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ラッチオンのコツとは?おっぱいを上手に吸わせる方法を解説|助産師監修

赤ちゃん

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2026/4/10

ラッチオンとは、赤ちゃんがおっぱいを吸おうと乳首と乳輪に吸い付く動作です。上手なラッチオンは、乳首の痛みを防ぎ、赤ちゃんの健やかな成長につながります。ラッチオンのコツや上手なサインを解説します。

赤ちゃんに授乳している母親

赤ちゃんが効率よく母乳を飲むためには、正しいラッチオン(おっぱいのくわえ方)が欠かせません。しかし、抱き方やタイミングによっては、うまくくわえられない場合もあり、「乳首が痛い」「上手に飲めていない気がする」と悩むママも多いのではないでしょうか。ラッチオンがうまくできるようになると、ママと赤ちゃんの両方にメリットがあるため、基本のポイントを押さえておくことが大切です。

この記事では、助産師監修のもと、ラッチオンのコツやメリットについて解説します。授乳に悩みがあるママや、これから出産を迎える方はぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者

助産師・看護師・保育士

河井恵美先生

25年以上、病院、行政、教育関係、海外での医療活動に従事。親御さんへのアドバイスを充実させるため保育士・公認心理師の資格を取り役立てている。現在は、エミリオット助産院を運営。

ラッチオンとは?

ラッチオンは英語で「latch on」と表記し、赤ちゃんが母親の乳首を吸おうとする動作に合わせて、赤ちゃんが乳首を吸えるように、母親が乳首を口に含ませる動作のことをいいます。乳首だけでなく乳輪まで深くくわえた状態が、正しいラッチオンです。

はじめての授乳では、ママが慣れていないことや乳首がまだ伸びにくいことが多く、うまくラッチオンできない場合もあります。しかし、吸い方が浅くなると、乳首の先端ばかりに負荷がかかり、「乳首が切れる」「痛みが出る」といったトラブルの原因になるため注意が必要です。

ラッチオンが上手にできると、赤ちゃんは乳首をしっかりくわえ、効率よく母乳を吸えるようになり、乳首のトラブルの軽減にもつながります。母乳だけでなく、哺乳瓶でミルクを飲ませる場合でも、乳首を深くくわえることが大切なため、ラッチオンのポイントを知っておくと安心です。

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赤ちゃんがおっぱいを上手に吸えるラッチオンのコツとは

授乳の際に乳首に痛みがある場合や赤ちゃんが授乳を嫌がる様子が見られる場合は、正しくラッチオンできていない可能性があります。ここでは正しい授乳方法とラッチオンのコツを紹介します。

大きく口を開くタイミングを待つ

うまくラッチオンするためのポイントは、赤ちゃんが大きな口を開けるタイミングを待つことです。まずは赤ちゃんの体をママの体にしっかり密着させ、手のひらで首の後ろを支えます。その状態で、ママの乳首を赤ちゃんの唇に優しく触れさせると、赤ちゃんが反射的に口を開くため、そのタイミングで素早く赤ちゃんの口をママの胸に引き寄せるのがコツです。

口が開ききらないうちに乳首を入れると乳首を浅くくわえてしまう「浅吸い」になりやすいため、タイミングをしっかり見極めます。乳首に傷がある場合は、授乳後に保湿するなど早めにケアを行うことも大切です。

赤ちゃんがくわえる位置を確認する

抱っこの段階で、赤ちゃんが乳首をくわえやすい位置になっているかどうかを確認しましょう。下あごが乳房に当たっており、下唇が乳輪の境目あたりを捉えられると、深くくわえやすくなります。また、頭から体がねじれることなく一直線の姿勢になっていると、スムーズにラッチオンしやすくなります。

先に下あご、次に上あごの順で被せる

乳首をくわえさせるときは、赤ちゃんが大きく口を開いたタイミングで、乳房を指で支えたまま、赤ちゃんの舌の上に乳首を乗せるようにします。

このとき、乳輪の境目まで深くくわえさせることを意識しながら、下あごから順に、赤ちゃんの口を乳房に被せるようにくわえさせるのがポイントです。下あごから被せることで、深くラッチオンしやすくなります。

ママは乳房を潰すように持つ

ラッチオンを行う際は、ママは乳房を潰すように持ちます。大きなハンバーガーを食べやすいように少し潰して口に運んであげるイメージです。これにより、小さな口でも乳首を深くくわえやすくなります。

乳房は、親指と人差し指で、乳輪よりもやや後ろ側を挟むように持つのがコツです。赤ちゃんを抱いていないほうの手で支えると安定します。

また、抱き方によって、乳首の支え方は変わります。横抱きの場合は乳房を横方向から押さえる「Cホールド」、縦抱きの場合は乳房を縦方向から押さえる「Uホールド」が一般的です。赤ちゃんの抱き方については、後述する「▼赤ちゃんの抱き方は複数ある!」で詳しく説明します。

授乳中は赤ちゃんを密着させたままにする

赤ちゃんがうまくくわえられたら、体が離れないようにママの体にしっかり密着させることがコツです。赤ちゃんの体が乳房から離れると、口だけで乳首を引っ張る形になり、飲んでいる間に浅吸いになることがあります。ママは肩の力を抜くように意識すると、楽に授乳ができるでしょう。

赤ちゃんに授乳している母親

上手なラッチオンのサインとは?

