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【医師監修】胎嚢の大きさの目安を時期ごとに解説!出産への影響は?

妊娠

妊娠

2022/10/5

妊娠週数ごとに胎嚢(たいのう)の大きさの目安を紹介しています。胎嚢の大きさには個人差がありますが、成長が遅れていないか不安になる方もいるのではないでしょうか。記事の後半では、胎嚢が小さい場合の出産への影響や、大きくならない原因についても解説しています。

赤ちゃんを育てる胎嚢はどのように大きくなるのか知っていますか。妊娠週数別の 胎嚢の大きさの目安、胎嚢が小さいときに考えられる原因、胎嚢が成長する時期にママが気をつけたいことをご紹介します。

この記事の監修者

コロンビア大学病院 一般産婦人科医

常盤真琴先生

山形大学医学部卒業、日本医師免許取得。ニューヨーク大学メディカルセンターにて産婦人科研修を修了。米国医師免許取得。現在コロンビア大学病院にて一般産婦人科医として勤務。

胎嚢(たいのう)とは?

胎嚢とは、妊娠初期に子宮の中で赤ちゃんを包む袋です。受精卵が着床した場所に形成され、妊娠を判定するひとつの要素になります。胎嚢はGestational Sacともいい、超音波(エコー)検査画像などではGSと表記される場合もあります。

胎嚢はいつ頃から確認できる?

現在の妊娠時期は満週数で数えられています。妊娠週数は月経周期28日型を基準に、月経周期の15日目に排卵したと想定して、その日を妊娠2週0日と算定します。 妊娠5週目ごろには正常な妊娠であればほとんどの場合で確認できます。

胎嚢の大きさの目安は?妊娠週数ごとに解説!

胎嚢は直径2㎜を超えると超音波検査で確認がしやすくなります。妊娠5週目までは1日に0.9㎜~1.0㎜ほどのペースで大きくなり、1週間で約7㎜と、ほぼ一定の割合で成長します。そして、妊娠5週目を過ぎるころには成長速度や大きさに個人差が出はじめ、妊娠週数と胎嚢の大きさを関連付けるのが難しくなります。

妊娠週数と胎嚢の大きさの目安の一覧は、以下のとおりです。

そもそも、胎嚢が確認できる時期や大きさ、成長具合には個人差がありますので、そこまで神経質にならなくても大丈夫。参考程度に見てみてください。
ここからは、妊娠週数ごとの詳細な特徴を解説します。

妊娠5週ごろ

胎嚢は1日に1㎜ほど大きくなり、各週の終わりごろの胎嚢の大きさは、「妊娠週数―4cm」という計算式が目安になります。妊娠5週目であれば「5-4=1」ですから1㎝程度ということです。この頃には、正常な妊娠であればほぼ100%検査で胎嚢を確認できるようになります。

胎嚢が見えるようになる時期には、ホルモンの関係でママの体にさまざまな変化が起きます。生理が止まりつわりが始まったり、気分が落ち込んだりと体調の変化に戸惑うかもしれませんが、頑張るのではなく、心身共にゆったりと過ごすように心がけましょう。

妊娠6週ごろ

妊娠6週目の胎嚢は1cm~2cm程度の大きさです。胎嚢の中には卵黄嚢とよばれる丸い輪が見えてきます。6週の終わりころには、胎芽と呼ばれる赤ちゃんの姿が確認できるかもしれません。

あらためて、最終月経の開始日や胎芽の大きさから正確な出産予定日を確定します。ただし、心拍が確認される時期は妊娠6週目~7週目と幅があります。この時期に心拍が確認されなくても心配し過ぎる必要はありません。

妊娠7週ごろ

妊娠7週目の胎嚢の大きさは2cm~2.5cmくらいです。胎嚢の中の赤ちゃんは脳や心臓、血管や手足などが体のさまざまなパーツが形成され始めます。ママが飲む薬の影響を受けやすい時期なので、薬を使うときは自己判断せず、医師や薬剤師などの専門家に相談しましょう。

