。

・海外製のプロテインは控える
海外製のプロテインは1杯あたり20~30gと日本製より多くのタンパク質が含まれている傾向があります。効率よくタンパク質を摂取するのには向いていますが、日本製のプロテインと比べると
カロリーが1.7倍ほどあるような商品もありますので、要注意。

妊娠中は体重コントロールも必要なので、カロリー過多にならないように気をつけましょう。日本で流通しているプロテインとは成分が異なることもあるので、成分表示をよく確認する必要もあります。
海外製のプロテインにはドーピング検査に違反する成分が含まれている可能性もありますので、妊婦さんに限らず安全基準をクリアした製品を選ぶことが大切です。

参考:※1 ※2 内閣府 食品安全委員会 「お母さんになるあなたと周りの人たちへ」 (令和4年8月30日更新)

妊娠中でも飲みやすいおすすめのプロテイン

では、妊娠中でも飲みやすいプロテインにはどのような商品があるのか、おすすめのものをここでは3つご紹介します。摂取できるタンパク質量や味などを参考に、飲みやすいものを選んでみてくださいね。

なお、全ての妊婦さんにプロテインをおすすめできるわけではありませんので、必ず主治医にご確認の上、お試しください。

・森永製菓 ウイダー マッスルフィットプロテイン

甘みがしっかりしていることが特徴のプロテインです。デザート代わりに飲む方もいます。甘みが強いわりにカロリーはそこまで高くありません。すっと溶けるので、溶け残りのザラザラした感じが苦手な方でも飲みやすいでしょう。

・1杯あたりのタンパク質量:15.2g
・タンパク質の種類:ホエイ、カゼイン
・1杯あたりのカロリー:77kcal
・味:バニラ
・その他の栄養素:鉄、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸

・明治 ザバス アクア ホエイプロテイン100

プロテインでは珍しい、レモン風味の商品です。レモネードのようなすっきりした味わいのため、こってりした味が苦手な方でも飲みやすいでしょう。「プロテインは苦手だけど、これなら飲めた」という声もあります。1杯でとれるタンパク質量が多めなのもポイントです。

1杯あたりのタンパク質量:20.0g
タンパク質の種類:ホエイ
1杯あたりのカロリー:100kcal
味:レモン
その他の栄養素:クエン酸、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、ナイアシン

・グリコ マックスロードホエイプロテイン

ちょうどよい甘さで飲みやすいプロテインです。甘いのが苦手な方でも飲みやすいくらい、ちょうどよい甘さ加減になっています。妊娠中にとりたい葉酸や鉄なども入っていることが特徴です。

1杯あたりのタンパク質量は特別に多いわけではありませんが、飽きの来ない味で続けやすいでしょう。

1杯あたりのタンパク質量:13.6g
タンパク質の種類:ホエイ
1杯あたりのカロリー:80kcal
味:ストロベリー
その他の栄養素 :カルシウム、鉄、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、葉酸

妊婦さんや子育て中のママ・パパに役立つ、無料の楽天ママ割に登録を♪

妊娠中にプロテインを飲んでもとくに問題はありません。ただし、念のためソイプロテインやビタミンAが入ったものは控えるようにしましょう。妊娠中はさまざまな栄養素が必要となるため、基本的にはバランスのよい食事を心がけることが大切です。

さて、妊娠中や子育て中のママや、パパを応援する楽天のお得なサービス「楽天ママ割」をご存じですか?
楽天ママ割に無料登録&エントリーすると、選べる「サンプルボックス」があたるキャンペーンを毎月開催中です。そのほか、ママ割限定のクーポンやポイントキャンペーンなど、お得な特典が満載。楽天ママ割に登録して、お得に出産準備を進めませんか?

PICK UP

SPECIAL

楽天ママ割メンバーの特典_sp楽天ママ割メンバーの特典_pc

楽天会員ならパパ・ママどなたでも無料!
子供の成長にあわせてずっとお得がいっぱい!

メンバー対象にポイントアップキャンペーンも随時実施中!

ママ割TOPへ 漫画で詳しく見る