赤ちゃんに以下の様子があれば、ラッチオンがうまくできているサインです。

  • 赤ちゃんの吸い付きが痛くない
  • 赤ちゃんの口が大きく開いている(乳輪部が隠れている、もしくは乳輪の際までくわえている)
  • 上唇と下唇が口の中に巻き込まれず、アヒル口のように外に広がっている
  • 下あごが乳房につき、鼻で呼吸できている
  • 母乳を飲む音が聞こえる

赤ちゃんが深く乳首をくわえられていると、授乳中の痛みはないか、あってもしばらくすると落ち着くことが多いです。口はおちょぼ口ではなく大きく開き、あごを使ってリズミカルに吸う様子が見られます。また、赤ちゃんの下あごが乳房に付いた状態になり、しっかり鼻で呼吸できることも特徴です。

さらに、深く吸着することで効率的に母乳を吸い出すことができ、「ごくごく」「こくこく」という嚥下音が聞こえることもあります。一方で「チュパチュパ」という音が続く場合は、乳首の先だけ吸っている可能性があるため、ラッチオンを見直すと良いでしょう。

ラッチオンしやすくなる正しい授乳の姿勢と抱き方とは?

赤ちゃんの抱き方や授乳姿勢によっても、ラッチオンのしやすさは変わります。最初は上手に吸えていても、姿勢が安定していないと、授乳の途中で浅吸いになってしまうこともあります。

ラッチオンを安定させるためには、赤ちゃんの体をママの体に密着させ、頭と体が一直線になる姿勢を意識することが大切です。言葉だけではイメージしにくいこともあるため、画像やイラストも参考にすると、より理解しやすくなります。産院や母乳外来では、助産師などの専門家による指導を受けられるため、気になる場合は相談してみるのも一つの方法です。

ここからは、ラッチオンしやすい授乳姿勢と抱き方を紹介します。

授乳姿勢のチェックポイント

体勢や抱き方が悪いと、赤ちゃんが乳首から離れ、結果として浅吸いになりやすくなります。乳首に負担をかけない抱き方のポイントは、以下のとおりです。

  • 乳首と赤ちゃんの口の高さが合っている
  • 赤ちゃんとママのお腹が向き合って密着している
  • 赤ちゃんの顔がまっすぐ乳首に向いている

赤ちゃんとママの体が離れると、授乳時に乳首が引っ張られやすくなってしまいます。まずは、赤ちゃんの顔が乳首の正面にくるように、抱っこの位置を調整することが大切です。

赤ちゃんを腕で支えるのが疲れる場合は、授乳クッションを使うのも良いでしょう。ただし、クッションのサイズやママの身長によっては、高さが足りない場合があります。赤ちゃんの口が乳首よりも低い位置にきてしまうようであれば、授乳クッションと膝の間にバスタオルを入れて高さを調節すると正しい姿勢を保ちやすくなります。

赤ちゃんの抱き方は複数ある!

授乳時の赤ちゃんの抱き方は、大きく分けて次の4種類があります。

交差横抱きの方法

交差横抱きは、授乳に慣れていないママでもうまくラッチオンしやすい基本的な抱き方です。授乳する手と反対の手で赤ちゃんを抱え、口を大きく開いたタイミングで、乳首に素早く引き寄せます。この抱き方は、赤ちゃんの体をママの体に密着させやすく、頭の位置も安定しやすいことが特徴です。

交差横抱きで授乳している様子

横抱きの方法

横抱きは、赤ちゃんの首の後ろにひじの内側を添え、その手で赤ちゃんのおしりを支えるようにします。首の後ろにひじをまわしてあげることで、赤ちゃんのあごが適度に上がって乳首をくわえやすい角度になります。

ママは後方にもたれるようにして少し胸を張り、赤ちゃんの体が一直線になるように意識することがポイントです。

横抱きで授乳している様子

縦抱きの方法

乳首の同じ場所がいつも切れて痛い場合や、乳房の上部や下部にたまった母乳を飲んでもらいたいときなどには、縦抱きを試してみるのも良いでしょう。しっかり首を支えれば、新生児からでも縦抱きで授乳できます。

