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妊娠中に食べてはいけない果物はある?注意点も紹介【医師監修】

妊娠

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2022/10/19

妊娠中に食べてはいけない果物はあるのか、逆に食べたほうがいい果物があるのか気になっている妊婦さんもいるでしょう。この記事では、妊娠中に食べてはいけない果物の有無や、おすすめの果物、果物を妊娠中に食べるときの注意点などを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

程よい甘さで口当たりがよく、妊娠中も食べやすい果物。しかし、母体はもちろん、お腹の中の赤ちゃんのことを考えて食材を選びたいプレママにとっては、「この果物は食べてもいいの?」と迷うこともあるでしょう。この記事では、妊娠中に食べてはいけない果物やの有無や、妊娠中におすすめの果物についてご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

この記事の監修者

コロンビア大学病院 一般産婦人科医

常盤真琴先生

山形大学医学部卒業、日本医師免許取得。ニューヨーク大学メディカルセンターにて産婦人科研修を修了。米国医師免許取得。現在コロンビア大学病院にて一般産婦人科医として勤務。

妊娠中に食べてはいけない果物はある?

妊娠中には、つわりや体重の増加などの、 母体の変化や、お腹の中の赤ちゃんへの影響を考えて、食べる果物を選びたいもの。果物を食べるときの注意点や、妊娠中におすすめの果物を具体的に解説します。

妊娠中に食べてはいけない果物はない

結論からいうと、妊娠中に食べてはいけない果物はありません。現代はお母さん世代の「痩せ」が課題となっていることから、まずはバランスのよい食事を摂とることが重要です。特に不足しがちなビタミンやミネラルを豊富に含む果物は、毎日の食事にとり入れたい食材です。

ただし、果物には果糖が含まれるので、食べ過ぎると過剰な糖質摂取になることもあります。過剰な糖質摂取は体重増加につながるほか、妊娠中は血糖値が上がりやすくなるため、等を招く可能性があります。過度な制限は必要ないですが、果物をはじめ、特定の食材の食べ過ぎには注意しましょう。

厚生労働省の「妊産婦のための食事バランスガイド」 によると、妊娠初期の1日の果物の摂取量目安はみかんなら2個分、りんごなら1個分です。妊娠中期~末期は少し量が増え、みかんなら3個分、りんごなら1.5個分が適量とされています。「朝ご飯やおやつのときに食べる」など習慣づけて、過剰摂取しないようにしましょう。

また果物以外で食べてはいけない食品に関しては、「妊婦さんが食べてはいけないもの一覧!チョコはOK?管理栄養士が解説」で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

妊娠中に果物を食べるときの注意点

妊娠中に果物を食べる際には、食べ過ぎないこと以外にも注意したいことがいくつかあります。妊娠中に果物を食べるときの注意点を具体的に解説していきます。

体を冷やす果物を取りすぎない(スイカ、メロン、梨など)

スイカ、メロン、梨などのような夏の果実は、水分が多く含まれるため、身体を冷やしやすいという特徴があります。体を冷やすとつわりの症状がひどくなったり、 お腹が張りやすくなったりするため、食べ過ぎないように注意が必要です。

食物繊維やカリウムなどを多く含むスイカやメロンは可食部100~200ℊ、梨なら食物繊維やカリウムなどを多く含むスイカやメロンは可食部100~200ℊ、梨なら1個までを1日の摂取量の目安にするとよいでしょう。適量であれば、むくみの解消などに効果的です。

食べる前にはしっかり洗う

妊娠中に果物を食べるときには、しっかり洗ってから食べるようにしましょう。まれですが、自然の土壌や肥料の中にいるリステリア菌が果物に付着していることも考えられます。妊娠中にリステリア菌が付いた食べ物を摂取し、リステリア症という感染症にかかると、胎児へ感染し、早産や新生児の敗血症などを引き起こす可能性があります。リステリア菌は加熱すると死滅しますが、果物は生で食べることが多いため、しっかりと洗うようにしましょう。

