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妊婦は鰻を控えるべき?いつからどれ位の量がNG?│管理栄養士監修

妊娠

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2026/7/14

妊娠中に鰻を食べても問題ありません。ただし、食べる際はうな丼半人前(40~50g)程度を目安にし、それ以上食べるのは控えましょう。本記事では、妊娠中に鰻を食べる影響や、他のビタミンAが多い食べ物についても解説します。

「妊婦さんは鰻(うなぎ)を食べたらいけない」「妊娠中はできるだけ避けるべき」と聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。その理由は鰻に含まれるビタミンAの量にあります。

なぜ鰻のビタミンAがよくないと言われているのでしょうか。この記事では、鰻を控える理由や、妊娠中の時期別目安量、鰻以外の注意したい食品などを詳しく解説します。

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この記事の監修者

管理栄養士

端場愛さん

学生寮や老人保健施設、クリニックで勤務経験を積んだのち、フリーランスの管理栄養士へと転向。体と栄養の関係を多くの人に分かりやすく伝えるために、ライターとしても活動中。今日よりちょっと元気になれるレシピ開発が得意。

妊婦さんは鰻を食べてはいけないって本当?その理由とは?

妊娠中に鰻を食べても問題ありませんが、食べる量に注意が必要です。妊娠中に食べても良い鰻の具体的な量を知りたい方は、後述の「▼妊娠中でもビタミンAを含む「鰻」を食べたい!摂取OKな量の目安」をご覧ください。

「妊娠中に鰻を食べるのを避けるべき?」と考えられている理由は、鰻に豊富にビタミンAが含まれているためです。妊娠中にビタミンAを過剰摂取すると、赤ちゃんの耳・脳・顔・目などの形成不全につながる可能性があります。とくに、妊活中や妊娠初期(3ヶ月)は注意が必要です。

ただし、ビタミンAは赤ちゃんの成長と目の機能、免疫力維持に不可欠で、不足すると赤ちゃんの発育に悪影響が出ます。そのため、鰻の過剰摂取は避け、緑黄色野菜など植物性食品を中心にとりましょう。 植物性ビタミンA(β-カロテン)は必要に応じて自動変換されるため、過剰摂取の心配がありません。

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妊娠初期は特に注意が必要

前述のとおり、妊活中や妊娠初期(3か月)はビタミンAをとりすぎると、赤ちゃんに先天性の異常が生じる場合があります。

土用の丑の日のような鰻を食べる機会と重なっても、この期間はできるだけ避ける、または量を控えめにすることをおすすめします。

もし鰻を食べてしまったら?

うっかり鰻を食べて不安に思われる方もいるかもしれません。しかし、毎日鰻を1人前以上食べる、というような過剰摂取をしなければ心配しなくても大丈夫です。たとえ、うな丼を1杯食べたからといって、すぐに赤ちゃんに先天的な異常が出るわけではありません。ほかの日でビタミンAが豊富な食材を減らすなど、調整すれば大きな影響はありません。

ただし、ほかの食材にもビタミンAが含まれていることを忘れてはいけません。レバーやバター、卵黄などにも鰻と同じ動物性食品のビタミンAが含まれています。ほかの食事や食材からビタミンAを摂取していると、過剰摂取になりかねないので注意が必要です。

妊娠中食べてはいけない食べ物については、以下の記事もご覧ください。

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妊婦が食べてはいけないもの一覧!摂取量&注意点も│管理栄養士監修

妊娠中でもビタミンAを含む「鰻」を食べたい!摂取OKな量の目安

過剰摂取に気を付ける必要のある鰻ですが、具体的にはどれくらい食べても良いのでしょうか。ビタミンAおよび鰻の摂取量目安は、妊娠時期に関わらず40~50gです。

以下は、妊娠時期別のビタミンA推奨量や鰻の摂取量目安の早見表です。

妊娠時期別ビタミンA推奨量や鰻の摂取量目安

※出典:日本人の食事摂取基準2025版

妊娠初期:40~50g程度

妊娠初期の鰻の安全な摂取量目安は、40~50g程度です。この量は、うな丼半分程度に匹敵します。

一般的に、うな丼1杯は80~120g程度の鰻が使用されるため、外食時は半分より少なめの量を選ぶことをおすすめです。

また、1日程度鰻の摂取量が目安を超えたとしても、過度に心配する必要はありません。しかし、妊娠初期は赤ちゃんの器官が形成される重要な時期であるため、ビタミンAの継続的な過剰摂取は避け、なるべく控えめな量を心がけることが大切です。