赤ちゃんを縦に抱くときは、片手で赤ちゃんの腰を支え、もう一方の手で首と頭をしっかり支えることが大切です。授乳する際には乳房側のママの太ももに、赤ちゃんをまたがせるように座らせ、赤ちゃんの鼻が乳首の高さにくるようにします。

高さが足りない場合は、赤ちゃんのお尻の下にクッションやタオルを入れたり、ママが足台を使ったりして調整すると良いでしょう。縦抱きでの授乳の場合も、赤ちゃんとママのお腹を密着させることがポイントです。赤ちゃんの姿勢は、前かがみにならず、ママを見上げるくらいに少しあごが上がった状態が理想です。

縦抱きで授乳する様子

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わき抱き(フットボール抱き)の方法

わき抱き(フットボール抱き)は、赤ちゃんが乳首を深くくわえやすい抱き方です。乳首に傷がある場合や、乳房の張りが強かったりする場合には試してみると良いでしょう。わきの下に抱く姿勢のため、帝王切開後のママでも授乳がしやすい方法でもあります。

フットボール抱きでは、授乳する側のわきの下にクッションなどを置き、赤ちゃんをわきの間に寝かせてフットボールを抱えるように赤ちゃんを支えて授乳を行います。赤ちゃんの頭から足が水平になるように高さを整え、乳首と赤ちゃんの鼻の高さが同じ位置にくるように調整してください。

抱き方のコツは、授乳する側の腕を赤ちゃんの体全体に添え、手で赤ちゃんの首と頭を授乳しやすい位置に支えることです。ママは肩の力を抜き、胸を張るような姿勢を意識します。

脇炊きで授乳する様子

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上手なラッチオンはママにもメリットがある!

ラッチオンが上手にできるようになると、赤ちゃんだけでなくママにもさまざまなメリットがあります。
ここからは、上手なラッチオンがもたらす具体的なメリットを詳しく解説します。

乳首の痛みや出血を防げる

浅吸いで乳首の先端だけ吸わせてしまうと、痛みや傷の原因になります。一方で赤ちゃんがおっぱいを深くくわえる正しいラッチオンができれば、乳首の先端への負担が減り、ママは痛みなく授乳ができることがメリットです。

さらに、赤ちゃんが効率よく飲めるため、母乳が乳房に溜まりにくく、乳腺炎やしこりの予防にもつながります。

母乳育児を続けやすくなる

母乳は、赤ちゃんにしっかり刺激してもらうことで分泌量が安定するといわれています。正しいラッチオンで乳首を深くくわえさせると、母乳を効率よく飲めます。赤ちゃんが満足するまでしっかり飲むことで、母乳の分泌も促され、泣きやぐずりが軽減しやすくなることもメリットです。

さらに、授乳中の痛みがなくなることで、精神的な負担も軽減します。授乳に前向きな気持ちで取り組めるようになり、母乳育児を無理なく続けやすくなるでしょう。

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ラッチオンが赤ちゃんにもたらす影響

正しいラッチオンは、赤ちゃんに次のような良い影響をもたらします。


ここからは、それぞれの影響について詳しく解説します。

母乳をしっかりと飲むことができる

正しいラッチオンにより、赤ちゃんが乳輪まで深くくわえると、乳腺がしっかり刺激され、母乳の分泌が促されます。浅吸いに比べて効率よく母乳を吸い出せるため、赤ちゃんは必要な量をしっかり飲めるようになります。特に、体力の少ない月齢の低い赤ちゃんにとっては、短時間で効率よく飲めることは大きなメリットです。

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体重増加が安定しやすい

うまくラッチオンすると母乳をしっかり飲むことができ、体重の増加が安定しやすいです。一方で、ラッチオンが正しくできていないと、長時間授乳しているように見えても、必要な量を摂取できていない場合があります。赤ちゃんの体重の増加が少ないと感じたときは、授乳時のポジショニングやタイミングを見直し、ラッチオンの状態を確認することが大切です。

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顎や口の発達につながる

正しいラッチオンにより乳首と乳輪を深く吸うと、口の周りや舌、あごをバランスよく使うことができ、赤ちゃんの口の筋肉の発達につながります。特に、新生児や低月齢の赤ちゃんにとって、授乳は自然に筋力を使うことができる大切な動作のひとつです。ラッチオンをしっかりマスターすることで、将来の歯や顎の成長にも役立つと考えられています。

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正しいラッチオンのコツを押さえることで、赤ちゃんは効率よく母乳を飲めるようになり、ママの乳首トラブルの予防にもつながります。慣れるまでは大変ですが、抱き方やタイミングを工夫し、何度もトライするうちに徐々にコツが掴めるようになるでしょう。

唇がアヒル口のように外に広がり、ごくごくとリズミカルな音が聞こえていれば、上手にラッチオンできているサインです。ラッチオンを繰り返し練習しながら、無理なく授乳期を過ごしてください。

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