缶詰の果物は糖質が高いため注意

果物を食べるときには、できるだけ缶詰やドライフルーツではなく、生の無加工の果物をそのまま食べるようにしましょう。
缶詰の果物には、長期保存ができるように砂糖が多く添加されています。中にはシロップで煮詰めている果物もあるので、果肉に糖分が吸収されていることもあります。缶詰の果物は手軽で便利ではありますが、当分糖分の過剰摂取になることから、食べるなら少量にとどめるようにしましょう。

妊娠中におすすめの果物

妊娠中には母体の健康と胎児の成長を促す果物があります。妊娠中の朝食やおやつなどに加えたいおすすめの果物をご紹介します。

鉄分を摂取できる果物(プルーン、ぶどうなど)

妊娠すると鉄分が不足しがちになります。これは、臍帯や胎盤に鉄分が必要になることや、妊婦の体の血液量が増加し、赤血球の成分である「ヘモグロビン」が多く必要になるためです。また出産や授乳にも鉄分は必要になるので、妊娠中からしっかり蓄えておきましょう。

妊娠中に不足しがちな鉄分を補う果物には、プルーンやぶどうが最適です。1日に食べる量は、ぶどう半房、プルーンは2粒程度を目安にするようにします。なお、ビタミンCやタンパク質と一緒に摂取すると鉄分の吸収率がアップします。

ビタミンCを摂取できる果物(柿、オレンジなど)

ビタミンCは妊娠中にコラーゲンを生成するために必要な栄養素です。妊婦さんの皮膚や粘膜を健康的に保つ働きをしてくれるので、普段から積極的にとりたい食材です。ビタミンCを多く含む果物にはキウイ、柿、オレンジなどがあります。酸味があり、爽やかな味わいの果物が多いので、妊娠初期のつわりの時期でも食べやすい食材です。ネーブルオレンジ・キウイなら1個、柿なら0.5個で、一日に必要なビタミンCが摂取できます。

ビタミンCは加熱されると失われやすく、水溶性ビタミンで毎日排出されてしまうので、毎日続けて摂取することがポイントです。

葉酸を摂取できる果物(いちご、マンゴーなど)

妊娠中に積極的にとりたい葉酸は、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを下げるとされています。

葉酸はいちごやマンゴーに多く含まれる成分です。いずれも1日100g(いちご中5個、マンゴー1/2個)を目安に食べるようにします。葉酸は熱に弱いので、過熱しないで食べることがポイントです。また、手軽に食べられるドライマンゴーは砂糖が添加されているので、食べ過ぎには注意が必要です。

カリウムを摂取できる果物(バナナ、アボカドなど)

カリウムには余分な塩分を排出してくれる働きがあります。カリウムはむくみや高血圧を防ぐことができるので、妊娠中のマイナートラブルや妊娠中毒症の予防にも最適な食材です。
カリウムを多く含む果物には、バナナやアボカドがあります。バナナは1日100g(約1本)、アボカドは1/2個程度がおすすめの摂取量です。

腎臓病の場合、カリウムの摂取を控えたほうが良いので、これらの果物は控えるようにしましょう。

妊娠中の果物摂取で赤ちゃんの知能が上がるって本当?

カナダのアルバータ大学で「妊婦が果物を摂取することが、1歳児の学習や発育にとって有効である可能性がある」という論文が発表されています。これは688人の子どもを対象に実施された調査結果で、現時点では十分なデータが揃っているとはいえず、より確かな効果を検証するためにはさらなる研究が必要とされています。

今回ご紹介したとおり、果物には妊娠中欠かせない大切な栄養素が含まれています。しかし、「胎児によいかもしれないから」といって大量摂取すると、食事のバランスが悪化してしまうので逆効果です。ほかの食材と一緒に、適切な量を食べるようにしましょう。

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妊娠中食べてはいけない果物はなく、適量を食べることに問題はありません。さらに、果物に含まれる栄養素には、母体の健康や胎児の成長を促してくれる働きがあります。一日の摂取量を守りながら、果物を食べる習慣を取り入れていくとよいでしょう。

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