妊娠初期の方は、以下の記事も併せてご覧ください。

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妊娠中期:40~50g程度

妊娠中期におけるビタミンAの推奨量も、妊娠初期と同じく妊婦さんの年齢が18~29歳の場合は650㎍、30~49歳の場合は700㎍です。上限量も2,700㎍と変わりありません。

ビタミンAは赤ちゃんの成長に必要な栄養素ですが、必要量が多くなるのは妊娠後期からです。それまでは妊娠初期と同じ量におさえておくと安心です。

妊娠後期:50g程度

妊娠後期は、赤ちゃんにビタミンAがたくさん必要な時期です。そのため、妊娠後期のビタミンA推奨量は、18~29歳の場合730㎍、30~49歳の場合780㎍、と増えています。

ただし、推奨量増加分の80㎍をグラムに換算すると約50gであり、妊娠初期~中期と比べて食べても良い量が大きく増えるわけではありません。

また、耐容上限量は妊娠初期と同じく2,700㎍です。ビタミンAの必要量が増えたからといって、過剰摂取をしないよう注意しましょう。

妊娠後期の方は、以下の記事も併せてご覧ください。

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授乳中:常識の範囲内であれば問題なし

授乳中は、ママが食べたものの成分が母乳から赤ちゃんに送られます。しかし、母乳から送られる成分はほんのわずかです。

そのため、授乳中に鰻を食べても赤ちゃんに問題は起こりにくいと考えられます。

ただし、赤ちゃんに影響がないからといって、毎日推奨量を超えるような過剰摂取はおすすめできません。耐用上限量を上回るほどビタミンAをとり続けると、頭痛など体の不調が起こりやすくなります。

授乳中の方は、以下の記事も併せてご覧ください。

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鰻と同様に妊娠中の食事で注意すべき食品

普段食べているさまざまな食品に、ビタミンAは含まれています。鰻を食べる日は、ほかのビタミンAを含む食品を控えて、ビタミンAの過剰摂取にならないようバランスをとると良いでしょう。

ここでは、ビタミンAを多く含む食品のなかから、日常で摂取する機会が多いものを紹介します。

レバー

レバーは、妊娠中に不足しがちな鉄分を補給できますが、鰻以上のビタミンAを含む食品です。
少量を食べることは問題ありませんが、鰻と同様に食べる量や頻度に注意しましょう。

妊娠中のレバーについては以下の記事で詳しく解説しています。

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医師監修|妊婦はレバーを食べても良い?安全な鉄分摂取方法も!

穴子

穴子もビタミンAが多い食品ですが、生の穴子の場合、100gあたりビタミンA含有量が500㎍となっており、1尾(約70g)食べても推奨量を超えません。
ただし、ほかの動物性ビタミンAと一緒に食べる場合は、摂取量に注意してください。

穴子以外の寿司ネタも注意が必要です。以下記事も併せてご覧ください。

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妊婦が安心して食べられる寿司ネタ一覧!│管理栄養士監修

うなぎパイ

お菓子のうなぎパイは、実際に鰻エキスが使用されています。

うなぎパイの販売元「春華堂」によると、うなぎパイ6本で鰻のかば焼き100gに相当するビタミンAが摂取できるそうです。カロリーも高くなるため、うなぎパイの食べすぎは注意しましょう。

サプリメント

サプリメントを摂取している方も注意が必要です。サプリメントは少ない量でも簡単に耐用上限量を超えてしまうので、パッケージに書かれている目安量を守りましょう。心配な方は、サプリメントを服用する前に、かかりつけ医に相談することをおすすめします。

今回はビタミンAを取り上げましたが、ほかにも妊娠中は生もの(生ハム、刺身など)や高カロリー、高塩分の食事など注意したいものがあります。

妊娠中の食事については以下記事も併せてご覧ください。

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妊婦におすすめの食べ物!NG食材&妊娠中の食生活の注意点も│専門家監修

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妊娠中は鰻に含まれるビタミンAを過剰摂取すると、赤ちゃんに悪影響が出る可能性があります。妊娠中は赤ちゃんへの影響を考えて、鰻の量を控えましょう。

鰻のほかにも、レバーやサプリメントなどもビタミンAが多いので注意してください。ただし、鰻を目安量より多く食べたからといって、すぐに赤ちゃんに影響が出るわけではありません。常識の範囲内で食べるのは問題ないので、安心してくださいね。

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