外から見てママのお腹の変化は分からないものの、この時期には子宮は一回り大きくなり、ホルモンの分泌も盛んになっています。その影響で、胸が張ったり、トイレが近くなったりする場合もあります。

妊娠8週ごろ

赤ちゃんが手足や胴体を動かして、水中で泳いでいるように見えます。また、人らしい見た目が形成され、呼び名も「胎芽」から「胎児」に変わります。

この時期はママのつわりなどの妊娠初期のつらい症状がピークに達することが多いようです。つわりがなぜ起こるかは解明されていません。感じ方にも個人差があるので、無理をしないでママと赤ちゃんが快適に過ごせることを優先しましょう。

胎嚢が小さくても大丈夫?

妊娠週数に対して胎嚢が小さい場合、「流産や障がいにつながる可能性がある?」と心配になりますよね。確かに、胎嚢が小さいまま流産に至るケースもあります。しかし、胎嚢が小さいことが直接異常に繋がるわけではありません。心拍が確認できていれば妊娠の継続が期待できますし、正常分娩で出産できる場合も多くあります。
胎嚢が小さいからといって、過度に心配する必要はありません。

また、体外受精の場合は、自然妊娠に比べて胎嚢が小さい傾向があるという報告も。
ママが必要以上に不安にならないように、あえて胎嚢の大きさを教えない医師もいるようです。

胎嚢が小さい場合に考えられる原因

胎嚢が小さいときは、いくつか原因が考えられます。ひとつは最終生理日が間違っていた、生理周期が規則的ではなかったなど、妊娠週数が間違っている場合です。妊娠週数はあくまで月経周期28日型を基準に考えられますので、月経周期が30日以上の場合、あるいはこのときだけ不規則だったなどの理由でずれる可能性は大いにあります。

そしてもうひとつは、超音波検査や胎嚢の位置の影響で小さく計測されてしまったなど、計測による誤差です。いずれの場合も1回の診察で流産を診断されることほとんどありません。神経質になり過ぎず経過を観察し、次の診察を待てるといいでしょう。

胎嚢が成長する時期に気をつけること

流産は全妊娠のおよそ15%の確率で起こるといわれています。その原因の多くは赤ちゃんの染色体異常で、もともと赤ちゃんに元気に育つ力が備わっていなかったと考えられています。しかし、妊娠初期は胎嚢の中の赤ちゃんもママも、目まぐるしく体が変化する時期です。赤ちゃんとママの負担を少しでも軽くするために、パパも一緒に 生活を見直せるといいでしょう。

まずは、物理的に負担になるような激しい運動や不規則な生活は避けるのが無難です。出産後はママ・パパのライフスタイルがそのまま赤ちゃんのライフスタイルになります。妊娠を機に、健やかな生活習慣を作っていきましょう。

また、胎芽・胎児どちらの状況の赤ちゃんもタバコやお酒、薬などの影響を敏感に受けます。妊娠が分かった時点で禁煙・禁酒し、薬を使う場合は個人で判断せず、かかりつけの医師に相談してください。

初めての妊娠は、わからないことばかりで悩むことも多いと思います。妊娠初期に起こる体の変化や気をつけたい行動について詳しく知りたい方は、「妊娠初期に気を付けることとは?妊娠初期の状態を解説!【助産師監修】」の記事をご覧ください。

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超音波検査で初めて胎嚢を確認できたときは、喜びと同時に、「一般的な大きさと比べて差がないか」「小さいことで出産に影響がないか」と不安も感じますよね。胎嚢の大きさや成長スピードは個人差が大きいので、あまり数値に縛られる必要はありません。赤ちゃんが育ちやすいように、お腹の中の環境を整えるためにも、ママはリラックスして穏やかな気持ちで過ごしてくださいね。

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